そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

四国の旅―2 第25日 中土佐町・大坂休憩所へ

2017年08月16日 | 2017年四国の旅-2
2月10日(金) 雪のち晴 シダ坂身代り地蔵前~大坂休憩所



6時10分、出発。夜半、月が煌々と照らしていたが、朝起きると粉雪が少し飛んでくる。

6時45分、後方は明けの明星が見えたり、青空がのぞいたりしたが、これから向かう方にはどんよりとした黒い雲。弱い粉雪が舞っている。


左手の小高い丘の樹林や畑やビニールハウスに雪が積もっている。きれいな景色で雨よりずっといい。




7時以後、降雪徐々に強くなる。道路の端は歩きづらいところも。










7時50分、大量の雪が本格的に舞い始める。




8時10分、方坂峠の上りにかかる。でもまだ、霧氷状の雪が美しい‥‥と感じるゆとり。




8時35分、方坂第一トンネル。


9時30分、歩道の積雪深くなり、靴はびしょ濡れで足冷たく、歩行が徐々に困難に。


9時50分、方坂峠を越えると、積雪は10センチを越すところが出てくる。気温「-2℃」の表示。


10時15分、37番岩本寺に近づくと、あれほど強かった雪は嘘のごとく急に止み、青空が見え、陽も差してくる。眩しい。
仁王門、


本堂と、


大師堂(左)と聖天堂(右)。


鐘楼。


これで後はゆっくりと晴天の下を歩けると思いきや、ふたたび降雪。しかも今度は時おり強風が吹きつけ、強烈な横殴りの吹雪が左から、前から、右から、後ろからと襲いかかった。足元は軽いラッセル状態。写真を撮る余裕なし。

13時、雪は相変わらずだが、いくらか弱くなった。


この間、雪中で3人のお遍路さんと、1人の乳母車のような4つ輪を押した「職業遍路」らしき人に出会った。みんなそれなりに大変。

14時10分、七子峠。


峠を過ぎてからは、ときどき風花のようなものが飛んできたが、天気は急速に回復。土佐久礼に向かって一気に下る。

前回泊まった大坂休憩所の位置が分からず、道路沿いの男性に尋ねたところ、休憩所が2カ所になったようで、お目当ての休憩所の方へ車で送ってもらい、さらに「今晩は寒いから気をつけるように」と言って、のど飴を20個ほどもいただいた。南無大師遍照金剛。

4時30分、大坂休憩所着。

岩本寺の先のスーパーで今夜の食料を調達した際にもらった新聞紙を靴に詰めて寝た。
雪は雲辺寺と横峰寺で終わりかと思ったが甘かった。

歩数  50179歩  (累計  1217288歩)
距離  33km    (距離累計 760km)
経費  646円    (経費累計 60773円)