風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

患者になってわかったこと

2016-12-13 | 健康


 ラジオ深夜便「明日へのことば」で、がん専門医の西村元一さんの話を聴いた。西村元一さんは消化器外科医だった。ある日、突然、ステージ4まで進行した胃がんで倒れ、「余命半年」を宣告される。医者の不養生ともいえるが、いきなり重症の患者という立場になり、患者になって初めてわかったこと、医療者の目線では到底分からなかったことや新しい気付きがあったようだ。新鮮な驚きと発見だったのだろう。そして、金沢赤十字病院副院長の西村元一さんはその体験をもとにあるべき医療について発信し、医療者と患者の間を埋めるような活動を始められる。



 話を聴いて、重篤な患者の体験をしたことのある医療者は多くのことを学び、考え、その過程を経て一段と温かい患者ファーストの医療ができるのかもしれないなあ。