河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

映画「すずめの戸締まり」

2024-04-27 23:51:42 | 映画
テレビ放映の録画したやつ。
映画館に観に行ってもよかったかもなあ。
3.11の震災で母を亡くした高校生すずめが、
各地の廃墟にある扉から災厄が出てくるのを
閉じて回る、というようなあらすじを見たけど、
「閉じて回る」がそういう感じとは思ってなかった。
なかなか激しい。
宮崎県にいたすずめが、閉じ師の大学生、草太と出会い、
廃墟の要石の封印を開けてしまい、
要石の猫の呪いで、草太は椅子にされてしまう。
叔母と二人暮らしのすずめは勢いで愛媛行きのフェリーに乗り、
図らずも家出してしまうのだが、その後、愛媛、神戸、
果ては東京まで行ってしまう。最後は東北にも。

物語は、悪くない。
でも、ここかしこにジブリ風味を感じてしまう。
災厄の「ミミズ」はもののけ姫みたいだし、
すずめが扉の向こうに見る常世は、ハウルの流れ星が落ちる原っぱだし、
叔母さんがすずめを乗せて漕ぐ自転車は耳をすませてを思い出す。
猫と少女でルージュの伝言をBGMにするのは確信犯だけど。

とりあえず、思いの外、喋って飛んで走る椅子が、面白かったな。

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