鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

薬師池公園の紹介

2015年06月14日 00時00分01秒 | 紹介

 薬師池公園は町田市のほぼ中央に位置し、鎌倉街道に面していて、野津田町にある谷戸である。1982年に新東京百景に、1998年に東京都指定名勝に、2007年日本の歴史公園100選に選定されている。

 

 町田市立の公園であるが、比較的こじんまりした人工池(農業用のため池を利用したといわれている)を中心として、近隣に、牡丹園、エビネ苑、リス園等を持ち、この時期はアヤメやハナ菖蒲が咲き誇っていて、見事である。写真家や、カメラを持った多くの来園者がいる。駐車場も格安で、入園料金については、薬師池は無料である。フォトサロンを有し、時期毎にイベントが行われている。

 

 感心するのは、薬師池の農作物販売所、フォトサロン等で働いている作業者は知的障害者である。リス園でも同様で、町田市がこのように知的障害者を雇用の場として利用していることは高く評価したい。池の周りには四季を通じて草花や、樹木があり、季節の変化を感じることが出来る。幼稚園の遠足や、介護施設等に入所している高齢者等が来園している。車いすでも利用できるため、気分転換や運動のために来ているのであろう。

 

 薬師池はもう少し暑くなると大賀蓮の開花を見ることが出来る。5キロメートルぐらい離れた小山田神社付近に古くから蓮田があり、そこから株を移して育成している。時期には写真撮影でどちらも行くことがあり、株の多さからすると小山田神社の蓮に軍配が上がる。

 

 町田駅や鶴川駅からバスで、自家用車の場合は、駐車場もあるが、土日は来園者で混雑するので、早めに出かけられることをお進めしたい。開園は午前7時からである。

 

 今回は野鳥の鳴き声はするが姿を見ることが出来なかった。川蝉も留鳥としてよく見かける。多くの野鳥も生息しているので、望遠レンズを持参された方がよい。冬場には多くのカモ類が飛来する。残念ではあるが、山から流れ落ちる水が濁っているせいか、池は常に濁っている。湧き水ではないのは確かである。

 

 町田市は交通の要衝で、小田急線と横浜線が交わっている。居住人口も多いが、都会の喧噪から離れて、自然を楽しむ場所として、人気があることは間違いない。