蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話 第415回
- 父の快気祝いでの長男の祝辞
お父さん、おめでとう。
でもこの夏は大変でしたね。*1
95歳の高齢でも元気はつらつ。いままで病気一つしたことがなかったのに、突然O157という訳の分からないウイルスにやられて2週間も入院したんだものね。*2
本日ご出席の大勢の皆さまにはお見舞いを頂いたり、お問い合わせを頂いたり種々ご心配をお掛けしました。
もう大丈夫と思います。最近はいつもの日課が復活。毎朝5時半に起床して近所の中之島公園を散歩してから帰宅してラジオ体操。それから麦飯と味噌汁と沢庵で朝ご飯を頂き、夜までは自宅で譜面を見たりオーケストラと練習したりしています。
お陰さまで、復帰後初のフェスティバルホールでの定期演奏会も、大成功でした。*3
ともかくクラシックの現役指揮者では国内どころか世界中の最長老なので、できるだけ長くこのギネス記録を延ばしていって欲しいと望んでいます。
いまベルリン・フィルから客演の誘いがあって、息子としては悩みの種です。
さてお父さん、どうしたもんでしょうかね?
- アドバイス
- 1 世界的に有名な長寿指揮者が、病いえて本復した快気祝いである。偉大な芸術家である父を尊敬し、誇りに思い、その健康を気づかう息子の気持が随所に滲み出ている。
- 2 心配してくれた関係者への謝意を忘れてはならない。ここからは、父親に対するよりも、むしろ客に向かっての謝辞となる。
- 3「人間国宝的存在」の今後のつつがなき活躍を祈ること切である。
「おらっちの要求が呑めないなら戦争だ」脅すロシアを君はどうする? 蝶人