周りからは本当は巨人ファンだと思われているが、王と江川と桑田は好きだがチームとしては好きではない。 特に江川は大好きだったが江川が好きと言うと、大多数の人は引き気味である。
江川が空白の一日を経て巨人の一員になった年に高校を卒業して入社した会社は新規事業として名古屋のメイラクが販売してヒットの兆しを見せていたメロディアン・ミニと言う使い切りのコーヒーフレッシュの後追い製品の製造販売だった。 ソフトクリーム原料にコーン、そしてMacシェークの原料とその道ではプチガリバーだった会社の次がコーヒーフレッシュだったわけだ。(業界用語ではポーションパックと言う)
CMに起用されたのが江川の空白の1日で阪神タイガースに一言も文句も言わずに移籍した小林 繁投手だった。 当然、新規新製品のCMに起用したのは小林繁投手だった。
彼が流れるようなアンダースローの投球フォームでピッチャー・プライドと一言、喋った。
商品名も「ピッチャー・プライド」だった。 結構、OEM商品で成長著しかったファミレスの名称をつけた製品もたくさん、製造した。(たしか、当時のファミレスはコーヒーは飲み放題だった。)
今日、小林 繁氏が心不全で亡くなったとニュースが流れた。 阪神を引退後は北新地に店を出して実業家として成功していたと聞いたがバブルがはじけて多額の借金を抱えて実業家の世界から身を引いて野球界に復帰してコーチをしているとは聞いてはいたけど57才、少し若すぎる。
小林 繁投手は好きでも嫌いでもなかったけど、私の好きだった江川投手の件で彼の人生はかなり変わったと思う。
波乱万丈、それも人生。 流されて生きるのも、それも人生。
やはり、人と人の係わり合いの中で人は生きて行くんだろう。
むずかしいのが人生か。
人生を揺さぶられると、人としての度量は大きくなるものかもしれません。
この繰り返しのような気がします。