初日、向島に渡り、向島大橋を渡ってイルカに乗った城ミチルの故郷、因島まで歩いて来て昼食を食べようにも飲食店が見当たらない、、、、、
しばらく歩くとローソンが有った。
ヘロヘロになって辿りついたローソンの軒先にザックを下ろそうとすると、その場所にチャリンコのタイヤが滑りこむのと、ほぼ同時だった。
まだチャリンコの持ち主の方が余力があったのか、咄嗟にタイヤの向きを変えてくれたので、私のザックはピンポイントで所定の場所に落ち着いた。
コンビニ弁当は口に合わないので普段は買わないが、今日は仕方ない。
シャケ弁を買って店頭のテント下のテーブルで食べていると、先ほどのチャリンコの持ち主がやって来て声をかけて来る。
どうも少し、障害が有るようで真剣に話を聞かないと言葉が充分に理解しづらい。
どうも自転車で東北とか全国各地を旅行しているようだ。
見せてくれた新聞の切り抜きは東北を旅している所を取材されているようだが色あせた新聞の日付は1987年だった。
そしたら歳下と思ったが私と同年代か少し年長の様だ。
どうも因島の地元の人の様である。
そして今治に行くのなら焼豚卵飯を食べるように勧められた。
とにかく美味いらしいが、会話の中では卵が2個入っている事しか分からなかった。
翌日、多々羅大橋の道の駅で昼食を食べる時に相席になった私と同年代と思われる一人で昼食中の男性は色々と声をかけて来る。
彼は真タラの握り鮨定食(1900円?)、私は鯛飯定食(880円)。 小心者の私は一人なら、お酒も飲まないで2000円近い、昼食は食べへんな~
2日目の宿泊地 道の駅「よしうみいきいき館」 では3人の間に妙な友情が芽生えた。
女性の肩越しに私と戯れる、でも女性は気付かない。
そして10m先には私達夫婦が娘と孫を連れて旅行に来た様なグループが有った。
どうも、漏れ聞こえる情報によると娘さんの御主人は医者で休みが取れずに不在の様だが幼子と私は頻繁に目があった。
目で幼子とアイコンタクトをとり、手のひらでワンコとスキンシップ。
誰にも知れず名前も知れず私とワンコと幼子は、この時たしかに赤い糸で結ばれていた。
今治に着いた私は銭湯に入って、とあるラーメン屋に入ったが別に、そのラーメン屋にはなんの拘りもなく他に店が見当たらないので入ったが、因島の彼から聞いた焼豚卵飯はその店にはなかった。
でもビールが止まらない!! 餃子も止まらない!! ビール追加でラーメンも頼むで!!
お腹パンパンでおます。
でも彼のお薦めの焼豚卵飯が気になる。
バスの発車は22時なので小腹がすいたら出発前に食べましょう。
焼豚卵飯と聞くと少しヘビーな印象を持ちましたが最近のラーメン屋がこぞって使う煮豚と違います。
炙った正真正銘の焼豚です、ペロリと完食しました。
さて、22時に今治を出発した夜行バスは大阪梅田にAM5時50分着。
AM7時に家に帰ると仕事の長男が食事中。
私がトイレに入ったので食後長男はウォッシュレットトイレではない階下のトイレに。
そしてお風呂に入って洗面所をフルチンでウロウロしていた私がうっとおしかったのか仕事の次男の歯磨き洗顔のタイミングを狂わせ、AM10時前からテレビの前に座って韓国ドラマを見始めた嫁に向かって、「エッ、普段そんなもん見てんのっか?」 と言うと嫁はキッ!! と私を見据えて「夜行バスなんかに乗って中途半端な時間に帰って来るから、みんなの朝のリズムのタイミングがずれてるねん!!」
ふっ、、、、 帰って来るなり怒られたぜ、、、、、、