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新型コロナウィルスとの戦いに打ち勝とう32

2020-07-19 00:25:04 | 災害復興支援(東日本・コロナ等)

 リスペクトコラムです。
 すっかり世の中はリモートマッチから有観客試合での再開に移行し、やっと選手を間近に観れて良かったという空気になっいますが、それとは逆行して東京を中心に新型コロナの感染拡大が進み、第2波がささやかれ、徐々にプロスポーツ界にも再規制への足音が聞こえ始めました。そんな中で今回のコロナ禍の時代で各Jクラブの今までの動きを上手く、コンパクトにまとめたコラムを見つけました、本当に上手くまとめておられます。内容の半分以上が当ブログの記事でも追っている内容ですが、面白く読ませていただきました。

【社会貢献で稼ぐのは悪いコト?[Jリーグ全56クラブ徹底分析・コロナ後の新常識]】
「(コロナ禍で)各クラブはそれぞれ創意工夫を重ね、さまざまなことに取り組んできた。これらを一つずつ分類していくと、大きくは3つのパターンに分けることができる。
①子どもへのアプローチの多様化
②既存ファンとのリレーションシップ強化
③地域・スポンサーとのリレーションシップ強化」
   
【第1弾 新規ファンはどうやって増やせばいい?】(①子どもへのアプローチの多様化)
<事例:J1川崎、J1浦和、J1名古屋、J1神戸、J1湘南、J1横浜C、J2松本、J2千葉、J2福岡、J2山形、J2町田>
〔川崎の算数ドリルは、クラブと子どもと地域をつなげる地域密着の象徴〕
「“遊び”のツールの提供だ。多くのクラブが、マスコットや選手のオリジナル“ぬりえ”、クロスワードパズル、クイズなどを配信していた。」
「“学び”のツールの提供もあった。『Jクラブד学び”の提供』といえば、川崎フロンターレの算数ドリルを思い浮かべる人も多いだろう。」
「このコロナ禍で時間も条件も限られていたが、その中でも多くのクラブが趣向を凝らして“学び”を提供していた。」
〔オンラインレッスンは新たな収益の柱となるか?〕
「多かったのは、選手によるリフティングなどの宿題チャレンジ動画の配信だ。またその宿題にチャレンジした動画をSNSで投稿するよう呼び掛けたり、抽選でオリジナルグッズがプレゼントされるといった施策も多く見られた。」
「新たにオンラインレッスンを始めたクラブもあった。」
「オンラインレッスンの取り組みは、将来的にクラブに新たな収益をもたらす可能性がある。リアルの場でのレッスンとどうすみ分けるかといった課題はあるものの、時間や場所の制約の無いオンラインは今後もその可能性を広げていくだろう。」
〔オンラインで「金の卵」をスカウトするのが常識になる?〕
「夢を描くことすら難しくなってしまった子どもたちに、夢をつかむチャンスを創るという目的の下で、湘南が4月に立ち上げたのが『BELLMARE DREAM BOX(ベルマーレドリームボックス)』というオンラインスカウトのプロジェクトだ。 YouTube(限定公開)に投稿したプレー動画をクラブのアカデミーコーチが確認し、優秀な選手はアカデミーのスカウトリストにドリームメンバーとして登録される仕組みとなっている。」
「見逃されていたかもしれないダイヤの原石も、選手が自ら売り込むことも容易になるわけで、移動の制限が続くかもしれないWithコロナの時代においては、こうしたオンラインスカウトが一気に主流になっていくのかもしれない。」
〔新しいファンをいかに増やしていけるか〕
「これまで、Jクラブと子どもたちの接点といえば、サッカー教室や学校訪問が主流だった。それらは今後も変わらずに続けていければもちろんいいが、Withコロナの時代において、必ずしも今まで通りにはいかなくなるかもしれない。回数や参加人数が減る可能性もある。オンラインも含め、どうやって子どもにアプローチしていくのか、新たな発想が求められていくだろう。」
     
【第2弾:Jリーグは年間“たった20日”しか稼げない?】(②既存ファンとのリレーションシップ強化)
<事例:J1横浜FM、J1鹿島、J1名古屋、J2水戸、J3今治>
〔クラブにとって最も重要なファンとの関係性をどう深めるか〕
「(コロナ禍の中で)各クラブはさまざまな方法を使って、ファンとのリレーションシップを図った。多くのクラブがまず取り組んだのは、YouTubeなどでの動画の配信だ。『STAY HOME』の呼び掛けなどのメッセージ、選手同士のトーク、お家トレーニングやお家遊び、手洗い、過去の試合映像などのコンテンツを公開している。」
「動画コンテンツはクラブの資産として残り続けるものなので、決して無駄にはならないはずだ。今後公式戦が開催されるようになった後も、いかにしてファンのニーズをつかんでいくかがカギとなるだろう。」
〔急激な広がりを見せた、オンラインのトークイベント〕
「次に多くのクラブが取り組み始めたのが、オンラインイベントの開催だ。特に『Zoom』などのツールを活用し、選手と双方向に交流できるトークイベントは、今回のコロナ禍で急速に広がったといえるだろう。」
「各クラブとも基本的にはファンクラブ会員やシーズンチケット保有者を対象としており、ロイヤルティーの高いファンとのリレーションシップを、公式戦を開催できない間にも深めていきたい考えが感じられる。」
〔リーグで導入検討が報道された「投げ銭」。実際にテストしたクラブは?〕
「新たな収入源の創出という意味では、Jリーグでも導入検討が報道された『投げ銭』(※ライブ配信中に視聴者から配信者へと寄付できる仕組み)がすでにいくつかのクラブで試されている。」
「ここに挙げた以外のクラブでも投げ銭を導入していくといった報道がここ数日続いている。各クラブが独自で導入を続けていくのか、公式戦においてはリーグで一括導入していくのか、今後の動向が注目される。」
〔ホームゲームの無い345日に、どうやってお金を稼ぐか〕
「オンラインイベントの利点は、場所や人数の制約が無いことが挙げられる。」
「実際の公式戦でも可能となれば、スタジアムに来場できなかった人から収益を得ることも可能になる。さらにいえば、場所の制約が無いことから世界中から参加することが可能になるので、例えばタイ人選手がチームに所属していれば、タイからの投げ銭・ギフティングも期待できるようになる。これまで以上にアジア戦略・海外戦略が実を結ぶことになるだろう。」
「ホームゲームに観客が入ることを前提とした既存のビジネスモデルではなく、観客を入れることができなくてもお金を稼ぐことのできる新たなビジネスモデルを、いかにして創り出せるか。そして、ホームゲーム開催日以外の残りの345日に、いかにして収益をあげていけるか。これまでの延長線上ではない、まったく新しい発想が必要になってくるだろう。」
    
【第3弾 社会貢献で稼ぐのは悪いコト?】(③地域・スポンサーとのリレーションシップ強化)
<事例:J1川崎、J1鹿島、J1名古屋、J1湘南、J1清水、J1鳥栖、J1横浜C、J2松本、J2東京V、J2岡山、J2山口、J2群馬、J2北九州、J3福島、J3沼津>
〔プロスポーツクラブを取り巻くステークホルダーは実に多種多様〕
「Jリーグのクラブはコロナ禍で大きなダメージを受けたが、それはこれらステークホルダーも同様だ。そこで全てのクラブが何かしらの形でステークホルダーへの支援を積極的に行っていた。多く見られたのが、公式サイトやSNSで、スポンサー企業の商品やサービス、地域でデリバリーやテイクアウトが可能な飲食店やその掲載マップなどの情報を発信。専用の特設ページを開設するクラブも多かった。飲食店に対して、具体的な“場所”を提供するクラブもあった。」
〔ファンの力をステークホルダーの支援に換える〕
「中には、ファンの持つ大きな力をステークホルダーに対する支援へと換える取り組みをしているクラブもある。」
〔社会課題の解決に取り組むクラブも〕
「また社会課題の解決に取り組むクラブも多く見られた。チャリティーグッズの販売やオークションを実施し、その売上額を地域の医療機関や学校、自治体に対して寄付したり、クラブに備蓄されていたマスク、ポンチョ、ボールなどを寄贈するといった取り組みも見られた。
 ファンの協力を呼び掛ける施策として、例えば湘南ではシーズンチケットを持つファンに、今季のシーズンチケット特典の一つであるポンチョの未引換分を医療機関へ寄贈させてほしいと呼び掛けていた(賛同者の分のポンチョをクラブから寄贈)。」
〔ファンは顧客ではなく「共に創る仲間」〕
「ファンの持つ力は絶大だ。一人ひとりのできることは小さいかもしれないが、クラブという媒介を通じて団結すれば、非常に大きな力となる。」
「『共創』というワードがさまざまな業界で使われるようになっている。企業と顧客をサービスの提供者と消費者という関係性ではなく、一緒になって新しい価値を生み出していく関係性を築いていくという考え方だ。」
「『共創』は、必ずしも何か具体的な“モノ”を創ることに限定された話ではない。そのクラブにしかできない活動、そのクラブにしかできない支援。そうした唯一無二のクラブそのものの価値を『共に創る』ことこそが、『共創』といえるだろう。」
〔社会貢献と「お金を稼ぐ」ことを両立させる〕
「地域の誰かが困難に陥ったとき、クラブ単体ではできないことも、他の誰かならば、あるいは他の誰かと協力すれば、ふさわしい支援ができるかもしれない。普段から数多くのステークホルダーと連携しているプロスポーツクラブだからこそ、その媒介者となることができる。クラブが地域の人々をつなぎ、地域を一つにする役割を担う。それこそがプロスポーツクラブの唯一無二の価値であり、今後はそうした価値をさらに具現化してクラブの収益へと転換していくことが求められるのではないだろうか。」
「サッカーができなくなったこの間、各クラブはあらためて『自分たちの存在意義とは何か?』という命題を突き付けられたに違いない。それらを中断期間の一時的なものとして終わらせるのではなく、『レガシー』として未来へと生かしてほしい。いつか、コロナ禍の厄災にも“意味”があったよねと振り返ることができる日が訪れることを願って。」
引用:REAL SPORTS ※IEでは読めません。

 ちょっとボリュームが多いので、各クラブの細かい事例は省略させてもらいました。クラブが行った取り組みは引用元記事から読みに行ってください。なお、この「REAL SPORTS」さんはIE(インターネットエクスプローラー)では閲覧できません。こういうサイトも珍しいです。当ブログでも今まで、引用元として出てきて観に行っても表示されないよなぁと思って、別のブラウザ(Chromeとか)で観て見ると「観れるわ」と。

 記事の最後には「共創」という言葉が出てきます。この言葉は最近、シャレンとかJリーグのあちこちのシーンで出てくる言葉。Jリーグの使命である社会貢献とどう並走させていくか、収益をあげながら地域と共存するために、自分達の存在意義を定めていくか、今回のコロナ禍の中で再発見できたのではないのでしょうか。
 ただ、ここで締めてまとめに入ってはいけません。あくまで通過点。たぶんまた再規制が起きるでしょう。当ブログの今後の予想は、東京で近いうちに新規観戦者が300人を超え、全国で若者以外に感染者が蔓延し、国がイベント関係で8月から予定されている緩和策をストップするでしょう。蔓延の拡大が抑えられなければ、東京などの都市圏の会場からリモートマッチに切り替えていかれるでしょう。秋頃には、同じ一つの節でも、「開催中止●試合、リモートマッチ●試合、有観客試合●試合」とまばら状態になり、いわゆる間引き開催時代に以降していく。12月になった時に、Jリーグが当初定めたシーズン成立条件に合致できるかどうか。ひょっとしたら、シーズンが成立できずに「優勝」ではなく「1位」という扱いになり、タイトルを求めて天皇杯に臨んで下さいという流れになるのかなと。すいません、今日も長くなってしまいました。

 話は変わり、今日DAZNでJ1の試合、柏対湘南戦を観ていました。何と元岡山の仲間選手が先発出場。試合の中でも攻守に大活躍。PKをゲットし、自ら得点も決め、フル出場のまま、ヒーローインタビューに立っていました。すっかりレギュラー入りしちゃった印象です。岡山で調子が良かった頃のままで、カッコ良かったです。これからも頑張って欲しいですね。いつか日立台へ行って、サインもらいたいですね。コロナ後かな。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

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