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Jリーグファミリーの資格88

2019-08-10 00:01:02 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 今日、市内某所でJFL奈良の中川社長の経済講演を聞き、やっぱ奈良さんはすごいやと思いました。「そのうちに、ファジアーノさんを叩かせてもらいますので」と口にされ、成績だけでなく、公共財としても数年後には抜かれるかもしれないと、個人的に思ってしまいました。今は無きネクストとの試合で、Cスタに来られたのを思い出しました。そういえば、「付加価値が高い公共財Jクラブ」にまだ入れていなかった事を思い出し、この記事を書く事にしました。内容は前回とほぼ同じですが、カテゴリを一つ増やして奈良さんを加えております。

 当ブログで、二卿とか耳慣れないキーワードが出てくる事があって、訳がわからないと思った読者の方もおられると思います。いい機会なので、今回きちんと整理して記事にしたいと思います。まぁ、歴史マニアが勝手にほざいている事なので、ネーミング自体は余り気にしないで下さい。  3カテゴリ8クラブを付加価値が高いと当ブログで(勝手に)評価していますが、「付加価値が高い公共財Jクラブ」と今後(勝手に)呼ばせていただこうと思います。これらに共通しているのは、選手による社会・地域貢献活動をしっかり行い、ホームタウン活動を通して、しっかり地域の隅々にまで根が張れており、地域の宝となっていること。
Jクラブの付加価値関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170206
    
【カテゴリ1:二卿】・・・「七卿落ち」は公家、「御三卿」は江戸時代中期に徳川家から分家した大名家ですが、概ね公家のイメージ。
 親企業のある市民クラブとしてタイトルも獲得している。地域の公共財として特に優れ、社会・地域貢献活動や異競技連携では突出した存在であり、よそのクラブもなかなか真似のできないレベルに達しており、Jリーグ百年構想の優等生的存在になっている。
・J1川崎  
 Jクラブの付加価値分析:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130825  
 クラブ関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181118
・J1湘南: 
 Jクラブの付加価値分析:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120123
 クラブ関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181102  
 Shooty記事:http://shooty.jp/13795

 もうこの2クラブは別格ですね。川崎さんはイベントや普段の選手による貢献活動、湘南さんは異競技連携で現在、東京五輪を目指しています。両クラブとも、貢献活動に力を入れてもチームは強くなれる事を実践して見せてくれました。川崎さんのそのスタンダードは今やJリーグ全体のものとなりつつあります。共通点は2クラブとも激戦地の神奈川県に所在。激戦地だからこそ、付加価値が高まるのかな。   
     
【カテゴリ2:御三家】・・・徳川幕府の初期の頃に将軍になれる血筋の親藩大名。
 親企業が無いのに、J1で一定の成績を残している。特に地域の公共財としての高い地位を長年キープし、ホームタウンの隅々にまで根が張れている。また、二卿と同様に復興支援活動等の社会貢献活動でも地域の宝として多大な影響の残している。
・J1仙台:
 Jクラブの付加価値分析:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111230
 クラブ関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181103
・J2新潟:
 Jクラブの付加価値分析:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140709
 クラブ関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181114
・J2甲府:
 Jクラブの付加価値分析:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130811
 クラブ関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180325

 この3クラブはとにかく地域の隅々まで支援の根を張り巡らせているイメージです。仙台さんはどこまでかはわかりませんが、新潟さんと甲府さんは「全市町村」というキーワードがあります。マーケティングか何かは知りませんが、県庁所在地でスタジアムがある1市しか注力しようとしない価値観とは違いますね。御三家・三天王はまさに県民クラブという称号が似合いすぎる地域の宝でしょう。
   
【カテゴリ3:三天王】
・・・元言葉は徳川「四天王」。武家的には重臣ですが、元々は仏教を守護する四つの神から来ています。
 二卿、御三家よりは歴史は浅いが、親企業の無い市民クラブとして、社会・地域貢献活動のレベルは高く、ホームタウンの地域の隅々まで根が張れている。二卿、御三家と並び、サッカー以外でも充実した活動を年間通して行っており、Jクラブの模範とも言える存在である。
・J1松本:
 Jクラブの付加価値分析:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111030
 クラブ関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181125 
・J2山口:
 Jクラブの付加価値分析:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180623
 クラブ関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180930
 Shooty記事:http://shooty.jp/13739
・J1札幌
 Jクラブの付加価値分析:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190212
 クラブ関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180919 

 この3クラブはどちらかと言えば新興勢力です。札幌さんには失礼かもしれませんが、野々村社長になって化けた思っています。これらのクラブはホームタウンの中の小さな町も同じホームタウンとして大事に平等に扱っているイメージがあります。営業効果が見込めそうにないから、県北に営業に行くのを辞めて、ホームタウンが縮小化しているような事例とは大違いです。松本さんなどは、行政の方からホームタウンにならせて欲しいと陳情されるくらいに地域の宝となっています。
     
【カテゴリ4:三本槍】・・・元言葉は「賤ケ岳の七本槍」。武家的には若手の有望格です。今後カテゴリが上がっていく存在。
 上の3カテゴリよりはまだ歴史が少ないが、普段しっかりと地域に根を張る活動ができている存在。親企業の無い市民クラブとしても、社会・地域貢献活動のレベルは高く、この段階からここまでできれば将来が楽しみ。
・J2鹿児島: 
 クラブ関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181202 
・J3鳥取:
 Jクラブの付加価値分析:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121021
 クラブ関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181008
・JFL奈良
 クラブ関連記事:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181210 

 このうち、鳥取さんはJ2時代まで多くの好事例を紹介させていただき、J3が長い今でも「復活!公園遊び」をはじめとする取り組みの評価は高いです。最近では「Shibafull(しばふる」など、かーねる氏が頑張っておられます。元選手の塚野社長さんはお元気でしょうか。鹿児島さんも社長さん、加えて「地域連携部」と部署名変更も素晴らしい。奈良さんはやはり中川政七商店の中川会長さんですね。
 あと、このシリーズには別扱いが2クラブあります。まずは柏。親企業のある市民クラブとして、「カリスマの存在」カテゴリで昔から紹介しており、今も変わらず付加価値が高いと思っています。今季はJ2に来てしまったので、露出が少なくなっています。もう1つはJ2岡山。地元チームだからという理由。まぁ、そんなところですか。

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