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他スポーツの話題・事例36

2017-11-15 00:01:10 | スポーツ文化・その他

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 世界の流れで、VARはすっかりスタンダードになってきました。Jリーグでも来季から試験的に導入が決まっているとか。いろいろ報道を見ていると、ヨーロッパで主要リーグでは通常運用が始まっている様子で、まだトラブル的なものも伝わってきます。日本が面白いのが、日本協会はまた違う動きを見せている事。先日観戦に行った天皇杯では追加副審が出ていました。審判という「人間」の問題なので、審判も含まれる日本協会はしょうがないのかなとも思います。
 そんな中で、サッカーではありませんが、日本のプロ野球で面白い動きが出てきました。何と、チャレンジ制が導入されるそうです。実は当ブログもVARはもちろんの事、その先は「チャレンジ制」での活用を提唱します。今朝の山陽新聞とスポーツ報知の記事を引用して紹介します。
   
【山陽新聞朝刊】
「プロ野球で来季から判定に異議がある際に監督が映像による検証を要求できる『リクエスト』制度が導入される事が13日、東京都内で開かれた12球団による実行委員会で決まった。」
「米大リーグで実施されている『チャレンジ』と同様にベンチから求めることができるようになる。」
「監督がベンチ前に出て、手で四角をつくるジェスチャーで球審に合図する。権利を行使できるのは九回までに2度、延長戦では1度で、判定が覆った場合、回数は減らない。審判員は控室でテレビ中継映像を確認し、5分以内に結論を出す。検証中は球場の大型ビジョンで同じリプレー映像を流すことができる。」
「来季のオープン戦では12球団の本拠地球場でだけ、公式戦では全試合で実施される。」
引用:山陽新聞


【NPBでも来季から“チャレンジ”導入…判定の映像検証、監督が要求可能】
「プロ野球で来季から判定に異議がある際に監督が映像による検証を求めることができる制度が導入されることが12日、分かった。現在は審判員が必要と判断した場合のみリプレー映像での検証を行っている。米大リーグで実施されている「チャレンジ」と同様の制度で13日に日本野球機構(NPB)で開かれる実行委員会で正式決定し、発表される。
 現在も本塁打かどうかの判定や本塁でのクロスプレーなどでリプレー検証が行われているが、監督から要求することはできない。新制度では「リクエスト」として規定の回数以内で検証を求めることができるようになる。来季オープン戦(本拠地のみ)から導入し、公式戦では地方開催、ポストシーズンを含め全試合で採用される予定だ。」
引用:スポーツ報知

 報道の内容では、チャレンジは韓国や台湾、MLBのプロ野球では制度化され、遅ればせながら日本も続く様子。 「チャレンジ」の対象となるのは本塁以外でのアウト、セーフやファウル、フェアの判定とみられ、1球1球の判定は対象外だとか。現在のリプレー検証も併用され、本塁や二塁でのコリジョン(衝突)プレーはこちらで判定されるようです。今やテレビ中継は放送の有無はともかく、映像はあります。その映像が判定に活用されるようです。各スポーツでのビデオ判定導入実績は以下のとおりです。
   
・アメフト: NFLで'86年から'91年で一度導入され、システムを練り直して'99年に再導入。
・大相撲: '69年から導入。
・テニス: '06年にホークアイ方式を導入。
・ラグビー: '08年にトップリーグで導入。
・ボクシング: WBCで'08年より正式導入。
・柔道: '07年より本格的に運用。
ショートトラックスピードスケート: '06年トリノ五輪より導入。
・レスリング: '09年からチャレンジ制として導入。
・バレーボール: '14年の世界バレーより導入。Vリーグでは'16-17年シーズンから導入。
・バスケ: NBAでは'02-03シーズンから導入。Bリーグでは開幕年の'16-17シーズンから導入。

 これらの他スポーツでの導入の歴史を調べると、何か大きな誤審が起きた事をきっかけに導入されるパターンが多いようです。運用の仕方や基準などがコロコロと変わって、なかなか浸透まではできていないようですが、徐々にスタンダードになるつつあります。当ブログでは余り遠くない将来に、JリーグでVARが浸透し、チャレンジ制も導入されている事を予言します。例えば、J1リーグに試合で、ボールしたかどうか微妙なシーンで、主審がノーゴールと判定したら、攻めているチーム側の監督が飛び出してきて、手で四角を作って、チャレンジを要求。3分間主審がビデオ確認を実施。観客は手拍子しながら、判定を待ち、オーロラビジョンにスロー映像が流れた後に、主審からゴールの再コールをアナウンスという風に。Jリーグで導入された試合を早く観たいですが、突然主審が止めてビデオ判定に入るシーンよりも、チャレンジによる判定の方がいいですねー
VAR関連④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171025
 〃    ③:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170428
 〃    ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161216
 〃    ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160912

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