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選手・現場の声57

2022-08-19 00:01:27 | スポーツ文化・その他

 リスペクトコラムです。
 TBS(RSK)の日曜劇場の「オールドルーキー」。毎週観させていただいています。早いものでもう6話が放送されました。プロスポーツ選手のセカンドキャリアと、スポーツマネジメントがテーマであり、セカンドキャリアも時折取り上げている当ブログとしては、とても参考になります。
 放送済みのストーリーについて、ポイントを押さえながらリスペクト記事にしようという事で、今回第2話から第3話まで一気に取りあげていきます。新町家のヒューマンドラマ部分は省略します。
   
【羽ばたけ!少女スケートボーダー】
 牧村ひかり選手。スケボで全国ジュニア大会史上最年少(9歳)で優勝。パリ五輪を目指して今から契約を結ぶ。スケボはトップ選手の年齢が低い。スケボーは遊びで、ファッションでライフスタイル。スポーツマネジメントで一番大事な事は、アスリートの気持ちを尊重する事。でなければ信頼を得られない。契約(スポンサー獲得)を狙ってきたが。父親兼コーチの悠一は、ムシが良すぎんだろと門前払い。
   
 牧村のスポンサー探しを始めるが、スケボー店で「すげえ子だが、ボードと友達になっていない。スケボーはボードとどれだけ仲がいいかがあるが、何か距離感がある。心からスケボーが楽しくてやってる子と、親から言われてやってる子は違う。コーチの親父はコーチができない。素人には限界がある」と聞く。ライバルのWPM社(世界再大手のマネジメント会社)は、プロのコーチをつけるという提案もしていた。

 「怪我はトモダチ」という牧村の声。女子でできる選手が世界で10人もいないトリック(技)を本当はやりたい、悠一がいない時にこっそり練習している。ネットに上がっている動画を見て自分でやる。スケボーは出し惜しみしない。できたトリックをみんなで教え合う。ライバルじゃなくみんな友達だから。パリ五輪に出たいが、それよりも目の前でみんなのすごいトリックを見てみたい。みんなの目の前で自分のトリックを決めてみたいと本音を聞く。父親の勝てというプレッシャー、学校を休んで練習すると友達に会えない。スケボーの楽しさは世界中に友達ができる事。
   
 しかし、自分で育てたい悠一は、ビクトリー社が提示した「金は出すが一切口は出さない」という契約条件を飲む。深沢が出した契約書にハンコを押そうとした際、新町がひかりに意見を求めた。すると、牧村は「ずっとお父さんがコーチは嫌だ。私はアメリカに行きたい。アメリカに行ってプロのコーチに指導を受けたい」と本音を告白。WPM社はできるだけ早く世界に出て行くべきだ、学校教育も怠ってはいけない。国際スクールを持っていると提言。
 新町らはスポーツマネジメントはアスリートのために頑張る仕事だから面白いとして、WPMに行き、共同マネジメント契約を結ぶ。牧村のマネジメントを分担し、国内の活動はビクトリー社。プロの証とする選手名が入ったボードの販売権をビクトリー社が持つ。
 WPM社が用意した新コーチで難解な新トリックに成功。「あんな顔で楽しそうに滑るのを始めて観た。わかっていた。ひかりが自分の手から離れていく事。こんなに早いとは思わなかった」と悠一。

【牧村ひかり役】
 佐竹晃選手。 役柄と同じ9歳で、キッズクラスの大会で優勝経験もあるスケボーの選手。 スケボーシーンの説得力を持たせるため、実際の選手である彼女に白羽の矢が立ったとか。 演技経験ゼロの彼女は出演が決まってから2カ月以上の演技の猛特訓を受け、今回のドラマデビュー。
【本物のアスリート登場】
 バドミントン混合ダブルス日本代表の渡辺勇大・東野有紗ペア、アルペンスキーヤーの新井真季子などが本人役で登場。また、写真のみの登場だが、中村憲剛さんも登場。東京五輪のスケボー女子パークの金メダリスト・四十住さくらも、ひかりのコーチとして出演。実際にも佐竹がスケートボードを始めた頃から練習を見守ってきた存在で、佐竹の起用には彼女の推薦もあったとか。

 東京五輪で上位を独占したスケボ競技を思い出します。ドラマ同様に同世代ばかりでした。一番インパクトが強かったのは、スケボーは出し惜しみしない。できたトリックを(動画で)みんなで教え合う。ライバルじゃなくみんな友達だからというセリフ。東京五輪でも優勝した選手にみんな駆け寄り讃え合っているシーンに感動したものでした。今回は本物の選手だったので、ストーリーにリアリティと迫力が満載でした。コーチ役も実際のメダリストってすごいです。
 あと、WPM社はIMGアカデミーに見えました。かつて錦織圭選手が留学していたアメリカのスポーツアカデミー、ボーディングスクール(寮を併設するスクール)です。そして第3話です。 
   
【超えろ!ビッグマウスのマラソンランナー】
 秀島修平選手。パリ五輪を狙うプロマラソンランナー。世界記録を狙うとビッグマウスだった秀島選手は10位と惨敗。敗戦ショックの精神状態なのに、試合後インタビューに出されてた逆ギレ状態の秀島に新町が同情する。その後SNS等で炎上。メディア対応はマネジメントの大事な仕事。
 秀島はビクトリー契約解除を申し出るが、深沢からの担当替えを希望し、アスリートの気持ちがわかってくれると新町を指名。Aランクの契約アスリートのために、新町に託す。秀島は9月の大会(4ケ月後)への出場申込を依頼。次のレースまで半年は空けるのが常識だが、リベンジに燃える。選手が無理をするのを止めるのもマネジメントの仕事。レース出場を慰留するが聞き耳を持たない中、練習妨害などの嫌がらせに遭う。
 トップアスリートは肉体的には強くても、精神的にはとてもデリケート。トップアスリートの多くがメンタルに問題を抱えていると言われている。秀島は自分で自分を奮い立たせるためにビッグマウスになっている。その後、秀島は春合宿した軽井沢に雲隠れ。新町は逃げてはいけない、一番リスペクトしている深沢が一番の適任と語り掛けた結果、秀島は深沢の担当復帰を連絡するが、深沢が固辞(失敗が怖いのか)。
 何があっても味方でいてくれる存在が必要と深沢を説得。アスリートという人種は基本的にみんなわがまま。自己中心的で他人の顔を伺ったりしない。でもどんなわがままも聞くのが、マネジメントの仕事なのか。秀島に自分の本当の気持ちを伝えるべきだった。秀島にとって深沢は最強の味方だからと。結果、深沢は承諾するが、9月のレースに出ない事が条件。今まで勝ったレースはすべて半年以上の準備期間があった、負けたレースはその逆と力説。秀島は快諾。

 ビッグマウスのアスリートといえば、一番は本田選手かな。まぁ自分を奮い立たせるために大風呂敷を口にするという事か。試合結果が悪い時に、記者会見に出すべきか、出さないべきかという問題は今までもいろいろ論じられていましたね。すぐに思い出すのが大坂なおみ選手です。確かに少し意地悪な質問をするのもマスコミだし、それに負けないメンタルも必要なのかもしれませんが、これは何とも言えませんね。
 あと、社長の「トップアスリートは肉体的には強くても、精神的にはとてもデリケート。トップアスリートの多くがメンタルに問題を抱えていると言われている。」というセリフ。確かに世界中の目に見られながらプレーをしている訳ですから。顔もプライベートも晒されて、時にはスキャンダルも・・・ 普通のしがないサラリーマンである筆者には到底できない事。このドラマを観ていて、テロップに目が留まりました。結構知った名前が次々と流れていきました。
   
テロップ
協力:青学陸上競技部、流経大陸上競技部。応援旗協力:サッカー日本代表サポーター。スポーツマネージメント監修:SPORTS BIZ、SPORTS BACKS、スポーツコンサルティングジャパン、スポーツ協力:Jリーグ、公財)日本サッカー協会。
グッズ提供:J1鳥栖、J2岩手、山形、水戸、群馬、大宮、東京V、町田、横浜C、岡山、熊本、琉球、J3横浜、松本、富山、藤枝、岐阜、讃岐、北九州、B1宇都宮、千葉J、川崎、島根、琉球

 まさかこのドラマで、地元のJ2岡山が出るとは思っていなかったです。グッズ提供だそうですが、そんなにサッカーのグッズは出て来ないのですが、まさか新町の長女がプレーするサッカースクールのシーンの細かいアイテム1つ1つだったりして。まぁどうでもいいのですが。
 うーむ、リスペクトできたのはまだ第3話までか。もう第7話まで終わってるし、当ブログのリスペクト記事も頑張らねば。やはり、もう少し内容をコンパクトにして、3話分に仕上げたい。面白いドラマですね。バスケがBリーグクラブの実名で出て来たし、次はプロバレーボール選手とか。今後も楽しみです。
TBS公式HP「オールドルーキー」ページ:https://www.tbs.co.jp/OLDROOKIE_tbs/
オールドルーキー関連③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220731
   〃      ②:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220402
   〃      ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220621
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

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