J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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Jリーグファミリーの資格102

2021-06-02 00:01:00 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 リスペクトコラムです。
 今回はネタ帳(J’s LINK等で目の止まった事例を事前キープ)からの事例で、当ブログではめったに出てこない藤枝さん。元々ネットオーナーシステムのクラブというイメージを持っていましたが、すっかりJ3の主要クラブになってきましたね。もう少し早くアップしようと思っていましたが、今日のタイミングとなりました。藤枝さん、素晴らしい活動です。J3ではもったいないような価値観です。
   
【4/10 2021福祉支援プロジェクトをスタートしました】
「本取り組みはホームタウン内の障がい者就労継続支援事業所と共に、プロスポーツの現場を通じて多くの人が社会で活躍できる環境を作り上げることを目的とし、パートナー企業様のご支援のもと2020シーズンよりスタートした取り組みです。
 第1回目となる今回は焼津市内の5つの事業所より職員様を含む35名の方にご参加いただきました。パートナー企業のトヨタユナイテッド静岡株式会社様は、実際の活動にもご一緒いただきました。
 この日の活動内容はスタンドの座席拭きと消毒です。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、5,000席ある座席を清掃・消毒いただきました。
 試合前には福祉支援プロジェクトスタートセレモニーを行い、パートナー企業代表者様、福祉事業所代表者様、そして事業所の所在する行政を代表し焼津市 下山晃司副市長にご参加いただきました。ご支援ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。
 本プロジェクトは、今後開催する有観客のホームゲーム当日において6回程度の実施を予定しております。これからも藤枝MYFCは社会課題や共通のテーマに、地域の人々・企業や団体・自治体・学校なとど連携し積極的に取り組んでまいります。」
「パートナー  明治安田生命静岡支社様/株式会社村上開明堂様/トヨタユナイテッド静岡株式会社様/株式会社マルフク様/有限会社ロード・ワン様/株式会社紅建通商様 ※シーズン前半6回分
協力  焼津市健康福祉部/焼津市内就労継続支援7事業所(4月14日現在)」
引用:J3藤枝公式HP
   
【藤枝MYFCとの福祉支援プロジェクトについて】
「福祉支援プロジェクトとは
 焼津市障害者自立支援ネットワーク就労支援部会では、福祉事業所利用者の工賃(労働の対価)や労働意欲の向上などを目的とし、様々な活動を行っています。藤枝MYFC、福祉事業所、焼津市での協同による福祉支援プロジェクトはその活動の一つです。藤枝総合運動公園サッカー場のスタジアム観客席の拭き掃除等を、焼津市内の福祉事業所に依頼しています。
 障害者の工賃はスポンサーの出資により賄われています。このプロジェクトは社会参加の側面もあり、「稼いだお金をサッカー観戦のチケット代として使いたい、そのために頑張る」という利用者の声も聞かれ、障害者の働く目的が生まれるなど、就労支援部会の目的に即したプロジェクトとなっています。」
引用:焼津市公式HP

 この取り組みはJリーグシャレンでの活動としても今季エントリーされています。まさにクラブを最も象徴する事業のようです。同じ象徴する事業でも商業的な事業(スタグルやグッズ等)ばかりであったら、「結局、自分らだけ潤えばいいのか? 地域はどうでもいいのか」と後指を指されて、永久に地域に根が張れないと思います。その点、相模原さんは、地域の宝としての存在感を発揮されていますね。相模原さんの公式HPをチェックしてみたら、いい事例が次々と出てきました。さすがです。

【商店街ご挨拶回り】
「選手・スタッフ一同は旧東海道沿い商店街を回り、店舗・企業の皆様に開幕戦に向けてのご挨拶を行いました。2018シーズンより開始した本取り組みは、2020シーズン新型コロナウイルス感染拡大の影響により実施が出来ませんでしたが、この度感染対策を徹底したうえで実施することができました。」
引用:J3藤枝公式HP
   
 必勝祈願の後に地元商店街に挨拶周りと言えば川崎さんですね。実は障がい者の方の社会参加活動も川崎さんが以前にされており、まるで川崎さんの後を追うように実施されています。いい事です。今まで口にしていなかったですが、一つ当ブログの持論があります。「全57クラブがフロンターレ化すれば、世界一のプロリーグになる」と。社会貢献面だけではありません。今の川崎さんはどうですか? 史上最強のクラブと化しているではないですか。一時はシルバーホルダー、社会貢献活動するから優勝できないと言われていたクラブが、今や無双の名実とものチャンピオンです。Jクラブの皆さん、フロンターレ化しましょう。上部カテゴリに昇格できるし、J1なら優勝できますよ。ちょっと大げさですが、本当にすべてのJクラブが川崎さんのようなクラブになったらいいのにとよく思います。

【ホームタウン会議】
「クラブを中心に地域の連携強化と問題解決を進めることを目的に2020シーズンより発足しました。
 4市2町(藤枝市・焼津市・島田市・牧之原市・吉田町・川根本町)を順に会場とし、定期的に開催。クラブと各地域との取り組みを紹介するほか、試合会場にて各地域をPRする「ホームタウンデー」、選手やスタッフが地域を訪問しサッカー指導や講話などを行う『ホームタウン活動』について、情報共有や意見交換を実施しております。」
引用:J3藤枝公式HP

 これは当ブログの「Jクラブの付加価値」の中の「ホームタウンミーティング」に該当すると思います。いいですね、地元行政としっかり連携ができていると思います。スタジアムや練習場周りの地域しか相手にしない価値観とは随分違うと思います。この「ホームタウン」というキーワードもしっかり付き合っているクラブもあれば、普段の露出が少なく死語化しているところも見受けられますね。

 改めて藤枝さんについてリスペクトしてみました。'09年に創設し、'13年にJリーグ準加盟して'14年にJリーグ入会(J3昇格)。わたし(MY)のフットボールクラブ(FC)がチーム名の由来で、インターネットオーナーシステムの投票によって決定。エンブレムもネットオーナーの投票によって選出。
 このネットオーナーシステムですが、かつてはイギリスのマイフットボールクラブに次ぐ世界で2チーム目の「ネットオーナーシステム」を採用し、ネットオーナーによる議論・投票により、戦術・運営・強化方針・人事などを決定していましたが、2015年(J3リーグ2年目)にネットオーナーサイトを閉鎖しています。ちなみにネットオーナーの会員数は無料時代は3-400人、有料時代は60人程度だった模様で、活動は困難な状況にあったとか。やはり、ネットオーナー制度はそれほど長く続かなかったのですね。その経営・運営文化があったからこそ、今の地域密着型のクラブづくりにつながっている訳ですね。川崎さんを模倣していっているような付加価値の高いクラブ、早くJ2に上がってきて下さい。
J3藤枝関連②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100130
   〃  ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090124

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