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Bリーグについて79

2023-01-05 00:01:16 | バスケ(Bリーグ・代表等)

 リスペクトコラムです。
 この休みを利用して「島田のマイク」(何かわからない読者の方はぜひ検索してお聴き下さい)を順番に聴いています。今一桁台に入ったので、もう少しで第1回にたどり着きます。さすが情報も多く、気づきがいくつもありました。ついこの前聴いた時に出た話が、B2福島は、東日本大震災で外に出れなくなった福島の子ども達の運動不足解消で始まったバスケスクールがルーツのクラブという話。正直たまげました。被災地から草の根で生まれたプロチーム、しかも2部に所属している。これはすごいなと。
 岡山で例えてみたら、真備の時に復興住宅で教えていたフットサル教室からフットサルチームが誕生し、Fリーグ2部まで行ってしまう(ちょっと違うか)みたいなストーリーか。という事でリスペクト行ってみたいと思います。
   
【発足のきっかけは「子どもの健康」  福島ファイヤーボンズが見据えるもの】
「クラブの始まりは、東日本大震災。子どもたちが外で遊べず運動の機会が減ってしまったことから、体を動かす場としてスタートしたバスケットボール教室がきっかけでした。その後、子どもたちに夢や希望を与える存在として2013年5月に正式にチームとして発足した歴史があります。今年で設立9年目。設立時の思いは今、子どもたちのみならず全世代を見据えた取り組みとして広がってきています。プロスポーツチームとしての存在価値を地域住民の健康づくりに役立てようとするその思いを聞きました。」
〔プロとしてできることは、体を動かす場を提供すること〕
「ファイヤーボンズの運営会社である「福島スポーツエンタテインメント株式会社」が2020年に郡山市と連携してスタートさせた、「こおりやまスポーツイノベーション事業」。ストレッチやトレーニングを通じて楽しく運動してもらおうと、週に2日、体を動かす教室を開いています。」
「子どもたちの運動不足解消のためにできたクラブとして、自分には何ができるのかをずっと考えてきました。福島県民は肥満率が高いとか、運動不足だとかいう話はもちろん聞いていましたが、実際に関わってみると皆さん意欲はもっていて、体を動かす機会や場所がないだけでは、と感じます。このプログラムに参加することが、運動を始めるきっかけになる方が少しでも増えたらいいなと思っています。」
「こうしたサイクルを郡山市に提案し、形にしたのが、福島スポーツエンタテインメントの社長である西田創さんでした。
「健康というものは一日で成るものではなく、一歩ずつ積み重ねていくことで得られるもの。こうした事業は一回きりであれば誰にでもできますし、ボランティアでやることもできる。でも、継続してやっていくためにはみんながハッピーにならなきゃいけません。参加者が少なかったとしても、とにかく少しずつでも小さくてもいいので、継続して何回もやる。そのために考えたのが、ふるさと納税や寄附をベースにしたこの枠組みです。」
「西田さんは元ラグビーのトップリーグ選手という生粋のスポーツマン。現役引退後、東京にある福島スポーツエンタテインメントの親会社で組織コンサルティングに携わる一方、当時関東大学ラグビー対抗戦グループのBグループに甘んじていた母校・立教大ラグビー部のコーチングに参画し、Aグループ昇格に貢献しました。その実績を買われ2021年に福島スポーツエンタテインメントの社長に就任。競技は異なるものの元選手であるという経歴が、クラブ成長の原動力の一つとなっています。」
「歩いて5分の距離ですら車で出かけてしまう極端な車社会。ファンからの要望で最も多いのも駐車場の増設だといいます。しかし、郡山市のホームアリーナである宝来屋 総合体育館の来場者は多くが市内在住者。子どもの健康づくりをきっかけに発足したクラブとして、なんとかしなければならない。ファンの健康のためにも、なんとか歩いてもらえるような動機をつくれないか。」
引用:郡山市公式HP
こおりやまスポーツイノベーション事業公式HP:https://www.firebonds.info/ksip-top

 東日本大震災(福島県は原発被害が大きい)で地元の子どもたちが外で遊べず運動の機会が減ってしまったことから、体を動かす場としてスタートしたバスケットボール教室がきっかけとか。その後、子どもたちに夢や希望を与える存在として2013年5月に正式にチームとして発足した歴史があるとあります。やはり又聞きどおりの情報でした。福島さんがちょっと面白いのが人材。西田副社長は元トップラガーマンで旧トップリーグNECで約10年間、その後㈱識学に入社し、2020年に識学がクラブオーナー企業になったことから、副社長に就任されたとか。そして、スポンサーさんの公式HPにまたいい話が載っていました。
     
【福島ファイヤーボンズ×美元 特別対談】
「福島ファイヤーボンズの設立経緯を教えてください。
宮田社長:設立のきっかけは、東日本大震災です。福島県は、震災後に原子力発電所の事故があり、そのことを原因とした放射能の影響で子ども達が外で遊べなくなりました。その結果として、子ども達の肥満率が全国トップとなったことを知り、将来を担う福島県の子ども達の為に何かできないかと考え始めました。
 当時は、室内での運動をさせる事が前提でありましたから、バスケットボールスクールは出来ないだろうかと考えて、東京でバスケットボールスクールを展開していたプロバスケットボールリーグであるbjリーグの方に相談をしました。
 そこで、スクールの立ち上げと同時に福島の復興を一緒に歩むプロスポーツチームをつくってはどうかとお声がけをいただいたので、それで、2013年に福島ファイアーボンズを設立しました。」
「福島ファイヤーボンズのオーナーになられた経緯を教えてください。
安藤オーナー:私は、企業の組織コンサルティングを提供する株式会社識学を経営しているのですが、企業だけでなくスポーツチームを強くするということが実現できればより識学の有用性が証明できると考えていました。その考えをきっかけとして自分たちでスポーツチームの経営に乗り出そうと決め、当時債務超過となっていた福島ファイヤーボンズの経営をBリーグから打診をされました。
 しかし、私たちは福島県にも郡山市にも縁もゆかりもありませんので、そんな我々が福島ファイヤーボンズの経営を担っていいのかという葛藤がありました。しかし、このチームの設立の経緯が東日本大震災にあり、このチームによって福島が元気になれば日本全国にいい影響を与えることができるであろうと思い、経営参画させていただくことを決めました。」
引用:㈱美元公式HP
        
 クラブ発足の流れでは、宮田前社長さんが当時のbjリーグに相談していたのですね。そこでスクールと同時にBリーグチームを立ち上げを提案されて、クラブを設立されたとか。運営会社の「福島スポーツエンタテインメント」は、郡山市で専門学校を運営する「FSGカレッジリーグ」が中心となって設立されたとも。2013年5月にbjリーグの参入が認可されたとか。
 そして、2020年3月に㈱識学が運営会社の第三者割当増資を引き受けて、オーナー会社になりましたが、Bリーグから打診されていたとか。今まで何となく耳にしてきたニュースがこのタイミングでつながった心境ですね。ただ、健康に不安が出た福島の子ども達のためにBリーグが今まで「醸造」させて作り上げてきたのが福島さんという訳ですか。
 確かに、「島田のマイク」の中でも何となく、福島さんの名前が出てくるなぁ、何でかなぁと思っていましたが、確かに気持ちがある程度入るのは納得できます。
 
 当ブログでは今まで、正直J2福島と同じようなイメージで、地方都市でBクラブを運営していくのは大変だろうなとちょっと思っていた程度でほとんどリスペクトはできていませんでした。2年前に親会社に就いたのが㈱識学さん。前に参加したスポーツセミナーの主催企業だったなとその程度でしたが、今回の気付きで距離感が大きく縮まりました。当ブログでもB2の1クラブではなく、東日本大震災から生まれたBリーグクラブとして、今後もリスペクトしていきたいと思います。
 ちなみに現在の成績はB2リーグ東地区で3位(東地区1位はA千葉さん、西地区は1位が佐賀さん、2位が長崎さんと地元岡山を追い抜いていった元B3チームが並んでますね)。昨季はプレーオフ準々決勝で仙台さんに負けましたが、B1リーグが向こうに見える景色だったようですね。今季はぜひB1昇格に向けて頑張って欲しいと思います。
B2福島公式HP:https://firebonds.jp/
B2福島公式ツイッター:https://twitter.com/firebonds/
B2福島公式Instagram:https://www.instagram.com/firebonds_official/
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

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