J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

クラブ経営について4

2006-05-30 01:22:00 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)
密かにちょっと応援しているJのチームが、実はあります。
横浜FCです。
なぜ好きなのか・・・クラブの成り立ち、今までの流れがドラマチックだからです。
1998年天皇杯で横浜フリューゲルスとしての最後の試合、優勝。確か山口素弘主将が泣きそうな顔で天皇杯を高く掲げていたのをNHKの映像で見た覚えがあります。そしてチームの解散。選手はバラバラに。
そのきっかけは、スポンサーの佐藤工業が支援を打ち切らざるを得なかったため。Jクラブの解散、合併は最初で最後でした。プロ野球で去年オリックスと近鉄が合併して痛みの伴う新チームの誕生でしたが、Jではすでに何年も前に経験していたのです。フリューゲルスは「F」という1文字だけになって、横浜マリノスの名前の中に今も生き続けています。
その後、サポーターの解散反対、存続運動の中でサポーターが「横浜フリエSC」を作り、市民クラブ「横浜FC」が誕生しました。超法規的処置でJFL準加盟から這い上がり、2001年からJ2へ。6年の今シーズン現在2位。J1が見えてきました。
クラブ運営も山あり谷あり、企業の資本に頼らない純市民参加型のサッカー・スポーツクラブ作りを目指すという観点で、FCバルセロナを手本に球団運営の核となる任意組織「ソシオ・フリエスタ」を設立したが、内部のゴタゴタでソシオの名称を「ソシオ横浜」に変更して現在に至る。
そいて今高木琢也監督とカズ主将の元、J2の2位です。今の勢いでJ1に昇格できそうです。先日の試合後のカズのコメント「J1に上がってフリューゲルスの名前を返してもらう」と。
感動ですね。消滅したクラブをサポーターが一から作って、10年近くかけてJ1に返り咲き、また「横浜フリューゲルス」が再生する。といっても名称の事は確実な話ではありません。あくまで推測ですが・・・ただ、ずっと今までマリノスが「F」をつけ続けていたのは何か意味があるのではないかと思います。
ここから私の勝手な想像、空想話。2006年シーズン横浜FCは劇的勝利でJ2の3位を確保。J1の16位チーム(名古屋くらいにしときましょうか)と入れ替え戦。そして勝って涙の昇格を果たす! 川淵キャプテンがねぎらいの言葉とともに「ぜひ横浜フリューゲルスを名乗って欲しい」と声をかけ、2007年シーズンから「フリューゲルス」として参戦。約10年かかった再生劇・・・ってのはどうでしょうか。
気にしないで下さい。個人の勝手な空想話ですから。でも私は本気で信じています。チームシンボルのフェニックスのように不死鳥として再生することを。
サッカーというのは本当にスケールの大きいスポーツです。サポーターがチームを再生させ、日本代表と高校生チームが試合をし、ファジも世界クラブ選手権に出られる可能性もゼロではない。本当に素晴らしいスポーツですね。
コメント
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