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岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

日本代表のこと・・・281

2015-03-25 00:06:35 | サッカー(日本代表、W杯等)

 事例紹介コラムです。
 先週の「FOOT×BRAIN」でハリルホジッチ監督があり、慌てて録画ボタンを押しました。ネット情報とはまた一味違ういい情報を教えてくれました。この番組は本当にいい番組ですね。ハリル監督ネタ最近多いですが、それだけ当ブログでも期待が大きいという事です。以下、抜粋して紹介。
   
【ナントの直礼】
 '81~'86年に移籍2年目で得点王とリーグ優勝。当時ナントのサポーターは、街で彼を見かけると、直立不動で敬礼。それは「ナントの直礼」と呼ばれて、今でも語り草になっているとか。選手時代に415試合に出場し、223得点を記録し、平均2試合で1得点以上を叩きだす名選手だったとか。
【ボスニア・ヘルチェゴビナ紛争】
 ハリルホジッチ×転換期で、内戦で銃撃戦に巻き込まれて重傷を負い、その後フランスに脱出し、監督の道へ進み、現在に至る地位を確立。
【ヴァヒド先生】
 ハリルホジッチを語る言葉。'98年にリール監督に就任し、'99年に1部昇格し、リーグ3位。チャンピオンズリーグ出場権獲得。年間最優秀監督受賞。フランス語圏でニックネームとして「コーチ ヴァヒド(ヴァヒド先生)(ヴァヒド監督)」と呼ばれる。
【義理堅い男】
 '08年にコートジボアール監督として来日。その時に義理堅い性格が出た。当時病気で倒れたオシム元監督が、リハビリでサッカーの試合を観るという事で試合会場にやってきた。試合前に2人で会談し、試合後にコートジボアールのユニフォームをプレゼントする約束をしていた。ただ、オシム元監督がそれを忘れて、早く帰ると言い出して、ベンチ裏からハリル監督に声をかけた。ハリル監督は記者会見が終わるまで待ってくれと頼んだが、オシム元監督が「帰るから」と言われて、「そうだ、ユニフォーム・・・」とその場にベンチに座っていた選手にユニフォームを脱がせて、オシム元監督にプレゼントしたとか。
 実に義理堅いところがあるシーンだが、その脱がされたのはコロ・トゥーレ選手(現リヴァプール)で、人柄が出た実に印象的なシーンだったとか。
【2年間無敗】 
 このキリン杯の勝者は日本だったが、試合後にハリル監督は「数か月後、私のチームはガラッと変わるだろう」と言い放ち、事実この試合以降、コートジボアールは2年間無敗を記録し、アフリカ最強のチームに仕上げた。この時の中心選手がドログバ選手(現チェルシー)で、そういう選手を手なずけてやっちゃうような監督。この時のコートジボアール代表は、「アフリカ史上で1番強いチーム」と呼ばれていて、W杯では指揮できなかったが、その基盤を作ったのはハリル監督。その後、格下のアルジェリア監督に就任して、W杯で16強に入れたというのは、相当の戦略家である。
【23人中20人を起用】
 ブラジルW杯でアルジェリア代表監督になり、グループリーグではベルギーに1-2、韓国に4-2、ロシアに1-1でグループを2位で突破。ここには世界が驚いた采配があった。
 アルジェリア戦(開始15分は攻撃的/残り75分は守備的)ではちょっと引きすぎたなと印象を持った開幕戦だったが、次の韓国戦は全く違うサッカーをやってきた。システムのものは変わらないが、終始攻撃に徹して、韓国が何もできなかった。第1戦と第2戦が全く違うサッカーができる事に驚かされた。韓国戦では初戦から5人を入れ替えて臨み、本番であれくらい変えるが、上手く回せるというのはそんなに簡単な事ではない。
 決勝Tドイツ戦では、0-0で延長戦で1-2で負けているが、あと一歩のところまで追いつめている。決勝戦を除き、90分でドイツが1点も取れなかった唯一のチームがアルジェリア。GKノイアーがいなかったら、おそらくアルジェリアが勝っていただろう。それくらい、守りながらも裏への飛出しで決定的チャンスを作っていた。更に、本当に素晴らしい戦い方をしたが、延長戦で2失点し、意気消沈するはずが1点取り返した。残り数分でもう1点取りに行けというメンタリティは、勝利に対する意欲をチームに植え付けた監督である。
 この大会、日本代表は23人中17人が出場したが、アルジェリアは23人中20人で、出場していないのはGKを除くと1人のみという事で、ハリル監督は多彩な戦術を披露。
 アルジェリアでは大会後、彼を称えて、監督続投の署名運動が起きたとか。大会後にトルコのクラブ就任契約をしてしまったが、その直後にその手腕に注目し、大会後ACミランからオファーが届き、焦って契約すべきではなかったと本人がコメントしたとか。
【モチベーター】
 スター選手でも特別扱いしない。アルジェリアにはスター選手がいなかったが、それをまとめてやる気を出させるというのは、メンタル面でもやる気を「引き出せるモチベーターと言える監督。
【アラサーの選手】
 先日の代表選手発表でサプライズがあった。遠藤選手がはずれたが、今回の招集メンバーを見ると、川島、今野、長谷部など30代の選手は選ばれている。ボスニアの33歳の選手が引退したニュースを聞いて、ハリル監督は「自分は最高のシーズンは35歳だった。33歳での引退は早い」とコメント。まだまだいわゆるアラサーの選手はチャンスがあるのではないか。代表選出の特徴は「速さ」「高さ」とはっきりしている。「頭脳」「複数の役割」は重宝すると思われる。

 なかなか面白かったですね。ハリル監督が多彩な戦術を持つ戦術家、今回も速さ、高さ、ポリヴァレントがキーワードで選手を選び、守りながらも逆襲速攻を標ぼうしている事がよくわかりました。いよいよ、今週の金曜日は初采配ですね。相手はそんなに弱くないと思います。さてどんな戦い方を見せてくれるのか楽しみです。 

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日本代表のこと・・・280

2015-03-22 00:01:23 | サッカー(日本代表、W杯等)

 事例紹介コラムです。
 一昨日、ハリルジャパンの代表選手が大勢選出されました。競争原理満タンですね。昨日のlivedoor スポーツに「ハリルホジッチ監督で日本サッカーはこう変わる!アルジェリア代表のサッカーをもとに大胆予測」というタイトルの記事がでていました。ハリル監督が以前に指揮を取っていたアルジェリア代表チームとの比較資料で、面白く読ませていただきました。今回の代表選出で、永井選手などの意図がはっきりわかりました。以下、抜粋して紹介。
         
   ハリルホッジ監督は就任会見で、日本のFIFAランク(55位)がアルジェリア代表監督時代の就任当時(52位)と類似していると述べており、アルジェリアで成功した戦術を使う可能性もあり、ブラジルW杯でアルジェリア代表監督の時の采配が、ザックジャパンとどう違ったのかを分析することで、方向性が見えてくる。
①走るサッカー
 1次リーグ3試合で、1試合の走行距離が10キロを超えた選手はアルジェリアが20人、日本は12人。アルジェリアはフル出場したほとんどの選手が10キロ以上走っている。3試合の平均気温はアルジェリアが24.3度、日本は28.6度と確かに日本のほうが不利だったが、同じ29度だったアルジェリアvsベルギー、日本vsギリシャでは、アルジェリアが6人なのに対し日本は3人と走力の差が突出。オシムジャパンの時のように、「走るサッカー」になる可能性が高い。
②中盤の支配は求めていない?
 アルジェリアは1次リーグ3試合、ベスト16でドイツ戦(延長)1試合の計4試合を戦い、そのすべての試合で、センターサークルを中心とした中盤の中央に費やした時間が、相手チームよりも少ない。一方の日本は、ギリシャ戦、コロンビア戦と相手よりも多くの時間をピッチの中央で使っている。またコートジボワール戦でも、日本が一番多くの時間を費やしたのはセンターサークル付近。ハリルホジッチ監督は中盤の構成力で相手を圧倒することを求めていないかもしれない。
③逆襲速攻でしたたかに勝つ
 前線、中盤、後陣とエリアを分けて考えた時、日本は3試合平均で前線で24.3%、中盤で53.3%、後陣で22.7%と相手陣に攻め込む時間のほうが長かった。ところがアルジェリアは4試合平均で、前線が14.8%、中盤が53.3%、後陣が32%と逆襲速攻で勝負した姿が浮かび上がる。しっかりと自陣で守り、そこから飛び出していくことでしぶとく1次リーグを突破したと言える。

 ハリルホジッチ監督がアルジェリア代表に用いた同じ戦術を使うとなると、「走力があり」「守備の意識が高く」「スピードのある選手」が好みとなるはず。また、初戦にワントップを66分に交代させた以降は、すべて選手交代は70分以降。じっくりと選手を見極めていたとか。
ライブドアニュース該当記事:http://news.livedoor.com/article/detail/9913525/

 今回の代表選出でも、「走れる」という部分では、永井選手と藤春選手が該当すると思われる。中盤を支配しないから、早々に遠藤選手を切ったのかもしれません。しっかり守って、逆転速攻で勝負をかける戦い方は確かに速さが求められるでしょう。
 また、スポーツ報知に「ハリル流注入!J視察見送り、異例合宿先乗り」というタイトルで、今日明日のJリーグ視察は見送って、合宿地に入るそうです。かなり気合が入っている様子。普通だなぁという行動よりは、ハリル監督のように「ちょっと違うな」と思わせる方が、今後に期待が持てます。以下、抜粋して紹介。

 ハリルホジッチ監督は、チュニジア戦に向けた23日からの合宿に向けて1日早く現地入り、約20人のスタッフと緊急ミーティングを開くことが判明。歴代の代表監督で、合宿に先乗りして会議を行うことは異例。代表選手に哲学を伝える「ハリルノート」も制作中で、完璧主義者らしい段取りの良さで日本代表の強化を推進。
  指揮官の先乗り会議は前例がない異例で、前監督までは合宿開始当日に現地入り。選手、スタッフと軽めのミーティングをして練習を行うのが通例だったが、今回はコーチ陣だけでなく、医療、総務、広報、運搬担当者など合宿に関わる全スタッフ約20人を集める方針。この日も午前中は都内のJFAハウスに出向き、ミーティングルームでノートにペンを走らせた。「自分のサッカーが何なのかを選手に伝える資料を作っているようです」と関係者のコメント。合宿初日に、心構え、戦術、規則などハリル・ジャパンの一員となるうえで大事なことを伝えるとか。
スポーツ報知該当記事:http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20150320-OHT1T50383.html

 就任会見でも手に取って見せたのが「ハリルノート」。ハリル監督はオシム元監督と似ているとよく言われますが、そういえばあの時も「オシムの言葉」という本を買って読んだのを思い出しました。ハリルノートも出版してくれませんかね。ぜひ読んでみたいです。日刊ゲンダイではオシム元監督の他に、トルシエ元監督にも似ていると触れています。同じフランス人だし、感情的に怖そうなところもそうなのかもしれません。以下、抜粋して紹介。

 ハリルホジッチ監督は、通訳がしゃべっている最中に言葉をかぶせる場面が多く、そういうせっかちなところがトルシエ元監督とそっくり。会見では「日本を強くするためのノートを持っている」と話していたが、これもトルシエが豪語していた「日本強化の方法が書いてある教科書を持っている」発言と似ているとか。2人とも強気一辺倒な自信過剰男という共通項でくくられるかもしれないとの事。
 オシム元監督ともイメージが重なる。オシム元監督は就任会見で「日本らしいサッカーをやる」と話しているが、ハリルホジッチ監督も「バルセロナやブラジルのサッカーではなく、日本らしい戦いをやっていきたい」とコメントしており、互いのサッカー哲学の共通性が垣間見えたとか。
 さらに2人はとにかく頑固一徹なところがそっくり。オシム元監督は代表監督在任中、何度も日本サッカー協会の頭を悩ませたとか。スポンサー関連の行事が大嫌いだったオシムは、たとえばメーンスポンサーのキリンが「大会前に記者会見を2回やりたい」と日本協会を通して要望しても「大会前の代表選手発表の記者会見は1回で十分」と一貫して拒否。ハリルホジッチ監督はパリSG監督時代、主審に執拗な抗議を続けて2カ月の出場停止処分を食らったことがあり、気に入らないことがあると徹底抗戦したそうで、これもオシム元監督と似ているとしています。
日刊ゲンダイ該当記事:http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/158061

 確かに、特にオシム元監督は似ていると思います。当ブログのイメージとしては、オシムジャパンのように練習でも七色のビブスを使って、選手の頭を悩ませたりとか、とにかく考えるサッカーを教え込むと思っています。それにしても、オシムジャパンの時に日本協会を悩ませたとありますが、ハリル監督の就任前に、霜田委員長がオシムさんと会いに行って意見を聞こうとした事を耳にすると、結局オシムさんを頼りにしたのではないかと思います。という事はハリル監督が無理な要求を出してきても、少々は目をつぶるべきかなと。
 優秀な監督ほど無理な要求をすると思います。あのネルシーニョ監督も、クラブフロントがどこまで協力的かをよく観ていたし、柏のフロントはよく聞いていたから3大タイトルを獲れたと思います。おっと、よそのチームでした。神戸のフロントさん、Mオーナーさん、ネル監督の要求をどこまで飲めますかねぇ。
 さっき、ブロードキャスターで、ハリル監督がJリーグを視察して、GKがキャッチしたのにフィールドプレーヤーが歩いて戻るシーンに手を掲げて飽きれて「反撃速攻のチャンスなのに何でチンタラ歩いて戻るのだ!」と怒るシーンがありました。日本の弱点と言っていたそうですが、それを観て「今までとの違い」を感じてニヤついてしまいました。公約でもある3月の親善試合の勝利を期待しております。

 話は変わって今日、CスタにファジのホームC大阪戦を観に行ってきました。その模様は明日。

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日本代表のこと・・・280

2015-03-14 00:01:00 | サッカー(日本代表、W杯等)

 事例紹介コラムです。
 昨日の12日に日本サッカー協会は開催された理事会で、ハリルホジッチ代表監督が承認され、正式にハリルジャパンが誕生しました。そして、ハリルホジッチ監督が今日来日し、就任記者会見が行われました。ついにハリルジャパンがスタートしましたね。ただ、昨日までハリル監督に関して様々な情報が流れました。興味深いものもいくつかありました。少し紹介してみましょう。まずは「ハリルジャパンは“大量帰化”作戦か」というタイトルの東スポWebです。以下、抜粋して紹介。
   
【大量帰化作戦か】
 ハリルホジッチ氏は歴代監督と比べてもまれに見る“タカ派”。「冷静で論理的な一方で、チームを強くするためなら衝突もいとわない強気な面も持ち合わせていると聞く。これまで指揮したクラブでは幹部と対立することも多く、代表チームを率いた時にはケガ持ちの選手の招集をめぐってクラブともめることもあったようだ」とは東欧の事情に詳しいJクラブ関係者。自らの信念を貫き通すためには多少強引な手段を用いるタイプだが、裏を返せばそれほどチーム強化に情熱を注ぐ熱血漢というわけだ。
 で、時に強引な手法を取るのが特徴で、その顕著な例が“国籍変更”のウラ技を積極的に用いること。「複数の国籍を持っている選手に目をつけて“引き抜き”をして、もめたこともあるそうだ」(同関係者)
 アルジェリア代表監督時代には、昨年のブラジルW杯を前にしてフランスのユース年代代表で活躍してきた有望株のMFナビル・ベンタレブ(20=トットナム)が突如アルジェリア国籍を取得。さらに大会1か月前にもフランスで生まれ育ったFWリヤド・マレズ(24=レスター)がアルジェリア国籍となり、立て続けに“補強”を敢行。
東スポWeb該当記事:http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/soccer/373979/

 と言っても日本にも帰化文化はもともとあって、帰化した選手が代表選手に選出されるのは、今までも結構あります。古くはラモス(現J2岐阜監督)、呂比須ワグナー、現役選手ではチュンソンこと李忠成がいます。帰化選手の代表入りがいい事か悪い事かは不明ですが、そういう裏技を使う監督なのですね。続いて、スポーツナビでは「その知られざる素顔と人脈、苛烈な人生」というタイトルで、ボスニア紛争など、オシム元監督のような過酷な人生を経験されていることがよくわかりました。以下、抜粋して紹介。

【民族紛争】
 選手のやる気を引き出すモチベーターで、熱血漢。敗れたブラジルW杯ドイツ戦の試合終了後には男泣きする場面もあったとか。指導者としてのスタートは'90年、古巣ベレジュ・モスタルから。この時にはボスニアに広がった民族紛争に巻き込まれ、あやうく生命を落としそうになったそうです。'92年の春に自宅前の路上で銃撃戦が開始。ハリルホジッチは何とかそれを阻止するべく「戦争になったら、みんなが敗者だ!」と叫んだ。名門ベレジュの監督として顔が知られていたので、双方とも撃つのを止めるだろうと考えたが、自身に銃弾が命中し、自宅の庭で重傷を負ってしまう事に。
 ハリルホジッチはけがをおして、病床でテレビの取材に応じて、戦争を止めるように主張。この発言のせいか、民族主義者からたびたび脅迫を受けており、その後、ボスニアの戦争が激化し、サッカーどころではなくなると、知人を頼ってフランスに脱出。その直後に、モスタル市内の自宅は民族主義の民兵によって焼失。この顛末は「モスタルのワハよ、生きているか」と流行歌の題材にもなった(「ワハ」とはハリルホジッチの愛称)とか。
【サッカーの特徴】
 サッカーの特徴としては、自分のチームの特徴や対戦相手に応じて、さまざまなシステムを使い分ける戦術。ハードワークを通じて、ダイナミックなコンビネーションを要求。規律には厳しく、選手の士気を高めるモチベーターとしてカリスマ的な面を持つとか。練習はきつく、要求のレベルが高いが、選手からの人望は厚い反面、経営陣の派閥争いなど、サッカー以外の雑音にはへそを曲げる傾向。とにかく頑固で、水に合うチームでは数シーズンにわたって結果を残すが、そうでないと数カ月で辞任するという、両極端の傾向。
スポーツナビ該当ページ:http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/japan/2015/columndtl/201503050003-spnavi

 ボスニア紛争はあのオシム元監督とよく似ていますね。こういう経験をしているから気持ちも強いのかと。同じく震災など災害が多い日本とは馬が合うのかもしれません。その中で、ライブドアニュースで悪癖情報も流れました。名将ほど癖もあるし、勝利に対するこだわりは強いのでしょう。そういえばネルシーニョ前監督もそうでした。勝利へのこだわりは強いが、感情の起伏も激しかったですね。会見の壇上ではフランス語の「勝利」を意味する「Victoire(ヴィクトワール)」を連呼していたそうですが、これも柏時代に「Vittoria」(ポルトガル語で勝利)をキャッチフレーズにしていたネル前監督と同じ(神戸さんでは言わないのですね)。似たタイプだと思います。おっと、よその監督でした。以下、抜粋して紹介。

【悪癖】
 「東欧の知将」として手腕が高く評価される一方、契約期間中に突然辞任を申し出てチームを去ることも多く、欧州のクラブ関係者の間では「信頼して任せられない」との良からぬ評判も存在。激情型で知られる指揮官には、ある不安がつきまとう。「契約を自分から放り投げる事が多く、その辺りが欧州でも広まって評価を落としているとか。ちょっとしたことでキレたり、自分の都合で辞めてしまうことが一度や二度じゃきかない様子。
 これまでの実績としてはフランス・リールの1部昇格の他、ブラジルW杯でのアルジェリアの16強進出があるが、その一方で、チームの指揮が長続きしないという「黒歴史」もあるとか。
 '02年のレンヌ(仏)では編成方針をめぐってクラブ幹部と対立し、1シーズンでチームを退団。'06年に就任したアルイテハド(サウジ)ではクラブ幹部の介入や生活環境が気に入らず、半年も持たずに辞任。'10年から指揮したディナモ・ザグレブ(クロアチア)でも、またもやクラブとの間に亀裂が生じて退任。さらに、昨年W杯後に就任したトラブゾンスポル(トルコ)も、わずか3か月で契約解除。率直な物言いが良くも悪くも波紋を起こし、クラブと対立して退団の連続。
ライブドア該当ページ:http://news.livedoor.com/article/detail/9870710/

 確かに短いですね。よく考えたら、アギーレ監督が解任されたタイミングでフリーな状態だったというのも、見方を変えれば行くところが無かったからとも言えます。まあ、状況はどうあれ、しっかり実績を日本に残してくれればいいのです。そして、今日の記者会見の中にも注目すべき話がありました。以下、抜粋して紹介。

 ブラジルW杯、アジアカップの結果はすべてが良かったとは思わないが、彼らはクオリティーを見せた。しかし、そうは言っても少し自信を失っているかもしれない。いくつかの点で向上させることができると思っている。簡単なものも難しいものもあるが向上可能だ。皆さんにお願いしたいのは、少し時間をいただきたいということだ。私は初めて代表チームを持ったときに、同じようなシチュエーションで仕事をした。すぐに成功したわけではないが、時間をもらい我慢して辛抱強く見てもらえれば、良い結果を出せると思っている。
 私はかなり要求が高く、負けるのが大嫌い。私がいつも発する一言目は「勝利」。問題となるのは、トライをせず、負けてしまう事。私がここに来たことで勝利に対する気持ちを植えつけたいと思っている。私はネガティブなことを言うのが嫌いだ。彼らを復活させたいと思う。
3つの公約: 「3月の親善試合2試合で連勝」 「FIFAランク20位以内」 「ロシアW杯での16強以上」

 さっそく選手に全員攻撃と全員守備の「トータルフットボール」を求めていました。結構話好きのようで、会見も長かったようですが、その中で実績が出るまで少し時間を待ってほしいと言っています。まさにそのとおり。アギーレさんの時もそうでしたが、すぐに結果を求めるのではなく、少し助走期間をみてあげてはどうか。いろいろ若手選手を試したいところでしょう。アギーレさんの時も当初いろいろと言われましたが、結果的には代表選手、日本協会も高い評価でした。という事で、みんなでしばらくは見守ってあげましょう。
 気になるのが、日本協会が契約期間に口をつぐんだところ。やはり1年契約で、ダメでアギーレさんが無実になれば、W杯本番は再びアギーレジャパンに戻す気持ちもあるのかと。そして、弱い相手のホームゲームではなく、強い相手のアウェーゲームを増やしてあげてください。ハリルホジッチ監督、これからよろしくお願いします。

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日本代表のこと・・・279

2015-03-13 00:07:27 | サッカー(日本代表、W杯等)

【PV情報】3月15日(日)13時から ウルトラスにてアウェー大分戦のPVあり。

 留守録生観戦レポです。
 ちょっと1日ずれてしまいましたが、昨日開催されたU-22日本代表のリオ五輪アジア予選強化試合、ミャンマー戦を観ています。U-22ミャンマー代表は、AFC U-19選手権でベスト4に入っており、ビルマ時代の1972年のミュンヘン五輪に出場した事があり、アジア最強と呼ばれていたとか。選手入場があり、昨日の3月11日にちなんで、東日本大震災の被害者に向けて、黙祷が捧げられました。画面には目が空いたままのミャンマーの選手達が映っていましたが、そういう文化はないのかなと。手倉森監督は当時被災したJ1仙台の監督を務めていました。
 先発は、この前にJ2岡山と対戦したJ1新潟戦で出場していた鈴木武蔵選手など。某黄色いチームの山中がいますね。秋野はケガで辞退。先発選手の中で、フル代表を経験したのは2人。松原と植田です。昔の時代と比べたら随分と少ないかも。残念ながら、J2岡山の矢島はベンチスタート。キックオフ。
   
 ミャンマー自体は20歳以下の代表が快進撃をして、U-20の大会出場を果たしています。リオ五輪アジア予選は今月27日からと2週間ちょっとで始まります。最初の相手はマカオです。1次予選はまだ余裕を持って戦えますが、その次からは厳しい戦いになるでしょう。前半8分にゴール前でGKのファンブルを鈴木が押し込みました。日本ゴォール!!! 鈴木ゴール!★ 1-0。子どもが生まれた遠藤を祝って、みんなでゆりかごダンスです。
 続いて、前半13分に相手ゴール前で左右に振って、中島が決める。日本ゴォール!!! 中島ゴール!★ 2-0。中島は去年、J2富山でプレーをして、FC東京に戻ってきたとか。日本サポの応援コールに紛れて、ミャンマーサポの楽器が聞こえます。続いて前半21分、CKから岩波がヘディングで決めました。日本ゴォール!!! 岩波ゴール!★ 3-0。
 まだまだ前半25分にセンタリングでゴール前に飛んできたボールを鈴木が余り得意でないというヘディングで決めました。。日本ゴォール!!! 鈴木ゴール!★ 4-0。それにしても4点入れられても、ミャンマーサポは元気です。さっきより音量が大きくなった気がします。CKは黄色い山中が蹴っていますね。そして前半41分、パスが続いて、相手ゴール横にいた鈴木にいいパスが渡ると、中を見るふりをしながら角度がないところから決めました。。日本ゴォール!!! 鈴木ゴール!★ 5-0。鈴木ハットトリックです。間髪入れずに前半42分に遠藤から中央のパスを中島がシュートし、相手選手にちょっと当たるが、ゴールに吸い込まれる。日本ゴォール!!! 中島ゴール!★ 6-0。大味なゲームになってきました。ミャンマーの守備はザルだし、ちょっと差があり過ぎですね。山中はサイドの攻め上がりがずっと光っています。またしても前半46分、クイックスタートから縦へのパスから、中島が決める。日本ゴォール!!! 中島ゴール!★ 7-0。これで中島もハットトリックです。2人って珍しいかも。前半終了。怒涛の前半で記事も真っ赤っかです。
   
 後半から一気に5人替えてきました。
中村、安在、亀川、野津田、そしてJ2岡山の矢島です。浦和ユース時代から有名な選手で、五輪に向けて出場機会を求めて岡山に移籍したと紹介されました。とにかく、後半は矢島の名前がよく出てきます。今日の手倉森監督は4-4-2に強くこだわっているようです。左からのCKは矢島が蹴ります。
 後半6分、松原からのクロスから鈴木が流し込みました。日本ゴォール!!! 鈴木ゴール!★ 8-0。おっと、矢島は右のCKも蹴っています。低く鋭いボールです。地元岡山でもナイスなCKを蹴るのでしょうか。すいません、先日の開幕戦はボラだったので、CKを誰が蹴ったのか全くわかりません。
 後半15分に野津田が早いクロスを入れると、マークを外した中島がニアで合わせました。日本ゴォール!!! 中島ゴール!★ 9-0。これで中島も4得点。鈴木と競争しているみたいですね。
 システムが変更され、矢島は中盤に下がりました。後半出場組にはまだゴールが生まれていません。矢島の惜しいシュート。矢島はこの世代ではサッカーセンスが光っていると解説で褒めていました。そういう選手が岡山で見られるというのはいいですね。これだけリードされていても、ミャンマーサポは楽器を打ち鳴らしています。この試合で一番活躍したミャンマー選手は、サポーターかもしれません。途中から得点が止まりました。贅沢かもしれませんが、2ケタ得点が見られません。ここでホイッスル。9-0の大勝でした。
   
 今日付けのNumberWebに「格下相手の9-0は収穫か不安か」という記事が載っていました。本来見たいものが見えにくくなってしまい、快勝はしたが、日本にとっては自分たちの現状が少し掴みにくい試合になったとありました。4得点ずつ奪った鈴木と中島が、それぞれ所属クラブでレギュラーではないから不安という論調。当ブログで思うのは、A代表でも同じですが、強化試合はそこそこ強い相手とやって強化になるのであって、これくらい格下では何の成果も手に入れていない。かえって油断を招くと。この無茶苦茶弱い相手の壮行試合というのは、ブラジルW杯の前のA代表と一緒です。収入本位のマッチメイクなので、早くもっと強化試合の質、意味づけを考えなくては。ちなみに今回の会場となったフクアリでは
観客が5,596人と、空席が目立ったようです。

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日本代表のこと・・・278

2015-03-12 00:03:34 | サッカー(日本代表、W杯等)

 TV生観戦レポです。
 先ほど、U-22日本代表の強化試合ベトナム戦が終わりました。ちょっと事情で、その模様は明日詳しく。さて、これからなでしこの9位・10位決定戦が始まります。今日は男女アベックマッチという事で、フジテレビさんも期待していたでしょうが、片方はとても弱い相手の強化試合、もう片方は3位通過の順位決定戦とすっかりトーンダウンした事でしょう。視聴率もあんまり行かないかも。という事で、今日も生書き込みです。
 なでしこジャパンの今日の相手は、FIFAランク20位のアイスランドで、初顔合わせです。先発を見ると、GKは福ちゃん、後は控えメンバーのような顔ぶればかりで、宮間主将はベンチ。フランス戦から先発を有吉以外10人入れ替えています。今日のキャプテンマークは、岩手県出身の岩清水です。まさに今日3月11日にふさわしいキャプテン。
   
 試合前に黙祷が捧げられました。キックオフです。それにしても、まさか2敗するとは思っていませんでした。やはり、佐々木監督とベテランメンバー(ばかりですが)がしっくりいっていないのでしょうか。どんなスポーツでも、一つにまとまっていなかったら勝てません。佐々木監督もカナダW杯で勇退になるのかな。でも、澤選手をはずすというのは同情します。ピッチは30度近くて、暑いようです。
 横山は体調不良で、大事を取って宿舎で休んでいるようです。食事とか合わなかったのかな。しかし、今日の試合はどうも盛り上がらない。弱い相手のはずが全く先制できない日本。やはり、弱体化しているのか。ベンチが映りますが、無茶苦茶豪華です。福ちゃんのコーチングの声が今日もよく響いています。
 上尾野辺のシュートがポストに嫌われても、何度かシュートが打たれましたが、ネットを揺らす事ができず。ここで前半終了。実に凡戦的な展開で終始して終わりました。途中で寝ちゃいそうです。
   
 後半にたくさん替えてきました。永里、高瀬、上辻に代わって宇津木、宮間主将、大儀見投入。後半スタート。後半2分、大儀見からゴール前に走った宮間主将にパス、それをしっかり決める。中央16メートルから左足グラウンダーで決めています。さすがレギュラー組です。日本ゴォール!!! 宮間ゴール!★ 1-0。 
 続いて後半15分、相手ゴールに一斉にJ1湘南のように攻め込み、上尾野辺のセンタリングから、またしても宮間主将が押し込み、大儀見が飛び込む。眠っていたような前半と比べて、目の覚めるような展開が続く。日本ゴォール!!! 大儀見ゴール!★ 2-0。ずっと相手エリアでサッカーをやっています。
 
 ここで、安藤、上尾野辺に替わって、菅澤と大野と投入。と、そんなこんなで試合が終わりました。2-0で今大会は9位で終わりました。試合後インタビューで宮間主将が「打ちのめされた大会。絶対に這い上がってみせる」との言葉。TVの解説で、10番のイスはどうなるのかと言っていましたが、誰が背負うのか。なでしこジャパンは5月24日に国際親善試合でニュージーランドと丸亀で対戦しますね。行きたいなぁ。

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日本代表のこと・・・277

2015-03-10 01:01:04 | サッカー(日本代表、W杯等)

 事例紹介コラムです。
 昨日のCスタは明日です。今日はなでしこジャパンのフランス戦で、生書き込みです。優勝候補筆頭のフランスは2連勝でC組首位。日本は勝てば1位通過の可能性があります。フランスの戦績はW杯で4位('11年)、五輪も4位('12年)。FIFAランキングは日本の4位に対し、フランスは3位と格上で、首位通過をかけて戦います。確かにFIFAランクが3位と思っていましたが、いつの間にかフランスに抜かれています。いつの間に・・・ それにしてもデンマーク戦の黒星は痛いですね。先発は第一戦と似ていますが、GKは海堀、第2戦で調子の良かった宇津木、菅澤が出ています。キックオフ。
   
 フランスは背中ネームの字がデカいですね。これもアートの国のデザインなのか。抜けられてGKと1対1にされた時に、海堀がナイスセーブでした。フランSの寄せはやや早めです。日本は右サイドをよく崩されますね。フランスとはカナダW杯では違うグループなので、次に出会うとしたら決勝だそうで、W杯決勝の前哨戦と佐々木監督は読んでいるとか。
 後で妙なチャントが響いています。フランスサポか、独特のリズムでアフリカかと思いました。日本サポの声は聞こえませんね。何か聞き覚えのある解説者だなと思ったら、ツネ宮本氏でした。なでしこの解説するのは珍しい、初めてなのかな。しかし、画面奥に見えるピッチボードは日本企業ばかりですね。日本戦だからなのかなぁ。今日はガリガリ君はないようです。フランスとの対戦成績は3勝3敗で、ロンドン五輪では準決勝で2-1で勝ってます。
 前半43分、ゴール前の混戦から川澄ちゃんが遠目からシュートを決めました。中央15メートルから右足ライナーで決める。アシストは菅沢です。日本ゴォール!!! 川澄ゴール!★ 1-0。いい時間帯に点が取れました。ここで前半終了。

 後半スタート。日本は交代無し。後半はフランスが積極的に攻めてきます。が、後半8分、PKを献上、決められて、日本痛恨の失点・・・1-1。振り出しにイモ戻りました。ここで、大野と宇津木に代わって安藤と阪口投入。デンマークが先制しています。このままいくと3位です。フランスは引き分け以上で首位通過です。
 後半25分、続いて崩されて、抜けられてGKと1対1になり、正面の少し高めの位置に決められました。日本痛恨の失点・・・1-2。日本は勝たなければならない訳ですが、勝つためにはあと2点を取らなければなりません。何か第1戦のような展開になってきました。大丈夫か、カナダ。
 あと、毎回アルガルペカップで出る話は、この時期にフィジカルで追い込まれているために、スタミナは無い状態で臨んでいるので、今まではこの大会ではいい成績を残せなかった。しかも、前回など若手を試すシーンも多かったという事。今回の成績も、フィジカル的にどうなのかとも思いましたが、今のところは佐々木監督の口からもそういう話が聞こえてこない。普通のフィジカルでこの成績は、W杯本番に大きな不安を残す事になります。
   
 今日はミスも多いですね。コンビネーションの問題もあるのか。先ほどもスローインを簡単に奪われる始末。FWの大儀見も後ろの方まで戻って、DFをしています。熊谷は普段はフランスのリヨンでプレーしており、相手にも知った選手が多いようです。ここで一気に交代です。菅澤、川村、近賀に代わって、高瀬、田中、鮫島の投入。今日は交代多いです。
 またしても、抜けられてゴールに流し込まれる。日本痛恨の失点・・・1-2。去年のフランスリーグ得点王のティネに決められました。とにかく、今日の日本はよく抜かれます。前半は良かったのに、後半はダメダメですね。胸のチャンピオンエンブレムが小さく見えます。
 セットプレーから大儀見がヘッドで決めたように見えましたが、惜しくもオフサイド。リプレイで見ると確かにそうか。フランスは技術もあるし、プレーも早いし、強いですね。なかなか日本のポゼッションサッカーをさせてもらえません。ここでホイッスル。決勝進出ならず。
 
 まあ、負けましたが、中1日で順位決定戦があるし、これが本番ではありません。本番はカナダW杯です、しっかり修正して本番に備えましょう。そういえば、5月に丸亀で壮行試合がありますね。できれば行きたいなと。
 一夜明けて、報道に「なでしこ フランスに完敗で選手と監督に亀裂」という情報が流れていますね。選手から佐々木監督に対してマンネリ化している戦術の変更を要望しているが、佐々木監督は受け入れずに選手側の問題を指摘しており、間に隙間風が流れているというもの。そもそもは澤選手がはずされた事への不満が始まりのようですが、とにかくチームが一つになれなくては勝てません。カナダW杯もしんどいのかな。

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日本代表のこと・・・276

2015-03-07 00:07:31 | サッカー(日本代表、W杯等)

 TV生観戦レポです。
 今日も生書き込みですが、何と先発総入替替えです。今日の相手、開催国ポルトガルはFIFAランク42位で、W杯と五輪ともに出場経験なし。この大会で初対戦です。ちなみに第一試合はフランスに0-1で負けています。岡山的にはGKに福ちゃん、元湯郷の横山選手が先発です。横山は今はあの本田監督が率いる2部の長野でしたね。今日の会場は、アルガルペスタジアムという名前だそうです。前回の冒頓とした雰囲気とは大違いです。キックオフ。 
   
 今日は放送でやたら横山の名前が出ます。高校2年の時に、'10年U-17女子W杯の北朝鮮戦で決めた5人抜きゴールが、両スーパースターらとともにFIFAの年間最優秀ゴール賞候補にノミネートされています。新戦力の発掘を進める佐々木監督も「チャンスメーカーとして力を発揮してほしい」と、突破力に期待を寄せているそうです。今回のメンバーの中で21歳と極端に若いメンバーとして参加。初キャップで今回2部チームから唯一召集されています。よく画面に出てきますね。
 思うに、横山選手の移籍は痛かったですね。このままベルに所属していれば、ポスト宮間&福元になって、ベルから代表が出続けるのに。今のままでは続く選手がいない状態なんでね。福ちゃんはコーチングがいいので、選手達は安心してプレーできると解説されています。
   
 今日のポルトガルは、カナダW杯の初戦で日本が当たるスイスに勝っているとか。ランキングは差がありますが、油断できません。ところで解説の大竹さんといえば、御主人は元岡山の弦巻選手。何かこの前ネット上で名前を見かけましたが、大丈夫なのでしょうか。そんな心配するような話題だったと思いますが。正直、先日のデンマーク戦で負けたために決勝進出は難しいと思います。たぶん3-0で勝ち上がってきた2チームが決勝進出でしょうから。今回の大会は3決狙いですね。でもいいのです。あくまで本番は6月のW杯です。アルガルペカップで勝てなくても、カナダで勝てばいいのです。
 前半37分、CKから、上手くかぶせて見事なボレーシュートが決まりました。日本ゴォール!!! 川村ゴール!★ 1-0。1点取って、少し選手達もほぐれてきたようですね。この後、どういう交代劇があるのか。ここで前半終了。

 交代選手は無し。風が一段と強くなってきたそうです。何でも、選手は雨よりも風の方がうざいそうです。後半スタート。開始から何度か危ないシーンが続きます。試合を観ても、前回のメンバーと比べて、パスミスだったり、一つプレーの精度が低いかもですね。でも勢いは感じます。きれいにやろうという感じでなく、ガツガツいこうという感じです。永里選手(大儀見妹)は誰かに似ていますね・・・
 後半9分、横山がドリブルをしかけて反転して、ペナルティエリア外から見事なミドルシュートが決まりました。代表デビュー戦で決めました。日本ゴォール!!! 横山ゴール!★ 2-0。これでW杯出場を決めたような決定力です。レギュラー組もヒヤヒヤしているのではと解説されていましたが、してるでしょう! 横山と高瀬は絶えずポジションチェンジをしてプレーしています。
   
 ここで、阪口と安藤を交代投入。後半34分にパスから菅澤がうまく抜けて、きれいなシュートが決まる。日本ゴォール!!! 菅澤ゴール!★ 3-0。その菅澤に代わって川澄ちゃん投入です。表情に危機感ありありです。よく見たら、またしてもガリガリ君のピッチボードがあります。当ブログではアルガルペカップ名物と化していますね。ヨーロッパの人はあの看板を見て、何と観ているのだろか。ここでホイッスル。3-0の快勝でした。元岡山湯郷の横山選手、このままカナダにも行って欲しいですね。

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日本代表のこと・・・275

2015-03-05 00:26:56 | サッカー(日本代表、W杯等)

 TV生観戦レポです。今日も生書き込み。
 突然、アルガルペカップです。というか、突然ではありません。知っていましたが、すっかり忘れておりました。でも、何とか30分前に思い出して生観戦できました。アルガルペカップはグループCで出場。今大会から 1次リーグから決勝トーナメントへの進出決定方法が変更になっています。
 今日はデンマーク戦、6日(金)がポルトガル戦、9日(月)がフランス戦です。そして11日(水)は優勝決定戦と3決です。優勝するためにはC組首位はもちろんの事、A組首位とB組首位と比べて1位か2位で決勝に進み、勝たなくてはいけません。C組1位でも他と対比して3位か、C組2位でも他の組と比べて最高成績でしか3決に出れません。
 ただ、このアルガルペカップはどちらかといえば、強化試合の色合いが濃く、なでいこジャパンも毎回、若手の起用が目立っていました。ただ、今年はW杯イヤーなので、試しに使うというのもどうなのか。
   
 先発は日本は宮間主将ほか観た顔ばかりですが、GKは福ちゃんではなく、山根ですね。他は見事なくらい、いつか観たメンバーです。結局、カナダW杯が来ても、GK以外は世代交代ができなかったか。デカいからすぐわかりました。デンマークはFIFAランク16位。W杯8強2回('91、'95)、五輪GS敗退という戦績です。
 何と開始2分、ゴール前の混戦から早くも失点。山根のミスもあったのか。日本痛恨の失点・・・0-1。しかし毎年ながら、このアルガルペの冒頓とした風景は何とも言えません。とても国際試合の会場と思えないところがいいですね。と言いたいですが、そういえば、去年だったかクラブW杯を美作でやったっけ。しばらく一進一退でしたが、大儀見のロングシュートがバーで跳ね返ったところを安藤が決めました。日本ゴォール!!! 安藤ゴール!★ 1-1。

 福ちゃんのベンチからのコーチングの声がよく通っています。先ほど解説で紹介されました。チラっと、このスタジアムのすぐ上の方の風景が映りましたが、何か洗濯物が干してありましたよ(笑)。面白いなぁ・・・スゴいスタジアムだ。チーム平均身長が出ました。日本が167.7cmに対してデンマークは172.8cm。やっぱ高いです。カナダW杯がほとんどの会場が人工芝になるっていう情報が流れました。今どきスゴい話だ。ここで前半終了。
 タイミング良く、瀬戸内海放送にチャンネルを替える。マツコの何とかという番組で、J2岡山の過酷なキャンプとしてチームが紹介されていました。まあ、露出度が上がるのはいい事だし、形はどうあれ、全国的にチームの知名度が少し上がったと思いますが、今度は選手の馴染みが高まったらいいですね。さて、OHKにチャンネルチェンジ。

 安藤に代わって永里(大儀見の妹)に交代。おっと、ネットの隅が取れています。山根がチェックしています。珍しい光景です。後半スタート。なかなか攻めきれません。流れるようなポゼッションも、勢いもまだもう一つに見えます。数的不利のピンチもさっきありました。解説では、大儀見は今やヨーロッパにその名をとどろかせる存在のようです。と思っていたら、左右に揺さぶられて失点・・・ 日本痛恨の失点・・・1-2。
 後半14分になっても、まだリズムを掴みきれていない状態って、大丈夫かなあ。最強のメンバーのはずなのに、リズムを取り返すためにはどこの誰の部分を直せばいいのでしょうかと解説で言いあっています。確かに4年前と比べて、何となくガツガツ感が少ない気がします。

 しかし、この試合同点で終わっても決勝は難しいと思います。つまり大会終了です。あとは3決にでれるかそうかという事ですが、そんな事を考えてはいけません。2点取って、逆転して勝ちましょう。鮫島ちゃんは今日も普通の走り方です。4年前に見せた女の子走りが懐かしい。
 ここで、大野に代わって長身の菅澤投入。デンマークは何とカナダW杯には出れなかったチームだそうです。まだまだ危ないシーンが続いています。ここで宇津木、有吉、高瀬投入。と、うとうつとしていたら、終わっていました。スコアはそのまま1-2です。
 このデンマーク戦は、
W杯本番の初戦で戦う「仮想スイス」と位置付けていたようですが、水をまいたスリッピーなピッチに苦しみ、なでしこらしさを出せないまま'10年以降4連勝していた相手に苦杯となりました。

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日本代表のこと・・・274

2015-03-04 00:03:39 | サッカー(日本代表、W杯等)

 事例紹介コラムです。
 ポストアギーレですが、世の中はすっかりハリルホジッチ氏になってきましたね。マスコミの言葉を借りれば「ハリルジャパン」となるのかな。そのハリルホジッチ氏(まだ宙で言えません)も含めて、マスコミ報道を抜粋して紹介。
          
【ハリルホジッチ氏は日本サッカー界の救世主か? 劇薬か?】
 日本協会の大仁会長は2月25日に霜田技術委員長と会談し、次期日本代表監督候補をハリルホジッチ氏に一本化して本格交渉に入ることを了承。ハリルホジッチ氏に対する評価は賛否両論。独特のサッカー観の持ち主とあって「2006年事件」の再現を予想。ハリルホジッチ氏は日本協会が挙げる「W杯での指揮経験があり、8強以上の成績を挙げる可能性がある監督」という条件をクリアしているが、ハリルホジッチ氏の接触に一役買ったとされるのが、元日本代表監督のオシム氏だとか。ボスニア・ヘルツェゴビナ出身の後輩監督の手腕を高く評価し、日本代表監督としての適性も太鼓判。自身に近いサッカー観、戦術論を持っていることがその根拠。
 ハリルホジッチはオシム監督と同じ規律や戦術に細かさがあるタイプなので、絶対に日本人に合うし、選手達は興味深くサッカーを追求できるのでは評価する一方、日本人選手のことを知らない監督のため、選手の特徴把握に時間がかかる事を予測。また、クラブでも代表チームでも難解な練習をやってきたと聞くので、選手はオシムジャパンの時のように絶対に混乱すると思うと厳しい評価も。
 2006年に就任したオシムジャパンでは、「考えて走るサッカー」で、選手達は「体より頭が疲れる」と慣れるまで時間を要し、独特の選手選考方法で協会関係者を困らせた事を思い出します。ハリルホジッチ氏は、オシム監督以上に我が強いと言われ、ハリルジャパンになれば再び日本サッカー界が混乱するのは確実であり、日本の救世主となるのか、それとも劇薬なのかと締めくくっています。
ライブドア該当記事:http://news.livedoor.com/article/detail/9830253/
                          
 ハリル氏劇薬論というのは面白いですね。当ブログとしては、本音ではスコラリ監督かビエルサ氏が理想でしたが、ハリル氏でもOKです。代表経験がないラウンドルップ氏やオリベイラ氏などよりは全然いいです。アギーレさんは、母国監督としてW杯で16強に2度進んでいるが、ハリル氏は母国以外で結果を残しているので、今の状況では貴重な人材だと思います。ブラジルW杯で優勝したドイツといい勝負をしたという実績はいいですね。そんなアギーレさんですが、日刊ゲンダイですが、面白いコラムを見つけました。以下、抜粋して紹介。

【ハリル氏契約期間は2年半。協会が画策する「アギーレ再登板」】
 アギーレ前監督の解任が発表された3日後の、2月6日。日本サッカー協会の原専務理事は、その会合で解任したアギーレ氏について「必ず無実になる。2年もすれば真っ白になってサッカー界に復帰します。彼はシロ」とコメント。
 大仁会長が解任し、「ワタシは絶対に八百長に関わっていない!」と断言していたアギーレ氏が、何の抵抗もせずに解任を受け入れたことに違和感を持った人も少なくなかったとか。協会周辺では、「大仁会長、原専務、霜田委員長はアッと驚く腹案を持っている」という人がいるようで、1年半から2年後をメドにアギーレ氏の八百長問題が無実で決着した場合、彼を再登板させるというものだとか。
 大仁会長は、解任会見でも「手腕を高く評価している」と明言。原専務理事、霜田委員長の2人も「選手交代が機敏で的確。試合展開に応じて布陣変更が適切。守備の意識が高い」などと高く評価し、選手からの評判も上々。アギーレは氏代表合宿で「インテグラル(統合的)トレーニング』を導入。これは、スペインのフットサルをベースにした実戦形式のトレーニング法で技術、戦術、フィジカル、メンタルを鍛えながら認知力、注意力などもアップさせていくというもの
〔大仁・原・霜田ラインの青写真〕
 ハリルホジッチ氏を後任に据え、6月に始まるW杯2次予選と来年夏以降に予定されている最終予選を戦い、18年ロシアW杯の出場権を獲得。その時点で本大会まで1年前後。八百長騒動が決着を見れば、このタイミングでアギーレ氏を復帰させてW杯本大会に出陣。
〔技術委員会の監督選定の条件〕
 ①W杯本大会の修羅場をくぐった
 ②W杯で決勝トーナメントに進出した
 ③日本人をリスペクトしてくれる
 ④日本サッカーの現状を熟知している

 現時点でこれをすべてクリアしている指揮官はアギーレ氏のみと協会幹部は分析。解任を静かに受け入れた恩に報いるためにも、アギーレ氏に復権の場を設けてあげないといけない。それが再登板・W杯本大会で采配を振ってもらうことだとか。近日中に霜田委員長が渡欧し、3月上旬までにハリルホジッチ氏と正式契約を結ぶ予定だが、契約期間は「W杯最終予選が終了するまでの2年半」言われているそうで、'18年本大会までの身分は現段階では保障しない方針。アギーレ再登板という仰天人事がにわかに現実味を帯びてくると締めくくっています。
日刊ゲンダイ該当記事:http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/157579

 面白いですね。確かに事前の報道では、アギーレさんは解任されたらゴネるのではないか、ゴネたら面倒という論調もありましたが、紳士的に解任を受け入れてくれた事に、「えらい素直だったなぁ」と思っていました。確かに、解任時に「無実が証明されたら、次はまた絶対に声をかけるよ」と言われていれば確かに受け入れやすかったのかもしれません。日本人らしい交渉といえばそうかも。
 当ブログでも、無実が証明された暁には、再び日本代表を率いて欲しいと思っています。練習メニューを始め、様々なシーンで選手達には受けが良かったようです。そんな中、スポーツ報知では早くもコーチ人事に話題が進んでいるようです。以下、抜粋して紹介。
   
【ハリル体制に鬼軍曹コーチが入閣か】
 ハリルホジッチ氏体制のスタッフにフランス人フィジカルコーチが入閣する可能性が浮上。'02年の仏クラブ時代からタッグを組み、ブラジルW杯でのアルジェリア代表でも一緒だったシリル・モアンヌ氏で、ハードワークを好む鬼軍曹で、2人の密な関係はフランスでも有名だとか。
 ハリルホジッチ氏とモアンヌ氏は'02-03年シーズンのレンヌで監督、フィジカルコーチとしての関係を開始。'11年からアルジェリア代表で再びタッグを組み、アルジェリアは、ブラジルW杯で初の16強入りと躍進。その後、トルコのトラブゾンスポルに所属し、昨年11月に同時に退団するなど強い関係を構築。
 過去にモアンヌ氏とともに仕事をしたフランス人コーチによると、厳しい指導で知られる。筋トレや走り込みなど、基礎体力アップを重視する鬼軍曹タイプ。ハードワークを好み、プレー強度を求めるハリルホジッチ氏のチーム作りには欠かせない存在。高い技術を持つ日本人選手が、強いフィジカルを手にすればチーム力は格段にアップすると思われるとか。
スポーツ報知該当記事:http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20150301-OHT1T50328.html

 鬼コーチというのはいいですね。日本人相手にはこういう厳しい規律の監督やコーチの方が合うのかもしれません。かつてもオシムジャパンのように後で頭痛に悩まされるくらいの方がいいのかも。報道では、ハリル監督の年俸は約2億4,000万円)前後で、ロシアW杯の指揮を前提とした1年ごとの更新になるとか。楽しみですね。とにかく早く新しい監督を観たいです。

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日本代表のこと・・・274

2015-02-22 00:02:07 | サッカー(日本代表、W杯等)

 事例紹介コラムです。
 ポストアギーレですが、以前の記事で当ブログでも多くの情報を紹介して予測を深めましたが、以前のスポーツ報知の記事に「日本サッカー協会が日本代表後任監督人事で売名被害を受けている事が判明」という報道が流れて、今までの報道は何だったのだとちょっと冷めていました。後任監督選びについて、複数の海外著名指導者から「日本からの打診を断った」というコメントが相次いで出されているが、すべてリストに入っておらず、打診もしていないことが判明したというもの。以前にも「スポーツメディアの報道の中には真実とかけ離れたいい加減なものもある」と触れた事がありますが、まさにそれを地で行った形になり、しばらく様子を見ていました。
 
 そして、最近ではラウドルップ氏が最有力という報道が流れたものの、「神戸の黒歴史」というショッキングな報道が流れました。元々ラウドルップ氏は代表監督の経験が無いため、当ブログでは大反対でしたが、この「黒歴史」の内容を読むと、更に反対の気持ちが強くなりました。その内容を抜粋して紹介。
       
 日本協会の霜田技術委員長がカタール・ドーハに滞在した事が17日に判明。カタールリーグのレフウィヤを指揮するラウドルップ監督と接触したものと推測。身辺調査もすでに終えており、近日中にオファーという見通しだとか。選手時代のラウドルップ氏は、ユベントス→ラツィオ→バルセロナ→レアル・マドリードという超一流の経歴を持ち、デンマークサッカー協会によって「史上最高のデンマーク人選手」にも選出されているが、'96~97年に当時旧JFL(2部リーグ)であった神戸に所属。神戸のJ1昇格に貢献し、日本を去ったが、今回の報道に神戸サポーターは拒否反応を示しているとか。
「辞め方が悪かった。昇格にはある程度貢献したが、J1ではろくに試合に出場できず、9連敗を喫したチームを見て『このままここにいては、自分のためにならない』と発言して出て行ってしまった。確かに、当時のヴィッセルのチーム状態は最悪でしたが、サポーターとしては見限られた印象が強いのではないか」とスポーツライターのコメント。
 その後に、オランダのアヤックスに移籍し、リーグ優勝とカップ戦の2冠を制し、そのまま華々しく引退していったラウドルップ。しかし、彼はヴィッセル神戸時代を黒歴史として捉えていたとか。派手な引退セレモニーで歴代所属したチームのユニフォームを飾る際に、神戸のユニフォームだけ並べなかった事があり、当時の神戸サポは深く傷ついた経緯がある。
 監督としては、地元デンマークのブレンビーを4年間指揮したが、その後の4チームは2年持たずに解任。その上、代表監督の経験もなく、明らかに原博実専務が打ち出した次期監督に求める5つのガイドラインに合致していない。
ライブドア該当記事:http://news.livedoor.com/article/detail/9801988/

 この神戸さんの昔の話を聞くと、恥ずかしい歴史としていた日本の代表監督に就くことは常識はずれにしか思えません。結果はまだ出ていませんが、おかしな話だし、そういう話の上でオファーを出す日本協会の行動に首をかしげたくなりますね。報道では、ラウンドルップ氏の身辺調査も済ませて、霜田委員長が帰国したとありますが、上に挙げる部分も身辺調査に含まれるのではないでしょうか。一見選考を慎重に進めているように見えても、実際はええかげんにやっているのではないかという感覚に陥ります。代表監督経験がある人材で、世界と戦うのではないのか!
 そんな中、日刊ゲンダイで「アギーレ後任報道が一気に沈静化」について、日本協会は緊縮財政のために違約金を払っての引き抜きは行わず、「技術委員会内の空気は、新監督は6月にズレ込んでもOKという流れに傾いている」と報じています。また、スポーツ報知では、日本協会の小倉名誉会長から、3月の強化試合は代行監督で乗り切る見解を発表しています。以下、抜粋して紹介。

 日本協会小倉名誉会長は20日、日本代表の運営について、3月末の親善試合を代行監督で乗り切る考えを明示。「できれば3月からの指揮がいいが、交渉は簡単ではない。勝負は(W杯予選が始まる)6月だから」と長期戦もやむなしとの見解を発表。'10年のザッケローニ監督就任時の経験を踏まえて、「(日本に)慣れている人が指揮している様子を見てからの方が新監督も入りやすい」と代行プランを容認。候補は「日本人がやるでしょ。原専務理事だっていい」と冗談交じりにコメント。
スポーツ報知該当記事:http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20150220-OHT1T50252.html

 この就任延長論には、ラウドルップ監督の任期満了を待つからという話と、元アルゼンチン、チリ代表監督であるビエルサ監督を招聘するためという二つの論が出ています。ビエルサ監督については、ちょうど4年前に当ブログでも紹介しており、個人的には大賛成です。現在はマルセイユの監督ですが、この時期に退任するという報道が流れています。以下、抜粋して紹介。
   
 20日、「L'Equipe」誌は「マルセイユのマルセロ・ビエルサ監督は、今季限りで契約が満了となる可能性が高いことを明らかにした」と報道。昨年夏にフランスリーグのマルセイユと契約を結んでいますが、記者会見でまだ来季の契約を結んでいないとコメント。「チャンピオンシップの最後に私の契約は自動的に終了。それが私とクラブの間の契約。しかし、それは来季のコーチではないという意味ではなく、もし継続できる可能性があるならば、新しい関係を結ぶかもしれない。再び契約するという可能性は否定しない。全ては可能」と更新の可能性は排除しないものの現状ではこのままシーズン終了とともに退任することになると明かしたとか。
 マルセイユは現在かなり経済的に苦しい状況に陥っていると言われているが、ビエルサ監督にはサウジアラビア代表の監督になるのではないかという噂があり、また「FOX Sports」誌や「Goal」誌は「日本サッカー協会が問い合わせを行っているようだ」と報道。

 ビエルサ監督はいいですね。4年前の記事を掘り返してみました。'02日韓W杯でアルゼンチン代表監督、'04年アテネ五輪でアルゼンチンU-23代表監督で優勝という実績。流行にとらわれない独自の理論を持つ「戦術マニア」として有名。信奉者も多く、運動量に基づいた組織サッカーで、攻撃哲学を貫く姿は「走って勝つ」という日本代表の流れを発展できる存在。大きなポイントはサッカーへの探究心にあり、欧州のビッグクラブで指揮を執ることよりも、自身の理論を試せる環境を重視する学究肌と言われていると紹介しています。
 '11年までチリ代表監督を務めて、その後'13年までアスレチック・ビルバオ、昨年はオリンピック・マルセイユの監督を務めていました。アギーレさんの後釜になれる実力者はビエルサ監督しかありませんね。ぜひ、ビエルサ監督でお願いします。ラウドルップでは後ろ指を指され続けるだけで、代表監督経験がないために、たぶん2018年はザックジャパンと同じ結果になると思います。

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