妻が台所で何やら作っている様だ。
覗いてみれば「おはぎ」だ。
秋分の日に先祖供養の供え物にと今年も例年通り忙し気に手を動かしている。
春の彼岸には大き目の牡丹餅・秋の彼岸には少し小さな目のおはぎ
春はこし餡・秋は収穫した皮がまだ柔らかい小豆を使ったつぶあんを使用
小豆の赤は邪気を払う効果があり昔砂糖は高級品でもあった
それら使っての先祖供養におはぎを作り供える。
外を見れば秋めいて来た我が家の庭先にヒガンバナが数本咲き始めた。
コーヒーを飲みながら作り立てのおはぎを味わう。
特にストレスも無い気儘な日々をおくれる小さな幸せを感じる。
妻と秋の七草を想い出し口に出す。
おすきなふくは・・・
オミナエシ・ススキ・キキョウ・ナデシコ・フジバカマ・クズ・ハギ