からすの巣・別館

日々の身の回り雑記

グロい!ガガンボ!

2009-04-21 22:53:34 | 昆虫
先日、職場の窓際の棚にガガンボがじっとしているのを発見しました。
あまりにも動かないので、コンデジを接写モードにして、5cmぐらいの距離から撮ってみました。

なんともメカニカルな体つきです。
巨大だったら、昆虫には見えませんね。宇宙人の操縦するロボットみたい。

面白がって拡大すると、羽の生え際の少し下に、丸い玉の付いた棒がみえます。
これはハエなどに見られる平均棍(へいきんこん)です。羽の変化したものです。


この平均棍は飛行バランス(正確には角速度を知る)を取るのにとても重要なものです。
飛行そのものは2枚の羽で行うのですが、この平均棍を取ると飛べなくなります。

通常、昆虫は4枚の羽をもっていますが、どうも、早く飛んだりするには2枚の方が都合が良いようです。
4枚の羽を効果的に使っているのはトンボぐらい?と思ってしまいます。
セミは前後の2枚が引っ掛かるようになって、実質的に2枚ひと組で動きますし、カナブンも硬い前羽は単純にカバーとして機能し、後羽のみで飛行します。
ハエやアブ(羽は2枚)は、ハチ(羽は4枚)などとも近い種類ですが、社会性はないものの、体の構造的には洗練されてるなぁと思います。

ガガンボを見て、グロいと思ったあなた!
ここには昆虫の長い進化の最新型が写されているんですよ!
・・・と言ってもグロいものはグロいなぁ。

クビキリギス、ゲット!

2009-04-21 22:12:12 | 昆虫
週末の事ですが、

我が家の草花類がアブラムシ被害を受けているので、生物兵器(テントウムシ)を投入してなんとかならないものか、試しています。
この週末も、子供と近所の草むらでテントウムシをとって、そのテントウムシを我が家のアブラムシ被害を受けているバラなどに逃がしていました。

そのとき、下の子Rが
「パパー!ちょっと来て~」
と叫んでいるので、行ってみると、大きなバッタを捕ったようです。

この時期にこんな大型の成虫がいるなんて!

Rの入学祝に買った昆虫図鑑でチェックです。
体の特徴と、この時期に成虫でいるところから・・・

クビキリギスと判明。
クビキリギスは、成虫で越冬する数少ないバッタの仲間です。
しかも、餌は、「様々な昆虫」とありました。
結構肉食のバッタっているんですね~。



身近なムシについて、まだまだ知らないことあるなぁ~と思いました。

子供に感謝。。