定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

帰り道に『この道』

2019年01月12日 21時28分21秒 | 日記

🎶この道はいつか来た道〜
この曲を聞くたび、中学時代の数学の教師・A.M先生を思い出す。登山とクラシック音楽を愛した師。因数分解の解が導かれる重要な局面に差しかかった時の決まり文句で
「この道はいつか来た道」と発声された。

僕の帰宅が遅延する原因となる帰り道のシネコン。

北原白秋と山田耕筰の物語だ。
白秋のプライベートがどうしようもない俗物に描かれている反面、山田耕筰が聖人君子の如く対比されている。
2人とも後世に遺る労作に取り組んだ人に変わりないが、90パー俗物な僕は北原白秋の人間性に食いついたわけ。

身近では...家庭外では偉大な教師と崇められた僕の父も、相当な俗物的側面をもっていた。具体的には書かないけどね。
鑑賞後、一方の山田耕筰の外伝を紐解くと、戦時中は俗物的一面を押し出していたみたいで安心。

映画作品での
エクザイル関係の人の配役は、シリアスな深刻テイストをかもし出す役ばかりと思っていた。
この作品では、AKIRAの人間味の出し方が優れて良かった。