未知の世界への入り口Let’s Open a Door to the Unknown World!

2009-01-21 17:08:35 | Weblog
未知の世界への入り口
Let’s Open a Door to the Unknown World!

平成21年1月21日 水曜日
特定非営利活動法人日本通訳案内士連合
 理事長・岡村寛三郎

最新景気ニュース(日本経済新聞のインターネット記事)
•(1/20)12月の造船受注量、9割減 08年通年も20.7%減
•(1/20)景気、初の「急速に悪化」 1月の月例経済報告
•(1/20)12月の工作機械受注、71.8%減 08年は6年ぶり前年割れ
•(1/20)12月の中小企業、景況DIマイナス79 過去最低を更新
•(1/20)11月の第3次産業活動指数、0.9%低下
•(1/19)12月の百貨店売上高、9.4%の落ち込み 過去最悪に
•(1/17)12月の米消費者物価、0.1%上昇 前年比で53年ぶりの低い上昇率

上記の最新ニュースは、一体何を私たちに物語っているのでしょうか?
最近の日本経済の根幹部分での大きな落ち込みを伝えていますが、我々庶民には、それらが一体何を物語っているのか、正直に言っておぼろげにしか分かりません。
今後の社会・経済情勢の悪化が避けられないのだな・・・と思う程度です。東京の混雑した群衆の中にいると、彼らも自分と同じ運命の人達だと思い、妙な安心感に浸ります。
しかし、船が大きいから、同乗者が多いからといって直ぐには安心できなのは、第二次世界大戦の終了近くにおいて、戦艦大和でさえも出航して間もなく撃沈されたことを思えば、容易に理解できます。
そこで、我々庶民の日々の生活においては、いったい何をどう備えておけば良いのか・・・と考え込む次第です。我々庶民は、目の前で起こることしか認識し理解することができません。ですから、この先1ヶ月であろうと数ヶ月先のことであろうと、全く同じように知りようがありません。
嵐が来るぞ、暴風雨が来るぞ・・・程度のことしか分からないのですね・・・
そこで、先を読むことを止めて、今日の日に精一杯の勤めを果たすということになります。そのとき、自分の明日の夢を実現するために最も役立ちそうな事柄に注力するということになります。例えば、英語の勉強であったり美術の勉強であったり、はたまた歴史の勉強であったりということになります。
今までいい加減にしか学んでいないことは多く、もう一度学びなおしてみると、驚くような新事実を発見して歴史や人の営みの奥深さに感激するものです。
例えば、AとBとの間のバランスを取るということは、極めて大切なものの見方ですが、世間の噂や親しい人の言葉を信じて、あれはこうだと断じてしまうことがあります。
しかし、その現場や場面に接して、よくよく観察したり、そこにいる人達と交流をしてみれば、先入観で抱いていたイメージとは全く違った映像が目に映ってきてびっくりするようなことがあります。
こういう体験などは、一つの物事を、反対の側面からも同時的に観察することが如何に大事であるかを物語っています。多面的観察とまでは行かなくても、少なくとも、上から下から、右横から左横から、斜め前から斜め後ろから・・・というように、少なくとも対立しあう2側面からの観察やふれあいは、絶対に必要ではないでしょうか?
とりわけ複雑な心理活動を行い、矛盾したような行動を取りがちな人間同士の間での衝突や敵対などは、きっと単眼的なものの見方の不運な結果でしょう。
高度に知的に発達した人間心理や行動を正しく理解するためには、ビジネス上の側面や日常生活上の側面といった表面からの観察のみならず、少人数で実際に親しく膝を交えて話し合い、交流を深めることが絶対的に不可欠ではないでしょうか?
最近は、ほとんどの日本人が、老いも若きも、男であろうと女性であろうと、携帯メールなどを主な通信手段にして交わっていますが、これほど危険なことはありません。
既に多くの方々が、Eメールに依存した交信で、思いもかけずにお互いを傷つけあい、喧嘩や離別にまで発展してしまった惨事を大なり小なりは経験しておられるでしょう。
そこで、NPOの「日本通訳案内士連合」では、この便利だけれども危険な道具に依存する日常生活とはきっぱりと縁を切って、人と人とが直接に交流しあう機会を作り、これを利用して互いの友好と平和と幸福を招き、愛と平和に満ちた社会に一歩でも近づこうという大胆な企画を立てています。
そこで、この企画は具体的な目標としては、(Ⅰ)若者たちのためのカップリング促進=「国際交流カップリング・パーティ」と、(Ⅱ)企業同士間でのビジネス・パートナーの発掘促進=「国際ビジネス・パートナー交流会」の開催と運営を目指すものです。
それも、若者同士のカップリングの促進や企業同士の連携関係創出を、上記のように国際規模で図ろうとするものです。即ち、各国の言語に通じた通訳案内士団体が仲介役に立ち、国際交流や国際協力の促進活動を行おうとするものです。
どうか、一人でも多くの皆さん方のご理解とご支援をいただきまして、ご参加いただけますようによろしくお願いします。
以上