(英語・中国語)通訳案内士のための医療通訳士講座

2010-02-22 08:58:14 | Weblog
(中国語・英語の)通訳案内士の皆様へ
(いよいよ3月新学期「医療通訳士講座」・開始前で最終の説明会開催)

皆様のご清栄をお慶び致します。
さて、中国語分野で通訳案内士試験に合格される方も毎年大勢おられますが、その後の観光ガイドのお仕事は必ずしも新人には回ってきません。
その理由としては、中国からのツアー団体客自体は年々増加して、今年も非常に多いのですが、その99%において国家資格を持たないノンライセンスガイドが、有資格ガイドを排除して仕事を奪っているからだと言われています。
ベテラン中国語ガイドの方々の多くが口をそろえて同じことを言っておられますから、そのような事実が実際に存在するのでしょう。
日本では、多くの観光立国の諸外国と同様に、法律により、外国人の旅行に関する案内は、有資格ガイドのみが有償にて行いうるのですが、無資格でガイドをする外国人や日本人が多く、政府や旅行業界もそれを黙認する無法状態が横行し、法治国家の体をなしていないのです。
そのような違法状態を取り締まり、関係の法律が意図するような日本の固有の文化や伝統を、きちんと勉強して高いレベルの教養と語学力を身に付けた専門の有資格ガイドに外国人への日本紹介を委ね、日本の文化を大切にする姿勢を堅持するべきであるというガイド業界に共通している正しい主張はかき消され、もはや日本文化の外国人への紹介は実質的には全くなされていないに等しい状況となっています。
そこで、日本の観光や旅行業界の姿を法律の理念に基づく正しい姿に戻す活動の一環として、私たち「NPO 日本通訳案内士連合=Japan Guide Consortium=J.G.C.」では、観光と医療とがセットにされたメディカルツーリズムの推進に是非とも努力したいと考えています。
ちなみに、医療通訳の仕事は、諸外国とは異なりわが国では未開拓の分野であり、しかも、相当に高度なレベルの語学力と医療に関する知識とが要求されるため、この職種に挑戦しようと言う人材はまだまだ不足しています。
そこで、この分野への一般社会人からの参入障壁はかなり高いため、観光ガイドの場合のように、素人の学生や社会人、あるいはボランティアまでが参入してくると言った混乱状態は起こりにくいと言えます。
もちろん、外国人患者には、家族や友人・ボランティア等が付き添って病院を訪れるということも少なくはありませんが、相当な訓練を経ずしては医療に関する専門用語について正確で迅速性もある通訳ができるはずもなく、米国では法律でそのような素人の医療通訳が原則的に禁止されている州もある程に危険なものです。
そのような状況を踏まえ、JGCが後援している東京通訳アカデミーでは、とりわけ通訳案内士向けに、短期間に効率よく学べ、しかも低廉な学費で修得できる医療通訳士講座を設けています。
今日、英語や中国語で通訳案内士試験に合格した人たちによる当アカデミーへの資格や講座に関心を持って接していただく方が増えています。
そこで、皆様にも是非一度私たちの試みと実績を調査研究していただくために、メディカルツーリズムや医療通訳士の説明会にお出で頂けますようによろしくお願いします。
次回は、2月28日(日)で、(1)午前10時~及び(2)午後2時からです。充分な時間を用意していますので、質疑もご満足いただけるまで可能です。

平成22年2月22日 月曜日
JGC&TIA事務局・岡村寛三郎
問い合わせ:Eメール:okamura3@oksemi.co.jp
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410

場所:〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号 東観小川町ビル8階
ご案内
(1)JR御茶ノ水駅・聖橋口を出て右折、すぐに左折して「仲通り」を道なりに数分間坂道を下ってください。左手のスキー用品店「ワンゲルスポーツ店」ビルの8階です。
(2)地下鉄:丸の内線・淡路町駅、新宿線・小川町駅、又は千代田線・新御茶ノ水駅・・・B5番出口から直進50メートルの紳士用品店「コナカ」で右折、50メートルの右手のスキー用品店「ワンゲルスポーツ店」ビルの8階です。

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