遂に、「医療滞在ビザ制度」が実現スタート!

2010-12-17 07:56:37 | Weblog
夢にまで見た≪医療の国際化≫の決定版「医療滞在ビザ」の発給
2011年1月実施が決定!

医療の国際化を決定づける「医療滞在ビザ」制度が、我が国でも遂に実現しました。
下記は、12月17日付の日経新聞の記事要旨です。
                    記
(1)政府は16日、高度な医療サービスを日本で受けたい外国人向けに新設する「医療滞在ビザ(査証)」の概要を固めた。

(2)滞在期間は現行の短期滞在ビザ(観光ビザ)の最長90日に対して、最長6か月間とする。

(3)一度ビザを取得すれば、3年以内なら出入国を繰り返すことも可能にする。

(4)アジアの富裕層を対象にした[医療ツーリズム]の受け入れを後押しし、外国人の長期滞在による経済的な波及効果を狙う。

(5)2011年1月から発給を始める。

(6)前原外相が17日にも発表する。

(7)対象となる医療サービスは、先端医療から人間ドックまで原則としてすべての分野。

(8)2011年は試行期間とし、必要に応じて制度を見直す。

(9)入国した外国人による治療費の未払いや不法滞在などを防ぐため、「身元保証機関」として事前に登録した国内の旅行会社や医療機関の保証がなければビザを申請できない仕組みにする。

(10)手術や健診を受けるために来日する外国人は現在滞在期間が90日までの観光ビザしか取得できない。90日以上の長期入院などが必要な場合は、滞在延長への手続きが必要で、症状などによっては延長が認められないこともあるという。このため、新設する医療滞在ビザでは、患者の症状などに応じて最長6ヶ月間の滞在を認めることを打ち出した。

(11)医療滞在ビザの申請から発給までは、短期滞在ビザと同様に最短で5日間とする。

(12)受け入れ対象とする患者については、一定の経済力を有するとの基準を設けたが、患者の病状などによって必要となる経費が違うため、明確な所得水準などは設定しない方針だ。

(13)政府は、6月にまとめた新成長戦略で,医療ツ―リズムを促すビザの創設を盛り込んだ。医療滞在ビザの2011年の発給目標は1000件。政府は「日本の医療機関の高度な治療技術や医療機器への需要は海外でも高い」(外務省幹部)とみて、アジアの富裕層を中心に開拓を急ぐ。

(14)医療目的のビザについてはアジアが先行している。タイは最長1年で何度でも入国できるビザを発給しており、年間100万人以上の患者を受け入れている。最長2年間の滞在を認めるシンガポールやインド、韓国なども患者の受け入れに積極的だ。
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これによって、日本の医療の国際化や成長への前進が大きくなるでしょう。
誠に喜ばしいことです。
この好機を確実にとらえて、我が国の関連業界も、しっかりしたメディカルツーリズムのシステムを構築し、海外の国民・患者の受け入れに粗相をきたさない、満足をしてもらうことに十分に配慮した受け入れ体制作りへと邁進する必要があります。
そのため、一般社団法人日本メディカルツーリズム協会では、関連業界のサービス体制のレベルアップのための諸施策・規律などの提案を、近日中に発表したいと準備をしています。
皆さまのご理解とご支援をよろしくお願いします。

平成22年12月17日 金曜日
一般社団法人日本メディカルツーリズム協会・副理事長・岡村寛三郎
東京通訳アカデミー・学院長
以上


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