白い泡の群れや水質の判定について、専門家からの助言

2007-05-31 20:51:14 | Weblog
大野川を汚濁している白い泡の大群は、
いったい何?
平成19年5月31日 木曜日
岡村ゼミナール㈱会長・岡村寛三郎(通訳案内士)

ところで、大野川の白い泡の群れ(一日に主に3回の大行列)については、下記の3説があります。
(a)先ず、それは、単なる自然現象に過ぎないという説。
(b)また、これは、溝や川を掃除しないため、腐葉土などが溜まってメタン・ガスなどを排出しているためだという説。
(c)更には、洗剤などの生活廃水によるものという説などです。
しかし、悲しいかな、素人の私には、全く判別がつきません。
そこで、著名な専門家の貴君に、次の通り教えを請いますが、何卒宜しくお願いします。

(1)仮に、自然現象説が妥当としても、山の水が、白い泡を大量に生み出しながら流れていくメカニズムが全く分かりません。>
(2)ゴミや落ち葉などの腐敗が原因だとしても、これほどまでに毎日大量に流れてくるメカニズムが分かりません。>
(3)(a)生活廃水なら無害と考えていいのでしょうか?
  (b)また、生活廃水は、ヘドロを産む原因とはならなのですか?

回答(初めに)
川の流れは水+α(水以外のいろんな物質)で構成されますから、何か異常があれば、αが何かを突き止めればよいということになります。具体的にはサンプルを分析して、水以外にどんな物質が含まれているかを知ることと、逆に普段川の水に含まれているはずの物質が無かったり、減少しているかどうかを突き止めるという手順を踏みます。

貴君からの質問順に回答しますと、
(1)白い泡の群れが何かということは、何度かサンプルを分析してみて原因となる化学物質を探ります。それが腐敗された植物に由来するのか、生活雑排水によるのかは、化学物質の分析結果さえあれば検討がつきます。
(2)原因となる化学物質を突き止めることが先決で、どんなメカニズムでその現象が起きているかの追求は先の話でよいと思います。
(3)(a)生活廃水であれば無害とは言い切れないと思います。
問題は、繰り返しになりますが、どんな化学物質が含まれているかと言う事です。
(b)生活廃水がヘドロを産む原因となるか否かについても、それに含まれる化学物質の名称が判明してからの議論でしょう。                  
以上

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