不況を逆手に伸びる国や企業あり

2010-02-10 08:55:22 | Weblog
不況を逆手に、グローバル化・積極投資を梃子に伸びる国や企業あり

平成22年2月10日 水曜日
JGC&TIA事務局・岡村寛三郎

いつの時代にも、勝ち組もあれば負け組もあり、両者を分けるその原因は、好調の時に不況期を見込んで新しいビジネスの種まきを積極的に行う進取の気概と実行力の有無でしょう。次に、2例を示します。
医療通訳士育成の東京通訳アカデミーと人材派遣のCoolWorldExpo株式会社も、果敢に新規市場開拓に向けて挑戦しています。

韓国企業:海外志向が強く果敢に投資をした結果が、世界中での存在感の高まりが顕著
(2月9日・日経)
韓国企業の世界市場での存在感が際立って高まってきている。かつては、日本から技術を学び両国の基幹産業は似通った構造ですが、それだけに同一製品市場での競合度も大きく、様々な産業分野での最近の韓国勢の突出ぶりは、もはや無視できない大きな影響力を持ち始めている。一例が、原子力発電所建設の受注や、風力発電機事業、薄型テレビや携帯電話機販売など。
この韓国勢の躍進の原因として指摘されるのが、韓国内の市場の小ささと度重なる不況を克服するための「果敢な投資姿勢とグローバル化」の作戦実施。

九州最大の学習塾・英進館が大幅な拡大策を発表(不況で講師の確保が容易になったので)
(2・10日経)
九州で学習塾を運営する英進館(福岡市、筒井俊英社長)は、38か所ある校舎数を2年後までに50程度に増やす。2010年度中に福岡や大分市内に5校を新設。2011年には、広島県にも設置する。難関高校への受験指導に強みを持つが、年に2校程度の新設にとどめてきた。景気低迷で優秀な講師を確保しやすくなり、大幅な増設に踏み切る。2010年中に新設するのは、福岡市の3か所と大分市・熊本市の計5校。1校舎当たり5~10人の講師を配置し、400~500人の生徒数を見込む。投資額は、各校3000万~4000万円程度。2011年には、広島市のほか、鹿児島県内にも5校を新設する。講師も増やし、今年の新規の採用数を従来の3割増の40人にする。



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