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鉄旅にでようよ!

鉄道旅行が好きな管理人が旅の思い出と乗車した列車や車窓を写真と稚拙な文章で綴っています。

奥大井湖上駅

2008-07-10 17:21:23 | 大井川鐵道


以前にも このブログで紹介しましたが 大井川鉄道井川線の奥大井湖上駅の紹介です・・この駅へのアプローチに車道はなく画像の左側の鉄橋に歩道が併設され歩いて行く以外 アプローチはありません。下流にできたダム湖の突き出した半島の突端に駅はあります・・・・鉄橋から湖底までは60Mあるそうです・・綺麗な駅ですよね!

          

五両編成のミニ気動車 …グレーのフェンスで囲われた部分が歩道になっています。車両はミニサイズですが 軌道幅はJRと同じです・・・車窓からの眺めはスリル満点。。。



湖上駅に至る 遊歩道から撮影しました。



下り方面から湖上駅を望みます・・・・



奥大井湖上駅は このダム湖に沈んでしまった旧線の対岸に出来た新しい駅です ダム湖の向こう側には旧線が そのまま残されています。

この駅を通貨する列車は一日四往復…数分間の停車時間を設け 辺りの写真撮影も可能ですが JRからだと東海道線金谷駅から大井川鉄道本線と井川線を千頭駅で乗り換えて乗車時間は二時間半程度 乗車券も高額ですが 行ってみる価値は充分にあると思います。何も無いところですが夏の鉄旅プランに是非 加えては如何でしょうか。

なお…奥大井湖上駅 駅の背後にロッジはありますが売店などはなく無人の施設です・・・お弁当など食べるに眺望も良く絶好の施設ですが あくまで雨風を凌げるだけの施設とお考えください。

日本一短いトンネル?

2008-07-06 16:29:08 | 大井川鐵道


日本一短いトンネル?長さ11M…の紹介です…TV番組「秘密のケンミンSHOW」でも紹介されてました。また他にも多数のサイトでも紹介されてますが・・・このトンネルは小さな農村の地方私鉄の無人駅の先に ひっそりと一見 トンネルには見えませんが。



かつては駅員も常駐していた駅ですが 風情のある木造駅舎です。件のトンネルはこの駅の下り方向に・・・・・



茶畑の中に鎮座ましますコンクリートの塊…なぜこのトンネルが必要なのか解りませんね!!!見ようによっては芸術的なオブジェにも見えなくはない!上り方面を眺めています。

           

内部から見上げると 結構な高さもあり かなりダイナミックな構造物です。



下り方面を眺めています・・・実はこの構造物 トンネルというより防護ヤード!鉄道開通以前に この地方の物流を担っていた索道(ケーブル)が張られており、索道直下を鉄道が開通したため 索道からの落下物を防ぐために造られた設備なんです。なので通常つけられるトンネル名称はありません。また「日本一短いトンネル」と称してますが????実際には鉄道トンネルで日本一短いトンネルは 吾妻線の長さ7.2Mの樽沢トンネルの筈なんですが 何を根拠に日本一なのか定かではありません。。。まぁ~私には どうでもいい事ですがTVで紹介されるぐらいですから  眺めとしては…茶畑の中に鎮座する姿は珍景である事には変わりません。



駅前の駐車場からの地名駅ホームです のどかな景色ですね。。

秘境・・尾盛駅

2008-02-15 18:43:55 | 大井川鐵道


秘境の駅シリーズです…大井川鉄道井川線・尾盛駅・・・今までもこのブログで大井川鉄道に関しては神尾駅や井川線を介させて頂きましたが、今回はピンポイントで秘境駅の多い井川線でも屈指の秘境度を誇る尾盛駅です。一月の中旬に何時もの思い付きで行ってきました。何もなさ過ぎて写真の対象もなく判り辛い記事ですがご容赦ください。



尾盛駅は当然・・・無人駅です!駅票の裏の建物は保線用の詰所になっています。他には廃屋が二棟・・・それ以外は何もありません!以前に紹介させて頂いた飯田線田本駅を上回る秘境度です!!!!!!この駅の先には鉄道鉄橋では日本一の高さを誇る『関の沢鉄橋』もあり井川線は鉄橋を渡る時は徐行運転します。



尾盛駅の全景です…秘境駅にしては広々していますが。ひと気はまったくありません・・・・この駅の秘境たる由縁ですが尾盛駅には井川線以外のアプローチがありません?飯田線田本駅は車で行けない(車道がない)駅として有名で登山道のような細い獣道一本しかありませんが、尾盛駅は車道はおろか獣道さえないのです。なので最終の午後二時代の終電?に乗り遅れると線路を一時間ほど歩かないと民家のあるには出られません。

                 

尾盛駅は大井川水系に数あるダムや発電所の建設時にそのための資材運搬のための施設や飯場などがあり…労働者や資材の輸送を担った経緯があり建設が終了した後も駅としての機能を残したそうです。左画像は廃屋になった飯場・右画像は廃屋の近くに何故か?大量の一升瓶の破片が・・・・あちらこちらに建設当時の遺構が残っています。



あまり雪は降らないのですが、一度降ると低温のため春まで残雪として残ってしまうそうです。尾盛駅より上り千頭方面・・・

             

この列車に乗ってきました・・尾盛駅の乗降客は秘境駅ブームに乗って最近は増えたそうですが、それでも年間・100名に満たないそうです…平均すると三日に一人!この列車も45人定員の三両編成・・乗っていたのは私一人!!!!!!!

                  

尾盛駅構内です・・・・・こんな秘境駅にはお約束の雑記帳がありました…大阪・横浜・埼玉・広島など秘境駅マニアが遠方より来訪していました…凄い!



尾盛駅の背後は急峻な山!この場所は駅を省けば完全な自然界・・駅に降り立つと猿の親子が!!!私の姿を確認すると直後に視界から消えましたが彼等からすれば私は招かざる客という事ですね!熊が出ても不思議ではありません・・・

             

枕木を並べて砂利を敷いただけの簡易なプラットホーム・・向こう側のコンクリート製のホームはダム建設時の遺構・・・



帰りの車中より車窓を撮影・・・下りで乗車した列車は貸切でしたが帰りは5名の乗客がありました…小さなカーブを車輪とレールを軋ませながら進みます。今回は時間の都合で一区間のみの乗車でしたが短い時間で乗務員の方は私一人のために丁重なガイドをして頂きました・・とくに正月休み明けは…井川線が閑散時期らしく
片道100分の運行で・・一名の乗客も無いまま往復する事も珍しくないそうです。
尾盛駅・・・・・降り立つと 人の気配はなく何十年も前の朽ち果てた遺構と風の音しか聴こえません。そして私は年間100名に満たない尾盛駅の乗降客の一人となりました・・・・・

神尾駅…萌?

2008-02-05 18:48:45 | 大井川鐵道


意外な人気スポットです?私の生活圏から程近い!隣の隣町にある大井川鉄道神尾駅・以前より存在は知っていましたが?SLを撮影したくて休日に車で行ってきました。赤字地方私鉄…駅舎も ひと気も無くて当然!無人駅です・・・人家のある場所までは暗い林道を1キロ程行かなければなりません。その神尾集落・・十数軒のための駅です。ただロケーションは素晴らしい・・ホーム直下は大井川の流れを望めます。

          

駅票でも分かるように神尾駅はタヌキの里・・タヌキ村には51匹のタヌキが生息しています・・・



赤字私鉄にしては一時間に一本の割合で運行されていて…このあたりは立派!!!!!!
しかし大井川鉄道の乗車料金は日本一高額なんだとか?本線と井川線 合計約65キロ・・・この路線を往復すると約¥6.000…実情を知るとこの金額も理解できるのですが、他社線と単純比較すると・・・とんでもなく高額!

          

夜ともなれば灯りもなく本物のタヌキや狐が出てきそうな神尾駅ですが・・・なにやらアキバ系の臭いが?ベンチが置かれた待合所にノートが置いてありました…読んでみて!驚いた事に…mixiなどのネットサイトに神尾駅コミュニティーが複数あって・・・・クリスマスや大晦日に この山の中の何も無い神尾駅で朝まで過ごすオフ会も開催されているとの事・・・!!!!!!!この駅に萌ぇ~~~???理解できません!それにしても少女マンガ的なイラストは上手でした。



神尾駅のアプローチから大井川下流方向を望みます・・・この神尾駅…確かに何もなければ静かで大井川に川霧でも発生すれば幻想的な雰囲気なんですが、平日の日中は大井川対岸にある採石場がけたたましい轟音を一日中・・・発しています。

                       

下り福用方面から神尾駅の島式プラットホームを望みます・・乗降客の少なさもありますが、ゴミなど落ちていない綺麗なホームです。

                       

神尾駅のタヌキ村に51匹 生息するタヌキ達のボス・・・身長1.2Mくらい???ホームの上り側の外れで駅全体を見守っています?さしずめ神尾駅の駅長でしょうか。

大井川鉄道井川線

2007-12-12 15:49:39 | 大井川鐵道
大井川鉄道は静岡県の東海道本線金谷駅を起点に千頭駅までの本線と千頭駅から井川駅までの井川線の二系統で運行されています。…とくに井川線は全長25.5㎞ 14駅・トンネル61ヶ所・橋梁55ヶ所・・・大井川の上流部を河岸に沿って蛇行する路線で山岳鉄道で有名な黒部峡谷鉄道に勝るとも劣らない秘境のローカル路線です。そんな大井川鉄道井川線の旅は千頭駅からスタートします。



井川線の見所のひとつとして日本の鉄道としては唯一のアプト式区間があります*アプトいちしろ駅から長島ダム駅までは画像のアプト車両が牽引します…アプトいちしろ駅は実質 牽引車両の連結をするための駅・・・



アプトいちしろ駅を出発した列車は日本一の急勾配を登って行きます・・・・



あと少しで長島ダム駅・・この駅でアプト牽引車両は切り離されます。



レールの中央に歯車の付いたもう一本のレールが・・これがラックレールです…機関車側に付いた歯車がレールを噛んで急勾配を登ります。

        

アプト切り離しの長島ダム駅と次の停車駅 奥大井湖上駅です。

                     

奥大井湖上駅を県道から俯瞰してみました・・・この駅では長めに停車するため列車外で記念撮影など出来ます。ダム湖なので水位も季節により変るため満水時と干水時では景色が変わります。川底までは70M?



奥大井湖上駅の先・・・接阻峡温泉駅側のトンネル内から撮影してみました…軌道内に立ち入り違法行為ですね!

        

上記撮影地の上部…トンネル脇からミニ列車を撮影しました。週末にも係わらず乗客は疎らでした。

        

湖上駅の次は接阻峡温泉駅です・・温泉と言っても旅館などは無く数件の民宿と公共浴場があるのみ…静かな山里の温泉です。この駅の前にも露天風呂を備えた小さな立ち寄り湯が・・下車して温泉を楽しむのも一考ですね!

            

            


接阻峡温泉駅からは一気に標高が上がっていきます・・・私鉄では日本一の高さを誇る長さ100M 川底からの高さ100Mの『関の沢鉄橋』橋を渡る際は徐行運転しますスリル満点・・・・・



終着の井川駅です・・千頭駅を発って105分…千頭~井川までの列車は一日4本しかありません計画は綿密に立てないといけませんね!しかし駅というより田舎の雑貨店といった佇まい?しかし井川駅の駅員さんはとても親切な方でした・・ちなみに駅前には何もありません。



終着駅の井川駅から歩いて5分程度で中部電力の井川ダムがあります・・井川線はこのダム建設のために敷設された路線でダム工事が完了した後・・営業運転を開始しました。

              

終点井川駅から先にもダム建設時の軌道が延びていて、現在は時々貨物車が使用するそうですが、草が生い茂り駅先にあるトンネルは真っ暗で先が見えません。



大井川鉄道へのアプローチは本線の金谷・千頭は ほぼ一時間に一本!井川線は終点井川までの便は4本と少ないためしっかりと計画を立てないと・・また乗車料金も結構 高額なのである程度の出費は覚悟しないと・・しかし唯一のアプト・日本一高い鉄橋・奥大井湖上駅のレインボーブリッジ・温泉・・・ひと気の無さなど…メジャー路線には無い静かな鉄旅が満喫できます。また本線でのSLの通年営業も有名ですね・・・楽しめる路線です。