次期戦闘機選定は現有戦闘機で暫定対応か？

前にも書いたが、政府は次期主力戦闘機ＦＸ選定でステルス機能を有する次世代戦闘機の
導入を画策したが諸般の事情で断念せざる事が明らかになった。

退役予定の第３世代の迎撃戦闘機Ｆ４を７３機保有して居るが、この継続機をどうするか
と差し迫った決断が迫られて居ます。

政府は第４世代の迎撃戦闘機Ｆ１５を改修して近代化を図る案。
同じく第４世代の支援戦闘機Ｆ２を追加調達する案。
欧米共同開発のＦ３５に共同開発参加予算を調達する案。
ユーローファイター等Ｆ１５とＦ３５の中間機種を調達する案。

この４案を検討しその結果Ｆ３５の開発が大きく遅れて次期ＦＸ選定に間に合わない事と
当初見積もり価格の倍、８２億円にハネ上がった事等からＦ１５改修かＦ２の追加調達で
少なくとも２～３年凌ぐが得策と判断した様です。

Ｆ１５は対戦闘機の迎撃戦闘機ですがＦ２は地上や海上を目的に攻撃する支援戦闘機です。
現在日本はこのＦ１５迎撃戦闘機２０２機。Ｆ２支援戦闘機８４機を保有しています。

Ｆ２はＦ１５に比べて航空能力が落ちるが現在データー通信システム等の改良向上で
対応出来るとＦ２支援戦闘機５０機が追加調達が検討されて居る模様です。

一応Ｆ２支援戦闘機生産終了予定は２０１１年度となって居るので、関連経費は２０１２年
度予算に盛り込む事を政府関係者が明らかにした。

中国空軍による日本の空は緊迫化しつつあります。
日本国民の生命と財産を守るためには、海の守りも大切ですが、それ以上に空の守りは
重要であります。

その意味においても次期主力戦闘機選定には慎重な対応が求められるのではないかと思えて
なりません。