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日々好日

さて今日のニュースは

GM破算秒読み

2009-05-30 13:45:32 | Weblog
世界の自動車業界の雄で、絶対的権威を持っていた米国自動車最大手の、ゼネラルモーターズは、図体の大きさ故の悲劇でとうとう臨終の時を迎えた様です。
今日のNY市場が開けるやいなや、GMの株価はとうとう1ドルを切り75セントという屈辱の値をつけました。
ほとんど紙くず同然の扱いです。
GMの今回の破綻劇は勿論経済危機に端を発した資金調達もさる事ながら、旧態 依然として世界の流れに適応出来なかった事が一番の原因と囁かれます。
低炭素社会の流れに背を向け、豪華大型車両にこだわり燃費や効率を無視した会社の姿勢や、高報酬を貪り、時勢の流れを読めぬ経営陣。完璧の防御態勢を崩さない自動車労働組合。これらが時代の流れに取り残されて破綻の道を選んだと言える。
余りにも強大な企業で倒産となればその被害は甚大なものと予想され、米国の政府は3兆円近くの資金のてこ入れを行い改善を迫ったが、果たせず此の事態になりました。
今後は破産法適用を申請して再建を図る事になるが、その条件の労働協約の改正が
ネックでした。
労組も背に腹は替えられぬと是を呑んだので、破産法適用に大きく進展すると予測
されます。
米国の破算法は日本の民事再生法の扱いと同じで、是より厳しい会社更生法の様な
破算管理を逃れたのは不幸中の幸いと思われます。
日本にとって、此のGMの破算は決して対岸の火事では済まされません。
GMに部品を納入して居る日本の企業は数多くその額も巨額です。
今回は米国政府が保障して呉れる事になって居ますが、今後将来に亘り心配が増え
ました。
これは決して余所事ではない事です。
明日は我が身との認識が日本の企業も必要ではないでしょうか。

補正予算成立いざ解散?

2009-05-30 08:34:56 | Weblog
追加経済対策だ、いやバラマキだ、またもや国債増発で余り評判の芳しくない補正
予算が参院否決、衆院優位の原則でどうにか成立しました。
肝心の補正関連6法案が残っているが、最終的には衆院3分の2再議決で成立の 
見込みとの事です。
これが成立すれば国民としてはエコポイント等の恩恵等が受けられる様になります。
懸案の消費者庁法は成立したが、海賊対処法案等まだまだ重要法案が沢山残って 居る様です。
こうなると、どうしても今国会の任期延長が必要となって来ます。
東京都議選やイタリアのサミット、天皇陛下カナダ等外遊日程等々や肝心の衆院
解散の時期問題等が重なり与党側は8月上旬まで60日を超え延期する腹らしい。
衆院選ですが、麻生首相は公明党に配意して7月12日の都議員選は避けるらしい
ですが、7月下旬それに8月上旬を模索して居ると言う。
サミット(7月8~10日)前の解散もあり得ると言う考えだと言う。
解散権は、総理大臣だけに許された特権とは言え、周りに相談無しで出来るものではないので、色々の状況を見て総理が判断されると思います。
民主党の鳩山代表に変わってから、少し民主党への風向きが変わって来た様です。
しかし果たして全幅の信頼を国民が託すに足る民主党なのか?
今大半の国民は迷って居るのではないか?
民主党は今にも政権交代が実現出来る様に言い切って居るが、国民の審判はそんなに
甘くはないのではないでしょうか?
今より悪くなる様な政権は選びたくないものです。
いずれにしても近いうちに、国民が選択すると思います。
出来れば国民としては早い事を願います。