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日々好日

さて今日のニュースは

46の基金に4兆円?

2009-05-08 08:48:37 | Weblog
衆院予算委員会の質疑の中で与謝野財務相は補正予算案で46の「基金」に総額
4兆3600億円を支出すると説明した。
どうも私達にはこの「基金」の性格が見えて来ません。
國の財政を、私達の家計に例えるなら、1年間毎日使う金を出すサイフを一般会計
と言うなら、特別の出費に備えた別のサイフが、特別会計ではないでしょうか。
では「基金」とは、一般会計の中で来年又は再来年に使うために取って置く貯金
ではないでしょうか?
何のため?使い道は判っていても、差し当たって貯めて置く貯金的存在ではないのでしょうか?
どうも我々には理解に苦しむ「基金」です。
内容は離職した非正規労働者の再就職支援の「緊急人材育成就職支援基金(仮称)」
介護職員の処遇改善に取り組む事業者への助成基金等で30もの基金を新たに設け
ると言う。
確かにこれらは単年ですむ事ではないかも知れないが、こういった施策は急務の筈
基金を設けず、即刻行うのが常識ではないのか?
与謝野財務相は複数年度をカバーする施策を円滑に実施する為に盛り込んだと説明
し麻生首相は国民へのメッセージだと、「見せ金」的意義にも取れる発言をした。
確かに民主党の菅代表代行が指摘する様に取り敢えず基金に積んでおこうと言う
思惑が多分にあって、バラマキ先やバラマキのやり方を後で考え様と言う姿勢が
ミエミエです。
どうも今回の補正予算案にはそういった「ドロ縄」式の施策が目立ちます。
117億円もの巨額な支出の「国立メディア芸術総合センター」構想や、1年限定
「子供と家族応援手当」や小学校入学前3年間3万6千円支給とか、バラマキが
目立ちます。
その最たるものがこの46もの「基金」への支出ではないでしょうか?
我々シロウトには、専門的事は判りません。
兎に角、サイフが多すぎるのは考えものです。
訳の判らない所に訳の判らないカネが払われても私達はどうする事も出来ません。
兎に角シンプルに、要るカネなら即施策を実行して欲しいものです。