「未来世紀ブラジル」のテリー・ギリアム監督、2014年の作品。近未来、マネジメントと呼ばれる管理者に一括管理された世界で、孤独なネット技術者コウエンは人生の意味を求めてコンピューターの中に日々ダイブする。
街の造形とか、映像としてはちょっとイマイチかなって感じたけれど、
主人公コウエンが住んでいる廃墟となった教会とかのセット、
最高に雰囲気があって素敵でした。
やっぱりこういうセットとかにこ . . . 本文を読む
「テッド」のセス・マクファーレンが監督・主演する、2014年の作品。ヒロインにシャーリーズ・セロンを迎え、西部開拓時代の田舎町を舞台に、小心者の羊飼いアルバートの奮闘を描く西部劇コメディ。原題は「A Million Ways to Die in the West」。
「テッド」を観た方はわかると思いますが、
下ネタも多いし、すごくくだらない、わかりやすいジョークとかが満載です。
それでフラン . . . 本文を読む
「記憶の棘」のジョナサン・グレイザー監督、2014年の作品。スコットランド、男を夜な夜な魅惑し家に連れこみ皮膚一枚残し中身を溶解させてしまうエイリアンの彷徨。
ラスト15分ほど、不覚にも寝てしまった私に、
けしてレビューを書く資格はないのですが、
一応、これは僕の観た映画を忘れないための忘備録なので、
ここに、記す。
まずオープニング、
「2001年宇宙の旅」かというほどにワクワク感が高ま . . . 本文を読む
「きみに読む物語」のニック・カサヴェテス監督、2014年の作品。キャメロン・ディアズ主演でおくる浮気男をその妻と元愛人2人で協力して痛めつけるガールズコメディ。原題は「The Other Woman」。
安定したラブコメを観たいと思って観てみたけれど、
キャメロン・ディアズが出ていたら安心できる、という伝説は、
そろそろ使えなくなってきたのかもしれない。
共演はレスリー・マン、ケイト・アプ . . . 本文を読む
「ボーン・アイデンティティー」のダグ・ライマン監督2014年の作品。桜坂洋の同名ライトノベルをトム・クルーズ主演で映画化したSFバトルアクション。
地球外生命体の圧倒的な攻撃を受けている地球、
そしてその戦いの最中、偶然にもタイムループする力を得て、
何度も死んで、何度も同じ日を繰り返す兵士。
まるでゲームのようにリセットボタンを押せる(この場合主人公を殺す)というのは、結構、ストーリーに無茶 . . . 本文を読む
「紀子の食卓」「気球クラブ、その後」の園子温監督、2010年の作品。気弱な熱帯魚店の店長が極悪非道な男に取り込まれ、後戻りの出来ない闇の世界へと引きずられていく。
園子温監督作品には、
やり過ぎ、長過ぎで評価が難しくなっている作品もあるけど、
これは「紀子の食卓」級に好評価すべき、
園子温監督作品で押さえとかなくてはならない作品だと思います。
かくいう私は、なんとなく前評でグロすぎるという . . . 本文を読む
「美しき野獣」のキム・ソンス監督、2013年の作品。司城志朗の同名小説を日韓合作で映画化した。
他人の記憶を植え付けられた主人公の記憶が1年の時を経て呼び覚まされ、そのため、記憶を取り戻してほしくない黒幕に命を狙われるというアクション・サペンス。
ドラマ「MOZU」での共演が記憶にあたらしい
西島秀俊と真木よう子が出ているというので観てみました。
しかし、
真木よう子はあんまり出てこない . . . 本文を読む
オムニバス映画「いぬのえいが」の水落豊監督の長編デビューとなる、2013年の作品。万城目学の原作ファンタジー・コメディを映画化したもの。
万城目作品を映画化した「鴨川ホルモー」と「プリンセストヨトミ」も一応観ていますが、いずれもむちゃくちゃな設定で、荒削りな感じもあり、
僕の中で良作という印象はなかったはず。。。
しかしこうやって、映画化される度につい観てしまうのは、
飛行機で時間があったか . . . 本文を読む
「チアーズ!」のペイトン・リード監督、2008年の作品。ジム・キャリー主演、いつもノーしか言わない男が、自己啓発セミナーの影響でどんなリクエストにもイエスしか言えないようになり人生が一変する。
She & Himのゾーイ・デシャネルがヒロインで出てるんですねー。
設定が面白くて、
かつ主演がジム・キャリーだから、
とことん笑えて面白く、そしてホロリもあり。
コメディドラマの良作といえる作 . . . 本文を読む
「運命じゃない人」「アフタースクール」の内田けんじ監督、2012年の作品。ひょんな事故で記憶喪失になった殺し屋(?)の人生を、自殺しようとしていた売れない役者が奪ってしまうストーリー。
内田けんじ監督、やっぱすごいですねー。
「運命じゃない人」ですごいなーと感銘を受けて、本作も見たい見たいと思いつつ、今日に到ってしまっていました。
(「アフタースクール」も見たはずだけど、ちょっと記憶に自信が . . . 本文を読む
「リアリティ・バイツ」のベン・スティラーの監督・主演の2013年の作品。ジェームズ・サーバーの短編を基にしたダニー・ケイ主演の名作コメディ「虹を掴む男」のリメイク。
『LIFE』の写真管理部で働く地味な男ウォルター。
自分の人生が退屈なのは十分理解していて、
そこから抜け出せないのもよくわかっている。
だから彼は夢を見る。それもリアルに、白昼夢のように。
彼の白昼夢なのか、それとも現実なの . . . 本文を読む
舞台俳優ギヨーム・ガリエンヌが自作の舞台を映画化した、2013年の作品。ギヨームが自身と母親役の両方を一人で好演している。
僕はやっぱりフランス映画のようにまったりしていて、
人生や日常を切り取った作品のほうが好きです。
しかし残念ながら、普段、字幕なしでフランス語音声の映画を鑑賞できる能力がないので、なかなか手が伸びない。
でも今回のように飛行機だと、少なくとも英語字幕があるので助かります . . . 本文を読む
「ターザン」のクリス・バック監督、「シュガー・ラッシュ」の脚本をつとめたジェニファー・リー監督の共同作品、2013年の作品。アンデルセンの『雪の女王』をモチーフにしている。
日本でも大ヒットし、
主題歌も世界各国言語ヴァージョンが作られ人気を博したそうだけど、
正直、ストーリーはイマイチ、キャラクターデザインが好みではなく、
あまり好感が持てませんでした。
ディズニーはもうああいった「モン . . . 本文を読む
「コンスタンティン」のフランシス・ローレンス監督、2013年の作品。「ハンガーゲーム」シリーズ三部作の第2弾。
最近、映画館へひんぱんに行くことができなくなって、
見逃していた作品だけど、日本行きの機内で観ることができました。
設定や世界観について、どこかで見たような、という既視感はあるものの、
映像としての映し出されるクオリティの高さに、
エンターテイメントの神髄を感じます。
ジェニフ . . . 本文を読む
「アリス・イン・ワンダーランド」のプロダクションデザインを手がけたロバート・ストロンバーグの監督デビュー作、2014年の作品。「眠れる森の美女」をモチーフに、同作で悪役として登場する魔女マレフィセントが何故プリンセスに呪いの魔法をかけたのか、新たな背景と別の結末を用意し、新釈「眠れる森の美女」として実写版でリメイクした。
公開してすぐに観に行ったのは
オーロラ姫がエル・ファニングだったせいな . . . 本文を読む