絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2018年3月18日(日)絵本ゆっくりコース・荒井良二さんの授業内容

2018-03-23 16:35:55 | 絵本ゆっくり塾
荒井良二さんの3回目の授業です。

「皆さん、こんにちはー!」
スポット生でワイワイとにぎわっています。

最近、版画をする機会があったという荒井さん。
上手くできないことが反対にやる気を起こさせ、そして版画は時間を忘れて没頭できるとのこと。
『銅版画のテクニック』という深沢幸雄さんの本が、読んで良かったと教えてくださいました。

版画にもいろんな種類がありますが、例えば木版画は日本人に向いているのでは?というお話も。

日々描くこと作ることを10分でも15分でも作り、日常的に続けていくと楽しいんじゃないかな!と荒井さん。
いろんなアプローチから絵本の種を見つけることができるはず。
今から15年前に出るはずだったという絵本のお話など・・・

後半は、いつものように冊子を使ったワークショップで絵本のようなものを作りました。
冒頭の話題、版画にちなんだテーマになりました。



向かい合うもの、動物・人を見開きに描いていきました。
動物や人は横顔であること。これは正面ですと、描き込みがちなのであくまでサラッと描いていってほしいということです。

最初と最後のページは自由です。
さぁ、どんな絵本ができるかな。

同じフォルムで中身を変えるのはありです。
その際はそのフォルムを強めに描くと良いです。あくまで同じ形だと見てわかるようにすること。
それに言葉も添えていきます。

出来たら、荒井さんが皆の前で読み上げてくださいます。




本日のワークショップは、自分が意図せずに言葉を出す訓練でした。
向かい合う絵を見て何が出てくるか。
似てるけど違うという面白さ。
男の子が女の子になる。違うけど似ている、似てるけど違う。
即興でやることは、自分が今まで培ってきた経験しか出てこないもの。
形や言葉、色。
時間がありすぎると表現の欲求が高くなってくる。
瞬発力でどんなふうな表現が出てくるかが面白い。
考えて作ることももちろん良いがすぐできるものの中にも面白さがあるのでは。
足りないと感じれば、足りない、ということがわかる。
即興で出てくるものをどこか信じているという荒井さん。
半分遊びだけれど、頼まれもしないサウンドトラックを勝手に作って、その向こうに絵本を見ている荒井さん。
遠回りから見つける道筋、そういうものがあっても良い。
発想は自由。
作っている間の自由は誰でもいっぱい持っているもの。
即興で出てくるものは信じて良いんじゃないかな。
毎日、何かしら描く・作ることは必要では。これに遠回りの何かが潜んでいるのでは。

最後に絵話塾からお知らせです!
荒井良二さんの描き下ろしイラストが入った「夢の絵本作り1年間レッスンプログラム」が
この度フェリシモより3月15日から発売となりました。
松栄舞子さん、イオクサツキさんのイラストも入った豪華な絵本プログラムです。
詳しくは下記まで。どうぞよろしくお願いいたしますー!!!

https://www.felissimo.co.jp/program/gcd833041/?vf=03
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2018年3月18日(日)「特別」... | トップ | 2018年3月24日(土)イラスト... »
最新の画像もっと見る