本日は「絵本レベルアップコース」2回目の授業です。 講師は松田素子さん。
先ずは新刊の紹介。松田素子さんが編集しました絵本『水はうたいます』。まど・みちお さんの詩にnakabanさんが絵を描いています。
売れている絵本だから、良い絵本!?ご自身の眼で確かめてこれが果たして10年20年先も残るのかなと考えてください。
今日紹介します3冊の絵本は、この先も末永く読み継がれるものと確信しています。
絵本とは
人の心の中心まで大切なものを届ける 「のりもの」
また、絵本を書店で購入する時は、どれがいいか迷って買いますね。だけど買って家で読み返すと、何でこの本を買ったんだろうと後悔することがあると思います。この後悔が大事で、失敗することで自分の眼が肥えてきます。失敗や後悔から学ぶことは沢山あります。
あたりまえの事を続ければ 特別なものになる。
自分の好きな文章や詩に絵をつける練習は、非常に勉強になります。
次は松田さんがイギリスに行ったお話です。
イギリスで思ったこと
イギリスに時々仕事で行くことがあるのですが、毎回思うことは日本ほど絵本に恵まれている国は他にないと思います。というのは世界各国の絵本が流通している所は、日本以外ではどこを探しても見あたらないと思います。
アメリカやイギリスなどの英語圏に住んでいる人は、英語が世界共通言語という意識があるので、他の国の絵本を翻訳してわざわざ出版することはあまりありません。そう言う点で日本は絵本に関してはすごく恵まれています。
美術館でワークショップを見学
イギリスの美術館で面白いワークショップをしていました。
名画の前に座り模写するのです。日本では模写をしようものなら係員がとんできて、「紙と鉛筆をしまってください!」ときつく言われますが、海外では模写や写真を撮っている方を多く見かけます。絵画の考え方が外国では、名画と呼ばれるものでもたまたま美術館が所有していますが、絵は国民みんなの共有財産的な考えかたです。
模写の風景
さてこの模写のワークショップですが、たんに絵の全体を見て描くのではなく、1枚の絵画作品をじっと見て一部分だけを模写するのです。何もその通りに描かなくてもOKです。参加した方が描いた模写は、みんなそれぞれ違う絵なのです。
答えは一つではないのです!
また、自然史博物館では、キノコの展示をしていましたが、地上に見えている所だけではなく、キノコの「根」も含めて全体を展示していました。見えない所も実際には存在していることを改めて実感しました。
次の絵本レベルアップの授業は、2024年1月14日です。
では皆さま、良い年になりますように願っています。
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絵話塾ガイダンスのお知らせです!
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29日(金)14:00〜 17:00〜
1月 13日(土)11:00〜
14日(日)18:00〜
20日(土)11:00〜
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