本日の授業は、絵本編集者の木村真さんです。
木村さんは学研で絵本の編集をされています。
tupera tuperaの『やさいさん』『くだものさん』も木村さんの編集です。
今回は、事前に課題が出ていました。
【課題】
絵本ラフの作成(モノクロで構いません)
テーマ:〇〇+〇〇 (例:おべんとう+バス)
対象年齢:3−5歳
ページ数:16ページ(扉1ページ、7見開き、1ページ終わり)
サイズ:自由
余裕がある人は上記の着彩イメージ画1点
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対象年齢とテーマ、ページ数が決まっています。
ページ数が16ページですので、通常の絵本の半分です。
皆さんがどんな絵本を考えてきたか発表していただきましょう。
対象年齢が5歳までなので、分かりやすい文章で長くない方がいいですね。
絵で分かるようなことは、文章にしなくてもいいです。
こちらのように、龍が好きな男の子や、電車の好きな男の子を表すのに、言葉の説明はなくて、1ページの中に龍の表紙の絵本や、電車のおもちゃを描いています。
絵本的な描写でとても良いですよね。
絵本を読んでいて、えっ?コレは何で?と、引っかかる場面があると、読者には理解できていない内容です。作者が分かっていても、読者が分からないと、読者は置いてきぼりになってしまします。
大人が使う言葉も子どもには分からないので、気をつけましょう。
通常の32ページで考えると、内容を盛り込みすぎてしまって、まとまりが悪くなる場合があります。
16ページにすることで、余計な部分が入らずまとまりやすくできます。
まず16ページで制作して、そこから32ページに話を膨らませると作りやすいですよ。
とおっしゃっていました。
また、今回のように対象年齢が決まっていると、どんなストーリーが良いのか考えやすいですね。
最後に生徒さんから木村さんへ質問
「時代の移り変わりで絵本の設定が難しい」
現実的なお話だと、夜の散歩や一人でおつかいなど、難しい設定ですが、
ファンタジーなら気にならないです。
絵本は多様性の世界なので、動物と人間が一緒に暮らすことができます。
絵本を制作するときは、子どもの頃の感覚を引っ張り出してくださいね。
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