絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2023年4月16日(日)絵本ゆっくりコース・荒井良二さんの授業内容

2023-04-20 17:33:51 | 絵本ゆっくり塾

本日の絵本ゆっくりコースは、荒井良二さんの今期最後の授業です。

荒井さんは7月1日〜9月3日まで、横須賀美術館で展覧会が予定されています。

タイトルは「new born 荒井良二」

3つの展示室に約50個の小屋を作り展示されるそうです。

この展示は、横須賀美術館のあと巡回されるのですが、

50個の小屋は、会場によっては展示の仕方が変わる(移動する絵)ので、

それぞれの会場で、楽しみ方がありそうですね。

授業では、なぜこのような展示になったのか、荒井さんの思いをお聞きしました。

隠れテーマがあるそうなのですが、このブログでは内緒にしておきます。

ぜひ展示を観て、直接感じていただけたらと思います。

 

休憩を挟んで、いつものミニ絵本ワークショップをします。

白い紙で丸い形を作っています。

これは何なのかな?と思っていたら、石だそうです。

石と思って見ていると、どっしり重いものにも感じますね。

この紙の石を使って、ミニ絵本を考えます。

 

 

 

1ページ・・・石の重さを感じさせるような線で石を描く(線は多め)

2.3ページ・・・簡略化された強い線で石を描く(線数は少なく)

4.5ページ・・・見ないで石を描く

6.7ページ・・・アウトラインのみで描き、石の中に何が入っているかも描く

8.9ページ・・・石の中に入っているものをフォーカスして描く

10.11ページ・・・石は描かずに中のものだけを描く

12~23ページ枚目は、自由に描く

24ページ・・・最後のページは、石を描く。

 

スタートは石を意識して描きますが、途中から石の中の世界に変わります。

別の世界へ連れて行って、最後は石に戻ります。

 

今回のミニ絵本は、終わりを決めてから始まります。

元に戻ることで、読者に安心感をもたらします。

『かいじゅうたちのいるところ』モーリス・センダック のような、行って帰ってくる絵本は沢山あります。

このワークショップのように、始まりと終わりを決めて、その間のストーリーを考える。

行く通りのストーリーが考えられると思うので、よいトレーニングになるでしょう。

成功も失敗もないです。

またチャレンジしてくださいね。

 

 

今期の授業は、この日が最後の荒井さん、

授業が終わってからも、おしゃべりしたりサインを描いたり、楽しい時間は続きました。

 

 

●ガイダンス(説明会)のお知らせです。

秋から始まる絵話塾の生徒を募集しています。

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4月22日(土)17:00~

4月23日(日)18:00~

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4月30日(日)14:00~ 16:00~

 

詳しくはメールkaiwajuku@galleryvie.jp
またはtel.078-332-5808までご連絡ください。

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 


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2023年4月1日(土)ドローイングクラス・イヌイマサノリ先生の授業内容

2023-04-20 15:41:09 | ドローイングクラス

今日の授業は、雨予報も何処へやら、雲ひとつない快晴の神戸須磨離宮公園でドローイングです。
毎回良い天気に恵まれるドローイングコースも、春のポカポカ陽気を通り越して、初夏のような気候には驚きです!バラの時期にはまだ少し早いですが、美しい新緑が広がり、桜やチューリップなど春の花がたくさん咲いていました。清々しい空気と、心地よい木陰のある、ドローイング日和です。
今回の神戸須磨離宮公園はとても敷地が広くて、樹木やお花の他にも、噴水や庭園、遊具、像やトンネルなど
生徒さん一人ひとり、それぞれ気に入った自分だけの場所を見つけて描かれていました。


描く前にイヌイ先生からのアドバイスは。
花などの特徴を捉えつつ、春は色が楽しいので、色をどんどん使って楽しみましょう。
今まで試したことのない画材を試すのも良いですね。
お天気の良い時の、気持ちの良いテンションが絵に表れると良いなと思います。

15時から皆さんの絵を講評します。
●ちゃんと全部描こうとして、ごちゃごちゃしてしまう方は、景色の中にあるレンガのようなものを、ひとつひとつ描こうとせずに、パッと見たときに目につくところ、面白いなと思ったところだけを描くようにしましょう。まずは、自分の心が動いたものを描いて。その時に細かく描きすぎてしまっても、要らない線は、自分で描いていきながらわかってくるはずですから、次から直していけますね。
他の講評はここでは割愛しますね。



絵のスタイルが定まらない方は
一枚の絵に、いろんな手法が入ると見にくくなりますから、面だけで描く場合は、線はなしにしましょう。
また、線を入れる場合は線の色を変えて、どんなふうに変わるかを試してみるのも良いでしょう。
色々な画材もたくさん試してくださいね。
その人の持ち味がパッと見たときにわかるのが、良い絵の条件のひとつです。

イヌイ先生のドローイング

生徒の皆さんのリクエストで、今日イヌイ先生が描かれた絵と、使われていた画材も見せてもらいました。
絵の切り取り方や色使いは、お話の通りで納得です。やっぱり素敵、こんなふうに描けたら……。
色鉛筆は何色入り、ではなくて、使いたい「ええやん」の色を持ち歩かれているみたいです。
金や銀の色鉛筆も、使われていましたよ。
次回5月は布引ハーブ園です。お楽しみに!ではまた!

 

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