高科正信先生8回目の授業は、前回の続きで「伝える絵本」がテーマでした。
先日亡くなられた、まど みちおさんのお話を少し。
まど みちおさんの代表する童話「ぞうさん」
自分が自分であることはすばらしいと象は思っています。
短い言葉で、深くやさしく伝わってきます。
宮崎駿監督と同じように、まど みちおさんも「この世は生きるに値する」ということを作品(詩)で、私たちに届けてくださいました。
今回の授業は「人生は差し替えがきかない」「自分の人生は自分でしか生きれない」
そんな絵本を紹介していただきました。
『およぐひと』 長谷川集平・・・3.11の出来事
『ホームランを打ったことのない君に』 長谷川集平
『こすずめのぼうけん』ルース・エンズワース 石井桃子 訳 堀内誠一 絵
『海うさぎのきた日』 あまんきみこ 作 南塚直子 絵
自分の人生は一回きりだが、物語(絵本)を読むこと(書くこと)で、
自分の人生と違う人生を生きることができる。
児童文学作家の上野暸さんが「物語は真っ赤なうそを書く、そして一服の毒をもる」とおっしゃっています。
その毒は時間を掛けてゆっくり読者に気付かせます。
子どもの時に読んで、また大人になった時に読んでみて、子どもの時と違う感じ方があるかもしれない。
それがゆっくりじっくり効かせる毒です。
※課題・・・「ぞうさん」のような「ぼくはぼく、わたしはわたし」と伝えられる絵本の文章・詩(短い詩)を書く。
4月2日(水)提出です。よろしくお願いします。
次回4月9日(水)は「おめでたい絵本」の話です。
高科先生の授業は今期最後です。ぜひ、スポット受講してくださいね。
よろしくお願いいたします。