散文的で抒情的な、わたくしの意見

大河ドラマ、歴史小説、戦国時代のお話が中心です。

ヤマトを「大和」と書くのは何故か。

2018年06月23日 | 歴史
きわめて初歩的な話なんですが、自分の頭を整理するために書きます。

ある時期から日本列島に住む人々は、自分たちの国が中国で「倭」と呼ばれていることを知ります。

そして自分たちも「倭」の国号を使います。発音は「ワ」に近い音だと思われます。

訓読みして「ヤマト」です。

そして「大」を冠します。「大日本」とか「大韓帝国」と同じ感覚です。

すると「大倭」になります。「大倭」、これも訓読みはヤマトです。

ところが「倭」は悪い意味を持つ言葉だと気が付いてしまいます。

そこで「倭」を音が似ている「和」に変えます。そうすると「大和」になります。

「倭」「大倭」「和」「大和」、、これらは全て「今の日本にあたる領域」を指しますから全て「ヤマト」と発音していい言葉です。

「やまと」は最初はヤマト政権ができた一地方を指していましたが、ヤマト政権の拡張につれ、日本の多くの部分が「ヤマト」となりました。

ヤマトという言葉そのものの語源については諸説があります。

ちなみに大和という文字が表記として広がっていったのは8世紀頃だと思われます。



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