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古代宇宙人はどこへ行った?「未来の記憶」または「神々の戦車」

2017年08月31日 | 日記
古代宇宙人技術貸与説は本質的な欠陥をはらんでいて、その宇宙人は今どこにいるんだ、が分かりません。

古代人に技術を教えたなら、現代人にも教えてくれてもいいでしょう。恒星間移動ができるなら、まだ技術力は彼らの方が上です。

というか、宇宙人が古代人に技術を教えた証拠とされるもの、はほぼすべてが完全に否定されています。

夢物語としては面白いんですけどね。

巨石文明が宇宙人の仕業なら、大坂城の石垣だって宇宙人でしょう。でも違います。人力であの石垣は作れるのです。

70年代にデニケンという人が超古代文明説(宇宙人が教えた説)を唱え、角川春樹が積極的に彼の書物を売ったことで日本でも超古代文明プチブームが起きました。

特に「未来の記憶」は子供にとっては面白かったように思います。子供には、です。僕も文庫を持ってました。結構何回も読みました。

わが自治体の公立図書館では一冊だけ残っていて、前に借りましたが、大人になって読むと全く面白くありません。

インドには絶対にさびない鉄がある、宇宙人の遺産だとか言います。でも日本刀だってちゃんと手入れしていれば数百年たってもさびません。

デニケンの書物の原題は「Erinnerungen an die Zukunft」のようです。

これを日本語訳したのが「未来の記憶」なのか、その辺が分からないのですが、なるほど翻訳検索をかけると「将来の想い出」となりますから、「未来の記憶」という日本語タイトルは正しいことになります。

一方で英語だと「神々の戦車」となっていて、これが原題だという人もいます。全く違う書物なのか、英語タイトルをつけるとき、神々の戦車になったのか。まあよく分かりません。

はるかに大昔でもないのですが、超古代文明のプチブームが起こったころは、まだプレート移動説すら定説になっていなかったと思います。

だから超古代文明の拠点はアトランティスだったり、ムー大陸だったりしました。ついでにレムリア大陸というのもありました。「ムー」という本はまだ定期発行されいるのかなあ。


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