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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

真夏の工事現場横の「自販機」は浪費なのか

2011-04-20 14:44:31 | 政治
石原都知事はどうしても自動販売機を止めたいらしい。自販機を「完全な浪費」であるとして、攻撃し続けている。

だが、真夏の日中に屋外で仕事をしたことのある人なら、誰でも自販機が必須であることを理解しているだろう。

工事現場の作業員、交通整理をする警備員、外回りの営業マン、引越し業者など、自販機の冷たい飲み物で救われている方々は多いはずだ。

しかも、自販機は午後1時から4時までは、節電のため冷却機能を止めているので、ピーク時の消費電力は全供給電力の0.05%程度に過ぎない。

日本中を見回しても、これほどシビアな節電を達成している機械はまず見当たらない。

仕事だけでなく、レジャーを楽しむ人々にも利用され、極めて少ない電力でよく冷えた飲み物が手に入る。重要な社会的設備となっている自販機を「浪費」と決め付ける石原氏の理論的根拠がまったく見えない。

石原知事は、かつて数億円も掛かる豪華な外遊を行い、批判を浴びたことがある。カジノ構想をぶち上げたのも石原氏である。

都民の税金を湯水のごとく無駄遣いする人間が、工事現場で汗水たらして働くひとが120円を払って買おうとする冷たい缶ジュースを「浪費」だとわめいている。

こんな人物が、人の上に立っていることこそが異常であり、税金の「浪費」である。

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