昨日11月1日水曜の午後に発表されたBillboard JAPAN Hot100・11/01公開チャートにおいて、1項目でも100位圏内に入った坂道曲は4曲、NiziU曲は1曲でした。
集計対象期間は10月23日(月)から29日(日)までの1週間ですが、なんと乃木坂46・4thシングル表題曲「制服のマネキン」が「国内動画再生回数(M)」に37位で登場しています。
オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』のグループバトルで「制服のマネキン」が練習生によりパフォーマンスされ、そのステージ映像が番組のYouTube公式チャンネルにアップされたことが原因かと思いますが、なんせCD発売567週目(W)ですから、ちょっとびっくりしました(笑)。
一方、櫻坂46・7thシングル表題曲「承認欲求」は、CD発売2週目(W)に当たる「CDセールス(P)」が前週1Wの1位から5位へ4ランクダウン、配信3Wの「ダウンロード数(D)」が13位から63位へ、「ストリーミング数(S)」は5位から7位へと3項目で順位を落としたものの、MV公開5WのM項が前週、前々週の100位圏外から63位に復活、さらに「ラジオ放送回数(R)」が前週51位とほぼ同じ50位に入り、総合は7位で3回目のHot100ランクインを果たしています。
M項100位圏内へ再ランクインしたのは、「承認欲求」本編MVのYouTube公開5Wにおける積上再生回数が4Wの27万回より少ない23万回だったものの、集計期間3日目の水曜午後6時から「承認欲求 -Dance Practice-」が新たに公開され、関連動画として35万回を稼ぎ、「合わせ技」で66位に上昇したと考えられます。
配信3WのS項7位は、4Wの火曜まで続く「LINE MUSICキャンペーン」による「効果」だと思われます。
次の表は今回チャートのS項TOP11を示したものです。
2023/11/01公開『Billboard JAPAN Hot100 ストリーミング数(S)』のTOP11
01位 唱/Ado
02位 アイドル/YOASOBI
03位 SPECIALZ/King Gnu
04位 勇者/YOASOBI
05位 ランデヴー/シャイトープ
06位 青のすみか/キタニタツヤ
07位 承認欲求/櫻坂46
08位 Seven (feat. Latto)/JUNG KOOK
09位 怪獣の花唄/Vaundy
10位 Subtitle/Official髭男dism
11位 I'm a mess/MY FIRST STORY
一方、集計期間の真ん中、10月26日(木)におけるApple MusicデイリーTOP100のTOP10は以下の通り。
2023/10/26(木)付『Apple Music デイリーTOP100』のTOP10
01位 唱/Ado
02位 アイドル/YOASOBI
03位 ランデヴー/シャイトープ
04位 SPECIALZ/King Gnu
05位 勇者/YOASOBI
06位 Subtitle/Official髭男dism
07位 青のすみか/キタニタツヤ
08位 Seven/JUNG KOOK、Latto
09位 怪獣の花唄/Vaundy
10位 I'm a mess/MY FIRST STORY
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100位圏外 承認欲求/櫻坂46
ビルボードS項のTOP11に入った曲は、櫻坂46「承認欲求」を除く10曲すべてが、Apple MusicデイリーTOP100のTOP10に入っています。
「承認欲求」は、デイリーTOP100だけでなく、200位までを表示するトップソングでもランクインを一度も確認できない「完全圏外」が続いている。
つまり、ほぼ一致しているのが普通であるビルボードS項とApple Musicランキングが、「LINE MUSICキャンペーン」によって大きく乖離し、Apple Musicで200位圏内に入っていない曲が、ビルボードS項の7位にランクインしているわけで、この特典キャンペーンの「効果」、そして「破壊力」がいかに絶大かが分かります。
ただ、「LINE MUSICキャンペーン」にも一つ弱点があって、永遠には続けられず、何週かすると終了してしまうことですね。
それ以降は特典なしの「自力走行」となりますが、もともと特典無関係のApple Musicランキングで、坂道の主要曲が200位圏内ですら簡単にはランキンできない状況の中、キャンペーン終了後のS項で、100位圏内に入るのはなかなか難しい。
櫻坂の表題リード曲は、3rd「流れ弾」から「LINE MUSICキャンペーン」が始まり、4th「五月雨よ」、1stアルバムリード曲「摩擦係数」、5th「桜月」、6th「Start over!」、7th「承認欲求」と続いていますが、配信1Wから始まるキャンペーンの終了時期は、最初の「流れ弾」が3W最後だった以外、すべて4Wの途中火曜までとなっています。
そして、以下の表が示すように、S項の順位は、「流れ弾」「五月雨よ」「摩擦係数」「桜月」が4Wから100位圏外、「Start over!」は4Wも88位になんとか踏み止まったものの、5Wから圏外となっています。
7th「承認欲求」は、配信3Wまで前作6th「Start over!」に非常に近い順位推移を辿っていて、キャンペーンが途中で終了する来週11/08公開チャートのS項において、どのような順位を記録するのか注目されます。
「Start over!」は、LINE MUSICキャンペーンが4W途中で終了し、S項100位圏内ランクインが4週で終わったことが響いて、結局、総合Hot100も4週ランクインで終わっています。
もしキャンペーンを4Wまでではなく、10W、20Wと続けていけば、Hot100へのランクイン週数も10週、20週と伸びて、年間チャートへのランクインも見えてくるんですが、何がそれを阻んでいるのか、金銭的な限界なのか、期間の最適解があるのか、あるいはなにがしかの良心なのか、現実には数週間で終わる設定になっている。
まあ、10W、20Wまで続けた場合、今のようにS項TOP10にランクインし続けられるかどうかは疑問ですが、CDセールスと同じく、効果の大きな特典商法には、ウルトラマンのカラータイマーのように、あまり長くは続けられないという特徴があるようです。
「承認欲求」がキャンペーン後の配信5W以降もS項100位圏内入りを維持し、Hot100のランクイン週数を10週、20週と伸ばして、年間チャートを射程圏に入れるには、結局、Apple Musicランキングに反映されるような、特典なしの楽曲人気を地道に高めていくしかないのでしょう。
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坂道楽曲Data ～ Billboard JAPAN Hot100・11/01公開チャート @ 乃木坂46シングル表題曲 [01Nov23]
坂道楽曲Data ～ Billboard JAPAN Hot100・11/01公開チャート @ 櫻坂46&欅坂46表題リード曲 [01Nov23]
坂道楽曲Data ～ Billboard JAPAN Hot100・11/01公開チャート @ 日向坂46シングル表題曲 [01Nov23]
坂道楽曲Data ～ Billboard JAPAN Hot100・11/01公開チャート @ 坂道近年主要曲 [01Nov23]
NiziU楽曲Data ～ Billboard JAPAN Hot100・11/01公開チャート @ NiziU主要曲 [01Nov23]
◉ 坂道3グループのビルボードHot100における1項以上100位圏内入り曲 @ 11/01公開(11/06付)チャート
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乃木坂の海 ～ 33rdシングル表題曲「おひとりさま天国」MVがYouTube公開11週目(w)を終了 [27Oct23]
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坂道CDセールス ～ オリコン週間シングル・10/30付チャート [31Oct23]
◉ 坂道3グループのオリコン週間シングルランキングにおける200位圏内入り作品 @ 10/30付チャート
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2023/11/01(水)付
凡例
順位 曲名 / アーティスト名 : 収録元 [配信開始日] 配信後経過日数
# TOP10曲は「収録元」以降を省略
【Apple Music デイリーTOP100】
◉ 坂道曲 : 該当なし
◉ NiziU曲 : 1曲
096位 HEARTRIS/NiziU : Press Play - Single [2023/10/30(月)] 3D
◉ TOP10
001位 唱/Ado
002位 ランデヴー/シャイトープ
003位 アイドル/YOASOBI
004位 SPECIALZ/King Gnu
005位 勇者/YOASOBI
006位 Subtitle/Official髭男dism
007位 青のすみか/キタニタツヤ
008位 Seven/JUNG KOOK、Latto
009位 怪獣の花唄/Vaundy
010位 I'm a mess/MY FIRST STORY
✿✿✿✿✿ 凡例 ✿✿✿✿✿
記事の構成、使われている記号や用語について、以下の記事で説明しています
⬅︎ 坂道の夜明け ～ 記事の読み方と用語の説明 [05Sep22]
アレチボルトのツイッター
https://twitter.com/sabakunonezumi
集計対象期間は10月23日(月)から29日(日)までの1週間ですが、なんと乃木坂46・4thシングル表題曲「制服のマネキン」が「国内動画再生回数(M)」に37位で登場しています。
オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』のグループバトルで「制服のマネキン」が練習生によりパフォーマンスされ、そのステージ映像が番組のYouTube公式チャンネルにアップされたことが原因かと思いますが、なんせCD発売567週目(W)ですから、ちょっとびっくりしました(笑)。
一方、櫻坂46・7thシングル表題曲「承認欲求」は、CD発売2週目(W)に当たる「CDセールス(P)」が前週1Wの1位から5位へ4ランクダウン、配信3Wの「ダウンロード数(D)」が13位から63位へ、「ストリーミング数(S)」は5位から7位へと3項目で順位を落としたものの、MV公開5WのM項が前週、前々週の100位圏外から63位に復活、さらに「ラジオ放送回数(R)」が前週51位とほぼ同じ50位に入り、総合は7位で3回目のHot100ランクインを果たしています。
M項100位圏内へ再ランクインしたのは、「承認欲求」本編MVのYouTube公開5Wにおける積上再生回数が4Wの27万回より少ない23万回だったものの、集計期間3日目の水曜午後6時から「承認欲求 -Dance Practice-」が新たに公開され、関連動画として35万回を稼ぎ、「合わせ技」で66位に上昇したと考えられます。
配信3WのS項7位は、4Wの火曜まで続く「LINE MUSICキャンペーン」による「効果」だと思われます。
次の表は今回チャートのS項TOP11を示したものです。
2023/11/01公開『Billboard JAPAN Hot100 ストリーミング数(S)』のTOP11
01位 唱/Ado
02位 アイドル/YOASOBI
03位 SPECIALZ/King Gnu
04位 勇者/YOASOBI
05位 ランデヴー/シャイトープ
06位 青のすみか/キタニタツヤ
07位 承認欲求/櫻坂46
08位 Seven (feat. Latto)/JUNG KOOK
09位 怪獣の花唄/Vaundy
10位 Subtitle/Official髭男dism
11位 I'm a mess/MY FIRST STORY
一方、集計期間の真ん中、10月26日(木)におけるApple MusicデイリーTOP100のTOP10は以下の通り。
2023/10/26(木)付『Apple Music デイリーTOP100』のTOP10
01位 唱/Ado
02位 アイドル/YOASOBI
03位 ランデヴー/シャイトープ
04位 SPECIALZ/King Gnu
05位 勇者/YOASOBI
06位 Subtitle/Official髭男dism
07位 青のすみか/キタニタツヤ
08位 Seven/JUNG KOOK、Latto
09位 怪獣の花唄/Vaundy
10位 I'm a mess/MY FIRST STORY
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100位圏外 承認欲求/櫻坂46
ビルボードS項のTOP11に入った曲は、櫻坂46「承認欲求」を除く10曲すべてが、Apple MusicデイリーTOP100のTOP10に入っています。
「承認欲求」は、デイリーTOP100だけでなく、200位までを表示するトップソングでもランクインを一度も確認できない「完全圏外」が続いている。
つまり、ほぼ一致しているのが普通であるビルボードS項とApple Musicランキングが、「LINE MUSICキャンペーン」によって大きく乖離し、Apple Musicで200位圏内に入っていない曲が、ビルボードS項の7位にランクインしているわけで、この特典キャンペーンの「効果」、そして「破壊力」がいかに絶大かが分かります。
ただ、「LINE MUSICキャンペーン」にも一つ弱点があって、永遠には続けられず、何週かすると終了してしまうことですね。
それ以降は特典なしの「自力走行」となりますが、もともと特典無関係のApple Musicランキングで、坂道の主要曲が200位圏内ですら簡単にはランキンできない状況の中、キャンペーン終了後のS項で、100位圏内に入るのはなかなか難しい。
櫻坂の表題リード曲は、3rd「流れ弾」から「LINE MUSICキャンペーン」が始まり、4th「五月雨よ」、1stアルバムリード曲「摩擦係数」、5th「桜月」、6th「Start over!」、7th「承認欲求」と続いていますが、配信1Wから始まるキャンペーンの終了時期は、最初の「流れ弾」が3W最後だった以外、すべて4Wの途中火曜までとなっています。
そして、以下の表が示すように、S項の順位は、「流れ弾」「五月雨よ」「摩擦係数」「桜月」が4Wから100位圏外、「Start over!」は4Wも88位になんとか踏み止まったものの、5Wから圏外となっています。
7th「承認欲求」は、配信3Wまで前作6th「Start over!」に非常に近い順位推移を辿っていて、キャンペーンが途中で終了する来週11/08公開チャートのS項において、どのような順位を記録するのか注目されます。
「Start over!」は、LINE MUSICキャンペーンが4W途中で終了し、S項100位圏内ランクインが4週で終わったことが響いて、結局、総合Hot100も4週ランクインで終わっています。
もしキャンペーンを4Wまでではなく、10W、20Wと続けていけば、Hot100へのランクイン週数も10週、20週と伸びて、年間チャートへのランクインも見えてくるんですが、何がそれを阻んでいるのか、金銭的な限界なのか、期間の最適解があるのか、あるいはなにがしかの良心なのか、現実には数週間で終わる設定になっている。
まあ、10W、20Wまで続けた場合、今のようにS項TOP10にランクインし続けられるかどうかは疑問ですが、CDセールスと同じく、効果の大きな特典商法には、ウルトラマンのカラータイマーのように、あまり長くは続けられないという特徴があるようです。
「承認欲求」がキャンペーン後の配信5W以降もS項100位圏内入りを維持し、Hot100のランクイン週数を10週、20週と伸ばして、年間チャートを射程圏に入れるには、結局、Apple Musicランキングに反映されるような、特典なしの楽曲人気を地道に高めていくしかないのでしょう。
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坂道楽曲Data ～ Billboard JAPAN Hot100・11/01公開チャート @ 乃木坂46シングル表題曲 [01Nov23]
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坂道楽曲Data ～ Billboard JAPAN Hot100・11/01公開チャート @ 日向坂46シングル表題曲 [01Nov23]
坂道楽曲Data ～ Billboard JAPAN Hot100・11/01公開チャート @ 坂道近年主要曲 [01Nov23]
NiziU楽曲Data ～ Billboard JAPAN Hot100・11/01公開チャート @ NiziU主要曲 [01Nov23]
◉ 坂道3グループのビルボードHot100における1項以上100位圏内入り曲 @ 11/01公開(11/06付)チャート
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乃木坂の海 ～ 33rdシングル表題曲「おひとりさま天国」MVがYouTube公開11週目(w)を終了 [27Oct23]
櫻坂の風 ～ 7thシングル表題曲「承認欲求」MVがYouTube公開3週目(w)を終了 [17Oct23]
日向坂の空 ～ 1stシングル表題曲「キュン」MVのYouTube3千万再生は日向2作目、坂道14作目 [25Sep23]
日向坂の空 (特別号) ～ 2ndアルバムリード曲「君は0から1になれ」MVがYouTube公開7日目(d)を終了 [16Oct23]
坂道近年楽曲の動画・配信指標 [19Oct23]
蒼空のNiziU ～ NiziU楽曲の動画・配信指標 [19Oct23]
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坂道CDセールス ～ オリコン週間シングル・10/30付チャート [31Oct23]
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2023/11/01(水)付
凡例
順位 曲名 / アーティスト名 : 収録元 [配信開始日] 配信後経過日数
# TOP10曲は「収録元」以降を省略
【Apple Music デイリーTOP100】
◉ 坂道曲 : 該当なし
◉ NiziU曲 : 1曲
096位 HEARTRIS/NiziU : Press Play - Single [2023/10/30(月)] 3D
◉ TOP10
001位 唱/Ado
002位 ランデヴー/シャイトープ
003位 アイドル/YOASOBI
004位 SPECIALZ/King Gnu
005位 勇者/YOASOBI
006位 Subtitle/Official髭男dism
007位 青のすみか/キタニタツヤ
008位 Seven/JUNG KOOK、Latto
009位 怪獣の花唄/Vaundy
010位 I'm a mess/MY FIRST STORY
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記事の構成、使われている記号や用語について、以下の記事で説明しています
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