昨日gooから一年前の「kaeruのつぶやき」が届きました。一年前も孫の運動会を載せていてその時の看板写真と今年の看板、
去年は創立20周年だったのです、そのスローガンは
“「あしたいろ」の矢を 笑顔いっぱいの優勝に向かってつき放て!”
今年が、
“大空をめざして 力いっぱいはばたき 勝利をつかみとれ!”
でした。
どちらも勝敗への関心が高まる運動会らしく、勝つことへのこだわりを示しています。この一日勝つか負けるかが明らかにされる競技がほとんどだったでしょう。
これは鈴割り競争で、かなり早く赤の鈴が割れたのですが、途中一休みが入りその間に白の鈴に手が加わり、
白鈴への玉の投げつけが再開され、白鈴も割れ「赤の勝ち」となりました。
私はこの後運動会を抜け出したのですが、全体は白組の勝ちだったとのことです。ここ数年白組が負けていたので「良かった」とは葉山婆さんの感想ですが、肝心の孫がどう思ったのか? 何しろ最下位をキープしながら前の走者の格好を面白いと見ているのですから、全体のことでも「皆んなが勝とうとして色々頑張っている姿が面白かった」などと言うかもしれません。勝者優位の価値観が徹底される運動会のなかで、それとは違った価値観を持っているというのも孫の言葉で言えば「面白い」。
どんな場合でも競技の勝者は少数派です、多数を抑えてこその勝者ですから。すると勝者優位の価値観が成り立つのは負け組の多数派のなかで、次は勝者になろうとか、勝者は強いとても私は敵わないとかの思いが共有されないと成り立たないわけです。それが勝つか負けるかではなく、勝つためにあるいは負けまいと頑張っている姿が評価の対象になる、それも面白さを見つける、こういう見方がある。
あらためてなるほどと思っています。友達の姿を他の友達との比較で見るのでなくその人そのものの姿で見る、そんな見方を身につけてきたのかとも思います。それは昨年の夏頃孫が友達のひとりをいじめている、とその母親から苦情がでて孫の母親共々色々苦しい思いをした時期がありました。そんな経験を通じて身につけたことかもしれません。
身体の成長と精神的自立を確立する中学生高校生時代は同時に競争社会へ組み込まれていく時期でもあります。そのなかでどう友人関係をつくっていくのか、爺や父親とは違った時代を生み出す世代の姿を面白く見つめていきましょう。
見る目とその感覚、そして家族それぞれ
いろんな眼鏡で・・そんななかで当人が
大人になって行く、敗者、勝者、それも
その一瞬だけ・・高校野球の試合でも
勝ち残るのは6000校のうちたった
一校残りは全部敗者・・ということは
全員が99パーセントが敗者そんな
中に自分が生きている・・といつか
気がつく、そう思った時が成人の日です
は最年長者、現場に顔を出すことも無く
そうかと言って日陰者でもない。
こんな状況の人間にどうゆう役割を持た
せるか、それに成功する地域やグループ
はかなり有意義なものになると思います。
その際勝者優位の価値観とはまったく無
縁な意識が重要でしょう。爺がそういう
意識を持てるか、そういう意識が気持ち
良いものだということを広げていけるか、
爺さんの役割がありそうです。