kaeruのつぶやき

日々のつぶやきにお付き合い下さい

文字版「徐福と金山」

2018-02-02 13:08:22 | 「てんがらもんラジオ」

昨日の写真というのはこちらです、

http://blog.goo.ne.jp/kaeru-23/e/05eabe3eecf02edc06831ccd8b37291a

 

   昨日のブログの写真を頭に入れての話なのですが、写真抜きでも通じるようにしたいと思います。

   昨日は何時もの村永さんがインフルエンザで欠席、三人体制でということで向井さんの同僚の寺田さんがマイクに向かいました。そこで向井さんの話は寺田さんの出身地の串木野市からはじまったのです。その話は金山の坑道跡を酒造蔵として活用、焼酎王国の鹿児島に清酒が産まれたということからでした。

   そして、串木野市と徐福と金山が深く結びついている、というのがことが今日の「つぶやき」のテーマです。

   まず徐福ですがこの人は中国の人で、秦の始皇帝の命により不老不死の霊薬を求めて日本にやって来た人です。全国に徐福が着いたという伝承の地があります、そのひとつが串木野市です。そういうこともあって串木野市に日本一大きな徐福の石像が立っているのです。

   もう一つは金山です。

   私は向井さんの話から日本の金山について、知識が正されました。まず、近年の日本で最も金を産出していた県は鹿児島県だったということ、そして現在も産出し続けているのが鹿児島県の菱刈鉱山、この鉱山については是非昨日の写真で確認して下さい。なお写真には10の鉱山名をあげ「稼働中の鉱山は2つしかない」として菱刈鉱山と串木野鉱山にしています(20173月末)。鹿児島県の凄さをつけ加えると先程の10の鉱山の中で4つが県内です。

   さて、徐福伝承と金山を結ぶものは何か、ここからは「kaeruの夢」ともいえる話で、向井さんの話に出た「斉彬乃夢」と並べるのもおこがましいのですが、夢物語として書きとめておきます。

   徐福が秦の始皇帝より受けた命は「不老不死の霊薬を手に入れよ」でした。その霊薬とは何か、ここに四世紀頃の中国の錬金術について書かれたものがあります。

【それまでの中国錬金術の考え方の集大成ともいうべき葛洪(かつこう)の『抱朴子(ほうぼくし)』に次のような言葉がある。「錬金術師が金を常食するならば、彼の生命はいつまでも続くものとなる。金粉が五臓に入るとき、風に散らされた雨雲のように霧ははれる。薫(かぐ)わしい蒸気は四肢にいきわたり、容色は幸せと悦びに輝き、白い髪はすべて黒くなり、落ちた歯は旧(もと)のところに生える。老人は再びはつらつとした若者になり、老婆は再び若い乙女となる 」】と。

   三神山にあるという神仙の霊薬とは金であり、その産地は現在鹿児島と呼ばれているこの地であった、という夢物語です。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すごいなー (chidori)
2018-02-02 19:25:45
ここまでつながて調べていただきありがとうございます。

耳で聞いただけですぐ消えてしまう私の情報処理能力は限界ですね。

ありがとうございました。
返信する
勉強中 (kaeru )
2018-02-02 19:47:28
並立鳥居を教えてもらったり、金の産地が日本一だった鹿児島県を知らせてもらったり勉強させてもらってます。

授業料は出世払いで……。
返信する

コメントを投稿