桜の句として歳時記に出ている
さまざまの事思い出す桜かな
は芭蕉の句です。
では我が家の桜にどんな思い出があるのだらうと思ったのですが、あまり出
てきません。 自分の育ったところならとkaeru夫人に聞きましたが、取り立て
て話すようなことも無いようです。
以前は山桜のような白色で、全体として咲き方も少なかったそうです。 毎年
のことですから気づきませんでしたが、そう言われればいかにも春到来を告げる
感じで咲くのはこの数年のことでのようです。 それは私が家にいるようになった
からかも知れません、春を知らせるこの樹に関心が強まったせいかもしれません。
桜の寿命はどのくらいなのか、樹齢1000年という樹もあるようで、100年単位
での命なのか。 そうなると我が家の桜もこれからが盛りを迎えるのかも知れませ
ん。 人間の尺度で姥桜(うばざくら)などと言ったりしますが、本当は人間の庭で
何代かの縦の絆を見ているのかも知れません。
聞いた覚えがありますが、中には神代桜のように
何百年何千年と咲き続ける木もあるようですが
人間にはそんな人はいませんが・・時折命は枯れても
音楽や絵画や伝統工芸や技術で何百年何千年も
生き残る人間も ごくまれにおりますね
信州は飯田でまだ咲き始めです 上田城公園や
このあたりは今週末から来週にかけて咲いてくれるでしょう
やはり何百年という樹が花を盛んに咲かせているこ
とが言われました。平均的に人間の寿命と同程度でも、人間には120年を何倍か越えて生きることはない
です。
桜の場合は人間ではあり得ないことが当たり前に
起きているということなのでしょうか。それは桜に
限らず樹木に共通していることなのか?
分からぬことばかりです。