昨日、「百壽」の色紙に「三年前の10月24日」としましたが、二年前でした、
訂正しておきます。 そして高齢になると時間の流れが速く感じられるようにな
ると言われていることと、この感違いは関係しているのかなと思いました。
色紙にははっきりと2010年と書いてあり、それを見ながらも三年前として
意識したのは、色紙を贈ってからの歳月の長さをかなり長く感じていた自分
のなかの時間表に合わせて読取っていたのかと考えました。
面倒な話は別にして、ある俳句関係の本で
あとやさき百壽も露のいのちかな 静雲
という俳句を読みまして、「百壽も露か」とタイトルしました。
この句は、詠み手が時宗の河野静雲という俳僧で、刑務所収容者の作句
の指導に当たっていた方の詠んだもの。死刑確定囚に向け詠まれたものと
本(『仏心の俳句』)の著者・村上護氏は解説しています。
別の本(『異空間の俳句たち』)の死刑囚が詠んだ俳句を記します。
一秒を
きざむ命や
さくら散る 夘一(27歳)
(この本では「死刑囚いのちの三行詩」として三行に行分けしています)
桜の花びらが枝を離れ、地に届くまでの秒間を命の単位としています。
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