風邪が本格的にならず通りすぎたようで「休むが勝ち」が効を奏したようで、これからはこの手でいこうと思います、先んずれば風邪を制すというわけです。今日は本格的にならずの「本」ではなく一冊二冊の本のことを昨日に続いての話です。
昨日の本をめぐる話の中で、本が書店店頭に出るまで、書いた人はもちろんですが、編集者、その前提になる出版社の企画などなど多くの人の目を経てきている、その点がインターネット上の情報とは違うと強調しました。
これは評論家の勝間和代さんの本を読んで同感したことなのです。特に出版社がどういう本を世の中に送り出したいか、そこに本の芯があるように思います。手にした一冊、『「赤旗」地下印刷局員の物語』。その内容は書名から伺えますが今回はそれには触れません、ただこの本を手にしたのは今日付の「しんぶん赤旗」を印刷所の不具合で配達出来なかったことにあります。
さて、この本は白石書店(東京都千代田区神田神保町)という出版社から出ていました。本の奥付を見ますと1973年6月発行者白石舜市郎とあります。多分この人だったと思いますが私が東京港区にいた頃なにかの会議で同席した記憶があります。小さい出版社の経営の大変さを語っていました。私の本棚には『物語』の他に『わが生きがいの原点 獄中詩歌と独房日記』山田清三郎著、『昭和米よこせ運動の記録』山本秋著があります。
眺めるのが好きで・・時間つぶしに
本屋さんを訪ねております。
図書館の本は、広範囲と古い蔵書は
図書館には叶いませんが、其処は腰を
落ち着かせて読むその環境があります
出版社は作者と読者の橋渡し役、この業界も電子書籍の影響・・に関係なく
出入りの激しさを増しながら今でも
大活躍です、おかげでいろんな書籍に
めぐり合えます。
その習性はなくならず、本屋回りは一生ものです。
のです。
良く効く気、ありがとうございました。