相撲史に関心・興味のある方どうぞ

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昔は東西が逆?

2010-10-30 20:58:29 | 日記
 大相撲の伝統的な縦「番附」は、中央の「蒙御免」を
柱に…右側が東方、左側が西方━250年余つづいている。
 素材が紙の番附における東西と、実際に正面からみる
東西は逆━TVの相撲放送は、画面の左の方が東であり
右の方が西である。
 上の画像━谷風・小野川の横綱伝授披露の図であるが
西方の谷風が右、東方の小野川が左に位置している。
〔尚、本場所の土俵上での横綱の伝授は、これが最初で
最後の儀式だった。〕
 ところが、谷風─小野川の取組の錦絵などをみると、
東方力士が右側、西方力士が左側に位置しているのだ。
現在と反対ではないか…。

 東西のちがいは、微妙な相異がともなう。つまり、土俵上
の両力士にとっては、自身の右側か左側に行司が立っている
━例えば、立合いに変化をやる場合、東方力士は左の方へ
変るとき行司の存在を意識するのではあるまいか。西方なら
右側に行司がいることを無視できまい。

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