相撲史に関心・興味のある方どうぞ

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若葉山も名力士のひとりだ

2013-05-12 20:39:40 | 日記
 若葉山貞雄の話は終ったのではない。母との“再会”を
果せなかった悲運を“発条”にした相撲史にのこる名力士
であった━。
 著者から進呈された『大相撲なんでも七傑事典』の「わざ
師…」より抜萃する。

 もっとも多くのわざを駆使した力士というと、まず栃錦〔中
略〕幕内三百二十三勝(不戦勝三を除く)の若葉山も栃錦と
同じ計五十二手で、これに痛分けが一つ〔中略〕単にわざの
多彩さで〔中略〕勝星が少ないのに同じ数の決り手を記録し
た若葉山を一位に推したい。〔後略〕

 横綱栃錦が技能賞を9回なのに、小結若葉山は受賞してない
━殊勲賞1回のみ。ほんとに不思議な物語だ。
 では、若葉山の白星から極り技を列記━『…なんでも…事典』
より。

①寄切り 23
②切返し 19
③押出し 18
④叩込み 17
⑤打棄り 16
〃突落し 16
➆足取り 15
⑧下手捻 14
⑨渡込み 13
〃捲落し 13
⑪下手投 12
⑫掬い投 11
〃引落し 11
⑭小股掬 10
〃外掛け 10
 <以下省略>

 他に、珍手「波枕」が7番も記録━これは彦山光三が古書から
命名した。すると協会幹部が、一般ファンに解り難い━と物言い。
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