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「天保七年冬場所」 序章

2018-10-18 21:11:45 | 日記
江 戸 大 相 撲 熱 戦 譜 第70回
☆天保七年冬場所★

 天保七(1836)年の冬場所は、旧十一月十一日(新暦
十二月十八日)より本所回向院にて晴天10日間興行。
 20場所前の文政九(…26)年春に西幕尻へ附出された
鏡岩(源之助)以来、生年未詳の梶ヶ濱(塚…)が東幕尻に
据えられたので幕内力士19名〔番附外出場の横綱稲妻を
含む〕全員の年齢=数え歳はわからない。
 前場所最年長44歳の由良ノ海(←四海浪)が姿を消し、
象ヶ鼻〔最高位のとき音羽山〕の入幕で春より若返った。
新大関追手風(←黒柳)ら3人が43歳で最年長。最年少は
春と変らず関谷野(後関脇稲川)の31歳。18力士の平均は
36.9歳と算出した。
 番附編成の吟味。春は“短期”だったとは云え、小柳ら
東方三役や好調の鰐石と対戦せず…追手風は幸運な昇進。
勝越して降下した者はないが、元関脇布ヶ滝(前名花頂山
←岩戸山)や、頂(→「魚」+「賁」野上)が負越して上昇の他、
渦ヶ渕(←三ヶ関)を破りながら負越した“貧乏神”桐山〔荒井
﨑の名で三役に挑戦していた。〕も入幕を果した。
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