相撲史に関心・興味のある方どうぞ

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明治神宮の何処に「土俵」が…?

2019-01-08 21:29:37 | 日記
 若い大相撲担当記者が「手数入」(でずいり)な
る用語を知らないからなのか、或いは相撲協会
とかNHKなどが使用しないからなのか…。
 明治神宮のどの辺に「土俵」〔土俵場の略〕が
存在するのだろうか。そんなものありはしない。

 「手数」という言葉は、相撲に関する古典
『相撲傳書』のなかにも、『相撲家傳抄』(『行
司家傳抄』)のなかにも、ちゃんとはっきり出て
いる。この場合、「手数」とは相撲の“技”のこと
に他ならない。〔中略〕これを「でずいり」と読む
のは吉田司家の伝承であって、例えば、正月の
“射礼”を“しゃれい”と読むことなく“じゃらい”
と読むのと揆を一つにしているに決っている。
 昭和九年夏、熊本に二三世吉田司家を訪ねたとき、
〔中略〕手数入には
神前手数入・地固め手数入・婚姻手数入・田植え手数入・
お産手数入・出陣・帰陣の手数入・方屋(土俵)手数入
などがあり、それぞれ「祓い」・「祈り」・「願い」・
「祝い」・「誓い」の意味が含まれている旨、詳細に
説示してくれた〔後略〕

 『大相撲』誌の彦山論文より抜萃いたしました。

コメント (1)
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新横綱太刀山

2019-01-08 16:41:37 | 日記
※昨日の閲覧…1,137・訪問…309
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 私見では、「明治以降の最強力士」と
思っている太刀山が新横綱で“全勝”した
ときの星。

 明治四四年夏場所、西正横綱太刀山峰右エ門

〇朝 汐(前三)突放し
〇綾 浪(前九)突出し
〇山 泉(前二)突放し
〇雲 竜(前七)突倒し
〇浪ノ音(前五)突放し
〇相 生(関脇)寄切り
〇大ノ川(前十一)掴み出し
〇碇 泻(前十)突出し
〇小常陸(前八)引倒し
〇駒ヶ嶽(大関)渡込み

 たしか「つかみなげ」は彦山選抜
175技にあったが、「つかみだし」は
どうだったかな…?
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