かねてから楽しみにしていた紀州犬愛好家による「犬会わせ会」が、紀州犬の故郷といわれている御浜町の阪本地区の折山神社の境内空き地で開催されました。
尾崎さんが世話役で、決して多くの人数・・犬数が集まった訳ではありませんが遠くは名古屋や四日市からも参加者がありました。
むろん僕も我が家の三匹を連れて行き、近所の柿沼さん親子も誘い、那智の子「小梅」と甲斐犬の「ゴン」と「はやて」も同行しました。
僕の期待は、紀州犬界では知らない人はいないであろうレジェンド的な存在の下氏が参加してくれるということで、これを機会に色々と紀州にまつわるお話を伺うことです。
いやはや紀州犬はこの地域発祥と云うこともあり、とにかくその系統的な知識はすごいものありましたね。随分と古い記憶や記録を紐解き色々と聞き及びました。
紀州犬の三大祖犬と云われる(成瀧のイチ、義清の鉄、喜一のハチ)ことから、この地域から派生していった数々の名犬達の話題も色々と聞き及び、紀州犬好きには堪らない時間でしたね。
今の紀州犬愛好家達には必ずと言ってついて回る系統的に鉄系と云われる、初代「鉄号」のことも聞き及び、もちろん僕は写真でしか見たことは無いですが、その鉄はどれだけ凄い犬であったかなど興味深い話も聞けました。
と云うことで興味深々、まるで子供に戻ったかのような時間でした。
最後に、彼は一言「犬はなんといっても性格の良さが第一やからな、どんなに姿形が良くても人に牙むくような犬は決して生かして置いたらアカン」とね、実際はもっと過激なこと言っていましたけどね(>_<)
最近は展覧会のみを目的に無理な繁殖をするから性格のダメな犬でも紀州犬として残っていきますからね。
その結果、紀州は「咬む」とか「きつい」とか「怖い」というネガティブなイメージがついて回るのですよね。
例えば家のワンコの系統の吉田さんの作ってきた犬にそんなの一匹もいませんからね。
それは大切な一番大切な原点・・犬と人との繋がりの元なんですよね。
紀州犬は元来、家族や身の回りの認めた人との関係以外ほぼ許しませんし、例え牙をむいたりはしなくてもすべて自分の決めた範囲で差別していますからね。それが僕の紀州犬という犬の持つ特性と資質だと思います。
人間の都合の良い訓練など入りません。自然な使役犬であくまでそれは信頼関係に基づくものであって、訓練によって命令されて喜んで人の言うことを聞く、そういう類の犬ではないのですよ。
だからどんなに頭の良い子でも、警察犬などには向かないのです。
彼らの頭の良さとは更にその上をいっている自然体そのものであること実感しています。
守るべきものは命を懸けても守る。気迫の犬ですね。
紀州犬好きの手前みそ話かも知れませんが、多分はぼ事実です。
尾崎さんの犬と下さん所有の犬達の写真貼っておきます。
今回は家のワンコの写真はありません。
※写真張り付け、サイズとかちょっとおかしいので待ってください。
まだ良い写真あるのですけど、どうもサイズ変更が上手くいきません。