Ryojinブログ

剣道のこと、オオカミ復活運動のこと、そして紀州犬のことやいつも行き来している大好きな京都のネタなども綴っていきます。

「壊れゆく世界の標」

2022-12-31 10:03:09 | 随想・・・。

 これは本の題です。

18日からこっちに来て一昨日家内たち(ワンコ2匹も含めてのこと)を迎えに尾鷲に戻りましたが、行きも帰りも大した渋滞に巻き込まれず無事に帰って来ました。

暮れも押し迫って街はコロナ後の活況を呈し、賑やかで以前のごとく外国人の姿もよく見かけるようになり、ようやくこれが普通の姿なんだなぁと思うと何だか感慨深いものがありますね。

  で、表題の件「壊れゆく世界の標」(NHK出版)のことですがノーム・チョムスキーと云う現代最高の知性とか云われているアメリカの学者に著名なジャーナリストがインタビューする形で取りまとめられた本です。

以前から彼の論究(特にトランプ政権とその後のアメリカと世界の状況的な話題など)は何度か目を通していて、その考えには随分知的好奇心のようなものが刺激されたのですが、今回その彼が世界のコロナ禍の中でで思索したものをまとめたような本なので買ってみることにしました。

この手の本は最初から順番に読んでいく必要はなく興味のある部分をチョイスしながら読んで行けばよいので気軽にそばに置いて気が向いたときにぱらぱらとめくるみたいな感じで読んでます。

  例え現代最高の知性といえども偉そうなこと言う訳ではないですが「それちょっと違うんちゃう・・」みたいな部分もあって、自分の年齢や今までの(まぁ大したことありませんが)経験や知識のせいかすべてを鵜呑みにはできないという性分が頭をもたげ考えの相違を感じる部分もある訳ですが、知識や情報として知らなかったことに対する理解やそれを深めることができると云うことはまさに刺激的であり、読んでいて考えさせられるしある意味楽しいし、まぁ勉強させてもらってるって感じですね。

と云うことで本の話はここまでにしておいてと。

「壊れゆく世界の標」NHK出版。定価1,078円(税込)

  興味があれば是非買って読んでみてくださいね。

 さて、この国は一体いつまでコロナを引っ張ったら気が済むのかでしょうか、まったく理解に苦しみます

  マスクもしかりで、僕でさえこの大きな負のエネルギーと云うか流れのようなものに巻き込まれ流されそうになりますからね。

それはそうですよ、行く先々で相変わらず消毒、マスク・・中にはまだ検温させられる場面ありますからね、自分の体温ぐらいわかるわ!みたいなね、テレビの番組も相変わらずマスク、マスク、食レポまで着けたりはずしたりと、もううんざりでまともに見てられませんね。

  御用学者の聞いた風な心配一辺倒の見解や御用放送のこれでもか的な情報の垂れ流し、もうどうにかしてるとしか思えませんね。

中国のコロナ情報もまさか100%信用しているとは思えませんが、ちょっと大袈裟すぎません?

  これをいいことに政府は渡航者を制限して、それが国民受け狙いが見え見えの政策であることを多分みんな気付いて欲しいですね。どこかのジャーナリストがいいこと言っていました「こんなのポピリズム政治」の典型だと・・。

  まぁとにかく来年は一体どうなるのやら、以前と同じような生活や経済的活動を行うグループとなお一層の警戒感を募らせ行動制限を推進しようするグループとに分かれるような気がしてなりません。

何だか今流行りのような「分断」と云う嫌な言葉が頭を掠めたりね、賢明な日本列島人はよもやそんなことにはならであろうことを願っています。

  何はともあれ、どうぞ皆さま良いお年をお迎えください。

失礼します。

 

 

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師走半ばに思うこと。

2022-12-17 10:42:26 | 随想・・・。

  街は相変わらずマスク亡者で溢れ、マスコミは「これでもか」と言わんばかりに、これもまた相変わらずにコロナの感染者がどうのこうのと情報を垂れ流す。

その情報を咀嚼できない弱者は、お互いがただ廻りを見回すだけでそれに合わせて行動する。

こういった国民性は今始まったことではないにせよ、まぁ正直あからさまになったのは事実で、やっぱり物事を自分で捉え状況を鑑み判断する、そういったことが余り得意ではなく、周りの空気ばかりを気にしてそれに合わせるのに躍起になる。それを最良の判断とする。

僕的には呆れてしまうとしか言いようがないのですが・・。

  まぁ、最近のこの国の現状を眺めているとそういう風にまとまってしまう訳で、何といいますか情けないと云えば情けない国民性ではありますね。(良いところもホント沢山あるのにね)

  僕はずっと前から感じていたこういう雰囲気はどこの共同体にも深く浸透していて、例えばですが何か不祥事があった組織の人間がカメラの前で並んで揃って頭を下げたりね。誰に謝ってるんだかさっぱりわかりまへん!(^^)!

そういったことって何だかこの国の社会構造の縮図のようなものを見せつけられているようでいつも暗澹とした気持ちにさせられます。

とにかくこの国の組織という存在の中ではおおよそよく似た雰囲気が蔓延していますよね。

  まぁ、と云っても僕的には今やほとんどその蚊帳の外にいるのでどうってこともないのですがね。

  さてさてコロナは世界ではもう過去のことになりつつあるのに日本だけは一体どうなってるんだと思うのは僕だけじゃないと思いますけど・・・。

先にも言いましたがマスコミは相変わらず毎日毎日コロナ感染者の数を並べ、そらワクチンはどうのこうの・・一体何回打ったら気が済むんか「まだやってるんかい!」みたいな感覚を持つ人って多分僕だけではないでしょう。

この国はいよいよコロナに感染しないということが何よりも優先されることになってしまったんだと思いますよ(笑)

過去のパンデミック(と云うほどでも無さそうですが・・)の周期を考えても騒ぐ時間が長すぎ感は否めませんものね。

  政府はその分類を2類から5類に変更することを検討するなんて言ってますけど・・なんか遅くないですか?

ウイルスの弱毒化の法則など初めから判っているのにね、皆んな症状が軽いから普通に行動しちゃう訳で、それ故感染が広がるそんなのは当たり前のことで、今までの風邪と同じ状況だと思うのですが、コロナ脳に侵されてしまった人にはそれが理解できないみたいで困ったもんです。

話変わりますけどPCR検査って・・いつの間にか消えちゃいましたね(^^;

とにかく「いちいち検査ばっかりして感染者にカウントされるのを喜んでるんじゃないぜ」と言いたくなりますが、人にはそれぞれ判断基準がありますからね(-_-;)

  そこでまた情報弱者・・ここではそういったテレビや新聞くらいしか情報を得られない人達のことを言ってる訳ですが、この人達がまだまだ世の中大半を占めるんだと云うことが今回良くわかりました。

やれやれこんな零細ブログでとやかく言ってもどうってことはないのですが、やっぱりもっと突っ込んで物事の本質を知ろうとする知的努力はやっぱり必要だと思いますがね。

身の為ですわ。

  何はともあれ、この約3年間で随分と物事やその価値観とかが入交り変質し変容しちゃいました。と同時に逆に今まで見えなかった日本だけではなく、すべての人間社会の本質のようなものも焙りだされましたよね。

功罪と云えばそうなのかも知れません。それを見直すと云う意味ではですが・・・。

  閑話休題。

明日から京都に行きます。

年末の恒例ですが寒そうですね。

今回のは相棒は「那智」ではなく「コク坊」を連れて行きます。散歩がきつい(>_<)

愛車ボロボも冬用タイヤに取換えしなくてはなりません。

年賀状も書きます。

久振りに開放された武徳殿で剣道もやります。

自然形態で身体メンテナンスもします。

飲みにも行かなくちゃ(これが一番の楽しみかも・・)

  という風に案外することが多いのですよね。

終わります。

もう一回くらい書きますから、年末の挨拶はその時に・・。

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ああ‥剣道。

2022-12-06 13:19:20 | 随想・・・。

  この表題は亡くなった友人の榎本さんが、ずっと以前に地元新聞にコラムを書いていた時、剣道の試合を見て綴った記事の題です。懐かしくて使わせてもらいました。

  先日東京であった八段審査会のことですが、ここで僕の剣友が二人八段に昇段しました。

いやー審査結果をみて正直こんなに刺激があったのは初めてのことで、何だか急にむらむらとやる気が湧いて来ましてね、最近しばらくは審査そのものの有り様やその合格率の異常さにどこかそっぽを向いて、全剣連がどうのこうのと拗ねていたような感じの僕でしたが、ちょっと心を入れ替えてもう一度頑張ってみようと決心させてくれる事となりました。

  二人とも何度か一時審査には合格していましたが、僕と違って最近のコロナ騒動にも負けず、懲りることもなく黙々とこの難関に挑戦し続けてきたんんだなぁと、まさしくその成果が現れたんだと、僕にはそんなイメージが湧きました。

本当に心からおめでとうと思いましたね。

  一人は京都の宗進さん(京都の剣道連盟の事務局やってます)彼は僕より一つ年下です。この人とは会って機会さえあれば必ず稽古をしていた間柄です。

もう一人は宮崎の大重さん(元刑務官)彼は同い年で40代の頃、奈良の柳生での全剣連主催の剣道講習会で剣道漬けの日々を一緒に過ごした仲です。

審査会場でもよく会って話してましたが、とにかく頑張ったなぁと労いたいですね。

  僕はこの二人に御礼を言いたいくらいです。

今後はまた八段に向け、きちんと剣道に取り組んでいこうと思わせてくれたんですもの。

そう、心を入れ替えるきっかけを与えてくれました。

「剣道はやっぱり個人の問題である」誰がどんな考えでこの八段審査をやろうとそれは関係なく「個人で片づけるべく問題である」と良い意味開き直りましたよ。

  陰に日向に僕の八段挑戦を応援してくれる人もいます。

これからは「何を成したか」にこだわらず「何を成そうとしたか」を心に留めてまた精進しようと思います。

  好きなものや好きなことは多々あるのですが、中でも「剣道」はやっぱり僕の最高のアイデンティティそのものなんですよ。

続けていて本当に良かったと思います。

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