僕はずっと以前から歳を重ねていくということに対しては余り抵抗がなく、当たり前と云えば当たり前ですが、誰であれ順繰りに人は老いていくと云うことは判っていて、それにはどれだけ抵抗しても無駄というものです。
ただ最近思うに、今のこの年齢になることによって初めて気付くこととか理解できることとか云うものが必ずあって、歳を追うごとに物事を観るというか「眺める」ような意識がひとつの光景のように広がり、新たな発見があったり、今までと同じようなことでもそれが形を変えたり変化したりして、その視点が益々多様化して今まで見えなかったようなものが見えてくる、と云うようなある意味「楽しみ」と思えるようなことも多々ある訳です。
今のところ70歳になったら見える風景のようなものがどうなるものなのか、今とどのように変化するのか何だか楽しみで、そういう意味では歳を重ねるということがまんざら厭でもないのですよね、僕は・・。
ですから精神的には老いると云うことは、やっぱり一種楽しみでもあるのですよ。
ただね、肉体的な面についてはどうしても不安が付きまとい、それはどうしても気になりますし、少々焦ります、これも事実です。
まぁそのあたりの心配事にどうけりを付け、整理するかが問題なのですが、漠然と以下のようん事考えています。
バカ野郎と笑わないでくださいね。
だから、剣道と筋トレとか運動を欠かさずに更に男性ホルモン出しまくってね、それにまだ中途半端な渓流釣り、それに大好きな飲み食いと京都生活・・更には映画や演劇など、まぁいわゆる芸術的な感性も含めてね、その辺を更に磨いてやろうと思っていますよ。何だか忙しそうですけど、そのくらいがちょうどよいのですよ。
結局これが一番だろうと結論付けていますよ。
「なんだ、結局は今と一緒じゃねぇかよ・・」みたいな、ただの延長という感じですけどね!(^^)!
70歳になっても「あの人絶対に70歳には見えないよなぁ」と言われるような70歳になる。70代はずっとそうある。
80歳になったら「あの人80歳ってウソやろ!」とか言われるような80歳になる。80代はずっとそう。
90歳になったら「あの人あれで90歳やって凄いなぁ」と言われるような90歳になる。90代は益々盛んに生きる。
100歳になったら「あの人100歳やって、元気過ぎやろ!」と言われるような100歳になる。
まだ生きるんかい!みたいなね(>_<)
一応100歳で止めておきますが、後は人生の最晩年、ゆっくりと幸せな人生を回顧しながらのんびりと、たまに剣道したりしてね、竹刀抱えて死んでやるのもいいかなぁとか、飲んで寝てそのまま終わりとかね、こんなん最高とか、色々と妄想していますよ。
大したことを成し遂げた人も、それを成そうとした人も、そうでない人も死んだらおしまい・・・。
「死」は自分ではわからないから、結局は家族や親しい人や自分を取り巻いていた人達のものであり、決して自分のものではないですからね。養老先生も言ってました。
あーやっぱり「死」は自分のものではないけれど、人生は何があろうと自分のもので、廻りを巻き込んででも自分で楽しむものなんだとつくづく思っていますよ。
終わります。