Ryojinブログ

剣道のこと、オオカミ復活運動のこと、そして紀州犬のことやいつも行き来している大好きな京都のネタなども綴っていきます。

オオカミ協会の講演会

2013-10-29 17:20:42 | オオカミ復活

  昨日28日、新宮市でオオカミ協会の講演会が開催されました。

<オオカミが日本を救う・・in紀州>副題に「シカの増えすぎはオオカミでしか止められない」というテーマです。

会長の丸山先生は早朝に奥様と共に伊豆の自宅を出られ約8時間かけてこの紀州の遠方に来られました。同時に常務理事の田中さんご夫妻も遠く千葉から来られたとのことで、彼らの懸命な熱意のようなものがひしひしと伝わってきて、身が引き締まる感がありました。

僕たちはそれに答えるためにも事前にポスターやパンフなども配布しこの日を迎えましたが、まぁ20人~30人程度集まってくれればありがたい方だと先生ご自身も思っておられたようですが、何と会場が一杯になるほどの76人超の聴衆が集まってくれました。

このような講演会では滅多にない人数だとのことで大変喜んでおられました。

参加者も多種多様で林業関係者から地域の公務員、教師、医師、自然保護運動家、この問題に興味のある主婦の方なども含め様々な顔ぶれで、昨今のシカやサルなどの獣害問題に関心を寄せる人々がいかに多いかと云うことを思い知らされました。

丸山会長は1993年に協会を立ち上げ、これまで約20年間様々な講演や研究発表を行い、その間不当なバッシングにさらされたこともあったようですが尚且つ、今日まで信念を貫いてきています。ですのでどのような状況でもどんな質問や疑問にも何ら慌てることなくすべてにこれまでの事例や経緯、自身の考えを交え即座に答えることの出来る、このオオカミとそれに関わる全般的な問題に熟知した真の専門家だといえます。

講演会の内容について僕が直接的に思い知ったことはオオカミに関する知識や情報がほとんど知られていないと云う事実でした。

まぁ、当然と言えば当然で致し方のないことなのですが・・・困った輩も中には居て・・何というか・・・・オオカミに関する雑学的な知識とでも言いましょうか・・・それだけは持ち合わせていて、それがすべてあり自分は相当オオカミには詳しいんだ・・・みたいな感覚で大きな声で会場を盛り上げて・・・?しまう訳です。これには僕も辟易しました。

 そんなことで講演会は大盛況に終わりましたが、僕の感想は、これからこの紀州、吉野地域でも小さいワークショツプのようなものをこまめに開催し、オオカミに関する知識や運動の目的などの勉強会を行って行くことが重要だと云うことです。

同時に、丸山先生が最も懸念しているは、これらの活動や運動に対し耳を貸さない官僚の現状維持的な体質的問題です。

毎年莫大な経費がつぎ込まれる国の獣害対策費用やハンターの激減による狩猟圧の低減化・・・それらが相まってまったくと云って良いほどの効果の無さ・・・これにより益々重篤化する被害・・・この異常事態に対し、我々の税金を垂れ流し同然にしている、こういう現実をいつまで放置しておく気なのか疑問でなりません。

その一方で僕はこの獣害問題は「すでに飽和状態にまで来ている」という気もしています。どこを見ても人が檻の中で農作業をしているとしか思えないような光景は異常でしかありません。こんな現実はもう限界でしょう・・・・。

僕は先生にも話しましたが、多分、このオオカミ復活運動は実現にまでこの先様々な壁もあるでしょうが、近々必ず国が本腰を入れざるを得なくなると思います。そうなれば官僚の態度は180度変換します・・・官僚の立場なんていうものはそんなものでしょう・・・過去の事例からして・・・・ですからこの運動はこまめに強く、政治家なども巻き込みながら国民的問題に対する社会運動として推し進めて行けば必ず日の目が当たると確信しています。

  実際のオオカミの導入はオオカミ協会がやる仕事ではありません。そういう方向性が決まれば後は国家レベルでの推進となり、担当省庁の環境省から導入候補先との交渉に外務省・・・とこういう経緯を踏むと云うことです。

その為にも随時この運動は推し進めていくことが重要だと痛感しています。実際、長野県などで県会で議員が知事に対し質問をしていますが回答はピント外れなものでした・・・国からのと云うか環境省の官僚組織から「ことオオカミの導入問題については押さえるように」という通達まで来ているらしく、ですので県レベルの行政サイドは否定的にならざるを得ないと云うのが現実らしいです。

このことは裏を返せば対案としての重要な位置にこのオオカミ再導入問題が存在しているという証であり、様々な調査事実(約10万件の署名の提出や10年前と今とでアンケート調査による導入賛成者が数倍の43%にまで伸び、反対の15%を大きく引き離している。残り45%の人は「判らない」と回答している)があるからに他ならないと考えます。

そういうことです・・・・。

  話は丸山先生のことです・・・・・僕は講演の後の慰労会で先生に対し、元々専門でもない(当然で日本にはオオカミが居ない・・・従って研究の対象にすらならない・・ということ)このオオカミの研究に没頭してきた、そのきっかけについて訊ねて見ました・・・(僕的にはこれに一番興味があってどうしても一度は聞いておきたかったのです)

先生曰く・・・もう20年以上前に赤鹿の調査の為アメリカ?(どこかは聞き忘れた・・・)に出向いてその赤鹿の群れを観察していたらその群れが立ち去ったすぐ後に突如・・・・森から犬のような生き物が二頭現れ、それを見た先生が思わず「あれ!シェパードじゃないか?!」と叫んだら、そばにいたガイドが「あれがオオカミですよ・・・」と教えてくれたそうです。その時に先生は、オオカミとシカそれらを取り巻く相関関係と生態系の存在についてのことが突如頭を巡ったらしいです・・・・それがすべてのきっかけだと言っていました。いかにも学者らしい話で、どちらかと言えば感動的な出会いを期待していた僕にしてみれば拍子抜け・・・・でもないかな・・・。

と云うことですが、いずれにせよその後の先生の研究はさぞ大変だったことだろうと推察します・・・・だって日本には先達の研究者もいないし、第一オオカミそのものが存在しないのですから・・・・。

先生の話は学術的であまり情緒的なことは言いません・・・でもしかし・・・その話しぶりの所々にオオカミに対する思い入れの強さのようなものをいつも感じます・・・「出来るだけの協力はしていかなければ・・・」と今やっと本格的に思い始めました。

巡り合わせのような気がしてなりません・・・。僕が子供の時にむさぼり読んだ「シートン動物記」によって触発されたオオカミへの思いが今この歳になって目の前に現実的なこととして現れました・・・・何とも不思議な感がしています。

 

 

 

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栖鳳展に行ってきました。

2013-10-27 09:31:56 | 随想・・・。

京都市美術館で開かれている「竹内栖鳳展」を見てきました。凄いですね。

極限を超えた筆捌き・・・・という表現がまさに現実として迫り来るものがありました。

「近代日本画の巨人」という副題が付いていました。幕末から昭和まで生きた画家です。

パリ万博に赴き西洋美術の影響を大きく受け、その後は旧来の日本画のスタイルに西洋画の要素を取り入れ日本画の近代化に大きく影響を与えた人らしいです。

20~30代の頃の迫力が40代、50代になると線が単純になり同時に色鮮やかにもなってきているようでした・・・更に60代になると人物画なども増え、作品によっては酒だつな雰囲気も醸し出していました。

動物や自然をテーマにした作品が多く中でも日本で最も有名な猫・・・・重要文化財「班猫」(※今回は展示されず後期展でお披露目されるとのこと)は余りに有名です。

獅子(ライオン・・・)や虎は従来の日本画の写意的(対象の内面を表現する為、敢えてディフォルメして描かく手法のことらしい・・・)な表現とは異なり写実的で現実的です・・その分ふすま絵などに描かれたものはあまりのリアルな迫力で他を圧倒しているように見えました。他にも象から犬、猫・・猿・・狐・・狸・・兎や家禽類に至るまでその構図があまりに見事でつい見入ってしまいます。

僕は特に「枯野狐」という作品に心惹かれました。その狐の表情にです・・・もちろん「金獅子」の迫力にも圧倒されましたが・・・・また「飼われた猿と兎」という作品の前に立った瞬間・・あの動物やその周囲特有の臭い・・・のようなものまで一瞬ですがはっきり感じました・・・錯覚・・とは判っていますが・・・。

晩年の人物画で「日稼」という作品があります。東本願寺の庫裏でくつろぐ少女の一瞬の表情を捉えたものです。これも引き込まれるものがありましたね・・僕的には・・・。

等々・・・・とにかく素晴らしい展覧会でした。すぐ横で「下絵を読み解く・・竹内栖鳳の下絵と素描」という展覧会も併設されていて、そこも見て回りました・・・あの素晴らしい作品の数々の元になった下絵や素描達です・・作家の苦労というかその果てしない研究心には何とも圧倒されましたね。天才といえども・・と云うか天才故の苦労・・・のようなものですね。

と云うことでとても有意義で豊穣な時間を過ごすことが出来ました。

京都は前日まで台風の影響で生憎の雨でしたが、その日は雨は上がったもののまだどんよりした曇り空でした。

会場の片隅で一休みしていたら上の天窓が急に明るくなり、やっと雲が切れ出したんだなぁ・・・と何となく明るい気分になり、またしばらく作品を見て歩き楽しみました。

表に出たら綺麗な青空も少し垣間見え、駐輪場の桜の葉もすっかり色づき、爽やかな秋の気配が回りに漂っていました。

いい時間でした・・・・・。

 

 

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日本人のマナー。

2013-10-25 17:09:17 | 随想・・・。

最近、中国人のマナーの酷さについてあちこちのマスメディアで取り沙汰されていますが、あれやこれやと本当に困ったもんだなぁ・・・と思うのは誰しも同じでしょう。

さて、それはそうなんですが、ただ僕らの身近でも最近よく似た酷い風景に出会いますよ。

スマホしながら運転する・・・・以前はメールしながらか・・・と思っていましたがスマホの普及で何やら画面をいじりながら・・運転しているんですよね・・特に若い人に多いですね。

どこかの誰かがスマホいじっていて電車に気づかず踏切に侵入し跳ねられた・・・顛末は知りませんが・・・。

アッタマ悪いやっちゃなぁ・・・としか思えませんね・・正直・・・その言葉しか浮かんできません・・・。

先日もその手の自転車ぶとつかりそうになり思わず「こらっ!危ないやろ!」と口走ってしまいました。

中国人のマナー問題がいろいろ言われていますが「何も変わらんよ・・・・それと・・・」と思うわけです。

「人の振り見て我が振り直せ」などという格言ありますが、その通りですね・・・まったく。

余り変わらないです・・・その辺の神経は・・。

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食べること。

2013-10-25 16:35:07 | 随想・・・。

この前いつも行く魚屋の奥さんに「「オカダさんって美食家なんやね・・・」と言われ、少々唐突で「えーっ」と思いましたが、それは僕が「今日は何食べようかな・・・」といつも朝起きた時とかには夕飯のことを考えることを話した後のことです。

正直、それは本当で「食べる」という行為は僕の生活の中でとても重要なものであるということはいつも充分意識しています。

食べる楽しみは人の営みの中でも最も大切なもであると心底から思っているからです。

ただ・・・僕は「美食家・・・」などではありません。本当にそれとは意味が違うと考えています。

僕は「美味しいものを美味しく頂く・・・」これに徹しています。そういう哲学です。

「高価で豪華なものを美味しく頂く・・・・(大体にして美味しいに決まっているじゃないですか・・・)」でもなければ「安くて質素なものを美味しく頂く・・・」でもありません。

繰り返しますが「美味しいものを美味しくいただく・・・」です。

食べる・・・と云う幸せ・・・いつも感じながら食べて飲んでいます。その行為に感謝しつつ・・・・かみしめています^^^^。

それはそれで最近ちょっとお腹を絞らんといけない・・・と思っているのですが・・・・まっいいか・・・。

 

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京都ではしご・・。

2013-10-21 16:19:49 | 京都のこと

 先週は色々と所用もあり出張も重なり・・・で1週間程京都にいました。

土曜日が1日空いたので尾鷲の友人コマさんに「ちょっくら京都に出てきませんか・・・」と連絡をしたら「ちょうど京都にでも行って買い物をしようと思っていたところ・・」と言うではないですか、それは好都合と云うことだったのですが連休も重なりこんな時の京都のホテル探しは極めて大変ですっかり諦めかけていたら何と最後に一部屋何とかキープすることができてやれやれでした(一泊18,000円とのこと・・・トホホ^^^ですが、彼はさほど気にしていない様子でさすが余裕の独身です・・)と云うことでした夕方高島屋前で待ち合わせをして二人でいそいそと飲みに出かけました。

※注:このコマさんは鹿児島出身・・独身で会社勤めのリーマンですがホント自由人です。一人でどこでも出かけます。因みに車は運転しません。 剣道仲間ですが最近はサボっている・・・。

その日は僕も初めての「四富会館」(四条富小路にあります)という・・飲み屋横町というか建物の中にある狭い路地の飲み屋街・・・からです。最近はネットなどで少々知られるようになって観光客もよく顔を見せるようですが・・・如何せんそのディープさのあまりちょいと覗いて帰るみたいなお客も多いようです。

僕は場所だけの情報は持っていましたが居並ぶ飲み屋の配置や中身は余り詳しく調べていなくて、結局一番奥のお店から・・・と云うことで入ったそこはスナックでした^^^^もちろんいきなり歌を歌う訳でもなくビールを飲んでここの情報を聞き取り・・・次へ・・ところが左右に居並ぶお店はまだ準備中だったり若い子のやってるお店は「すんません・・今日は予約で・・・」でだったりで、入り口近くの「信濃村」というお店に入りました。

五十絡みの女将さんらしい女性が準備中にも関わらず笑顔で「少しだけお待ちを・・・」と僕らを受け入れてくれました・・この女将さんはお昼はOLで夜ここで商売をやっていると云うことでした・・・いやぁーやるなぁという感じで、その恰幅の良いスタイルに着物が良くお似合いの魅力的な女性でした。信州出身で「信濃村・・・・」ということです・・。

結構話しも弾み、そこそこ飲んでしまいましたが、今日はともかくはしごの日ですので良いところで切り上げまたの約束をして次・・・やはり「よしみ」(三条木屋町)でしょう・・・と云うことで、タクシーの距離かな・・・?と思いつつもコマさんに言われるままに歩いて^^^^行きました。前にも書きましたが僕はここでは「魯山人」という伏見のお酒を頂きます・・・旬のサンマのお造りやワカサギ天ぷらなどで二人でまた2、3杯・・・・で夜も更け、ここは最後、コマさんの好きな馬刺しを・・・と、今度はタクシーで僕の家の近くにある「リベル食堂」(北白川バス停前北側にあるガラス張りの2階)へ・・・若い店主のやっているこの店もこれも結構ディープな雰囲気でいい店です。

酒も相当揃っていますし、料理も皆安くて美味しいですが、特にここの馬刺しは本当に旨いんです。熊本からの親密なルートがあるらしく中々こんな馬刺しは頂けません・・・そしてリーズナブル・・・・ここでは僕はハイボール2杯・・コマさんはまた焼酎を飲んでました・・・さすが・・・。

そんなこんなで楽しく飲み歩いた話で何でもありませんが・・・・以外と二日酔いなどにはなりませんでしたし・・・・初めから予定したハシゴ・・・と云うのもなかなか良いもんだなぁ・・・という新たな発見でした^^^^^。

 

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